■2012年4月16日:Thermaltake VL80001W2Z Review
ソンクランに遊びに行けなくなったので、パンティップ・プラザに行きパーツを買ってきた。
以下は購入したパーツの組み立ての模様である。
Thermaltake VL80001W2Zは日本では7,254円(4/15、価格.com調べ)であり、
私がパンティップで買ってきた価格は1,090THB。4/15のタイバーツのレートは
1THB = 約2.63円だから円に換算すると約2,867円。
本機は豊富に在庫があり1,300THBで売っている店もあったが、
日本では発売されてから2年以上経っているモデルなので、安い安いと手放しには喜べない。
それでも、恐ろしく安いことに変わりは無いだろう。
何しろ、パンティップでは1,000円以下のケースもごろごろしているのだ。
マシンの構成は以下の通り:
カテゴリ | メーカー | モ デ ル | 詳 細 | 価 格 |
CPU | AMD | Phenom II X4 965 Deneb core SocketAM3 | 3.4G/L2=512Kx4/L3=6M/125W | 5,500THB |
メモリ | G.SKILL | F3-10666CL9D-4GBNQ PC-10600(DDR3-1333(1600で駆動)) CL=9 4GB |
2GBx2 Dual Channel | 3,300THB |
マザーボード | ASUS | M4A88TD-V EVO/USB3 | AMD 880G+SB850 | 4,190THB |
ビデオカード | AMD | integrated | Radeon HD 4250 | - |
サウンドカード | Creative | Sound Blaster Audigy2 ZS | 16,588JPY | |
HDD | 日立 | Travelstar 5K500.B-320/HTS545032B9SA00 (VAIO Y VPCYB15AH/Sの搭載品) |
SATAII 5400RPM 320GB/8MB | - |
CDD | ASUS | DRW-24B3ST (DVD±R/RW x24 Super Multi) | SATAI cache 2MB | 600THB |
FDD | NO FLOPPY | |||
内蔵LAN | Realtek | RTL8111E | GbE | - |
電源 | GVIEW | GV20XD | 500W | 1,300THB |
ケース | Thermaltake | VL80001W2Z | ATX/Full Steel/Black | 1,090THB |
Monitor | NANAO | FlexScan S2411W-BK | 24.1inch wide LCD | 133,142JPY |
OS | Microsoft | Windows 7 Home Premium x64 Edition 英語版 | 3,600THB |
ケース正面。デザインはまあまあ。 | 後部より斜視 | 側面のカバーを開けたところ。内部は至る所に 格子が開けられており、スチール製にも かかわらず重量軽減に貢献している。 |
中に入れるもの。 | OSとサウンド・ブラスター。こんな骨董品まで。 | |
写真左: 安いからと何の気なしに買ってきた電源だが、 買って来て失敗したと思った。 見た目新しい規格を採用していそうだったので 安心していたのだが、 12VがV1とV2合わせても25Aしか無いのだ。 箱の外からは出力仕様が不明だったのだが、 買う前に箱の中身を見せてもらうべきだった (普通そういうことはさせてくれる)。 今は良いが、おいおいグラボを買って 差したらどうなることやら・・・ さらに、 ケーブルも直付け式だったのが痛かった。 |
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前面パネルは手前に引っ張って開ける。 ツメが折れないか気が気でなかった。 |
5"スロット・カバーのトップ・スロットは 最初からインナー・カバーが空いていた。 電源を設置する底面もメッシュ仕様に なっている。用意の良いことだ。 |
5インチスロット・カバーを一つ外したところ。 工作の仕上がりは良いが簡単に曲がるので 注意して扱わないといけない。 |
ファンはひとつしか付属していないので、 前面パネルと3.5"シャドー・ベイの隙間に 差し込み、全面からネジで閉める。 |
マニュアルに2.5" HDDを搭載可能と書いてあったが、イマイチ内容が不明確でしばらく 悩んだところ、ケース裏面にビス穴があり、底面にHDDを固定する。つまりケースを買って 素のままでの状態で、1台のみ2.5" HDDを搭載可能ということだ。 |
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電源を設置する底面には小型の電源固定用の 位置決め金具が裏面からネジ止めされており、 これを外さないと電源を収納できなかった。 |
ファンが邪魔でマザーのリアパネルを 設置し難かった。 |
背部の拡張スロットは面倒な位置固定 パネルが装備されている。私はこういう余計な お世話が嫌いなのだが・・・ スロットカバーは 最上段と再下段以外はもぎ取り式である。 |
2度と外すことがありませんようにと、 Phenom II X4 965BEを慎重に設置する。 ピンが曲がっていないかどうか 2,3回脱着して確認した。 |
マザー・ボードを設置したところ。 | 側面のカバーは縦ではなく横から嵌める 形式で、慣れないと扱い辛い。 ちなみに側面カバーを止めるビスは展示されて いたからだろう、既にネジ切れていた。 |
テスト中。電源ユニットのスイッチまで赤く光っているのが渋い。 | ステッカーを貼って作業完了。 |
組み立てが完了し、いざ電源を入れて見たが画面に何も映らなかった。
しかもマザーからピーピーピーピー音が聞こえてくる。
モニタの違う系統のケーブルに差し替えてみてもダメだった。
もしかして前回しまう際に内蔵ビデオをOFFにしてあったままかもしれないと考え、
CMOSをクリアしたところ、正解。難なく画面が表示された。
インストールには何の問題も発生しなかった。
ただ、3D MARK 11をインストールしたのだが、
880Gに内蔵のRadeon HD 4250はDirect X11に対応していないことを思い出し、
プログラムを走らせもせずに削除した。
Windows 7のWindows エクスペリエンス インデックスの評価点。
メモリの点数がヤケに低いのだが。。。
まあ差し当たって使う予定の無いマシンだからどうでも良い。
HDDの点数が少し低いのもノート用のHDDなので致し方ないだろう。
3D MARK 06のスコアは2247点だった。
過去に同じ組み合わせの構成で使っていたので、これにグラボを差せば18000は越えてくるだろうと予想する。
外付けグラボが無いだけでこの結果なのだから、不思議なものである。
<3D MARK 06 SCOREの総合結果はこちら>
さてケースの総評であるが、全体的に安っちぃ。
そんなことはないだろうが、プレスでバーンッといっぺんに抜いて、
後はちょこちょこ曲げてかしめて加工した感じである。
板金の端面はキチンと面取りされていたので、その点は良かった。
デザインは悪くないが、所詮スチール製なのでアルミの削り出しに質感で敵うわけがない。
安物なので、安物と割り切って使うべきである。
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