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■2010年8月15日:自作機の仕様決定!!(パンティップ・プラザ)

8月12日、タイは王妃様の誕生日で祝日(日本で言う母の日にあたる)に、不信心な管理人は
先日記事にした部下に売却する自作機のパーツを買出しに、パンティップ・プラザに行ってきた。
妻は田舎からお義父さんが出てきてお義姉さんの家に宿泊しており、会いに行っているので不在だった。
あの女はなんと朝6時前に起きて出掛けて行った。たいした張り切り様である。


壮絶な客の争奪戦が行われるパンティップ・プラザ1F。
写真は美容用品店だと思うのだが、お色気作戦を実施中。

AMD "Nile"に関する情報は前回前々回と同じ。新たな収穫は無かった。

3DMark06 score:動作せず
category manufacture model detail price note actual
CPU AMD Athlon II X2 245 2.9GHz/1MBx2/65W 1,970    
memory kingston PC3-10600 (DDR3-1333) CL9 1GBx2 Dual Channel 1,780    
mother boad ASUS M4A785TD-V EVO AMD 785G+SB710 3,590 used 3,180
video (integrated) AMD/ATI Radeon HD 4200 - - -
sound (integrated) VIA VT1708S HD 8ch Audio - - -
HDD Western Digital WD Caviar Green WD5000AADS SATAII RPM N/A 500GB/32MB 1,950 used 1,420
OPD LG GH22NS50 (SATA) DVD±R/RW x22 SuperMulti 490 used  
FDD - - - - - -
LAN (integrated) Realtek RTL8112L GbE - - -
Power DTECH EB-700 700W 1,200 used 990
case FINEX FX507BR ATX/steel/Black,front Red 350  
keyboad PSTAR P-K909  PS/2 100  
Mouse OKER MS-1730R USB/wireless 350  
Speaker Logitech  S-150  USB 460  
port USB2.0x8 (front 2,rear 6),IEEE1394x1,eSATAx1,HDMIx1      
OS Windows 7 Home Premium 32bit/英語/DSP版 3,800  
Total(単位は全てタイ・バーツ) 14,890
 日本円にして(8/12の為替レート 1THB = 2.673円) 39,801    
これを7,000THB (18,711円)で売ろうというのだから、出血大サービスである。


CPUとメモリを購入した「J.I.B. COMPUTER」のCPU価格表。
今回パンティップ内を上から下まで舐め回した結果、この店が価格はMINだった。
同店はパンティップ内に何店も店舗があり、3Fだけで3〜4店舗あったので、見つけやすいはずだ。
危惧した通りメモリは1,500THB超えだったので、CPUはランクを落としてAthlon II X2 245を選択した。
別の店で240も売られていたが、そもそものベース価格が上だったので、この店の245より高値だった。
メモリはDDR3-8500なんてのは売っていないか、売っていても割高だったので結局DDR3-1333にした。
今は円が高いこともあるがAthlon II X4 245 1,970THBはこの日のレートで換算すると5,266円であり、
価格.comの最安値で5,969円。
Phenom II X4 965BE 6,350THB (HDZ965FBGMBOX/125W版)は16,974円で同じく価格.com最安値が16,770円
(何故か140W版が16,970円だった)。恐ろしく均衡しており、市場操作の偉大さを感じる。
この価格で利益が出るのだろうか? この店より高い価格は、その分が店のマージンというわけだ。
Phenom II X4 965BEは登場当初日本より5千円以上高かったものだが、1年余りが経過して落ち着いてきたのだろう。
この店のクレジット・カード利用手数料は2.5%。VAT 7%は取られなかった。

AM2/AM2+のCPUは既に殆どの店から消えていた(マザーは未だごろごろしている)。

マザーボードは6月に4,190THBで買ったASUS M4A88TD-V EVO/USB3が3,550THBで売られており、愕然とした。
2か月でこんなものかよ〜orz 4,000THB越えは随分高いと感じたものだが、初物価格だったわけだ。
組み込む予定のASUS M4A785TD-V EVOも予想より値下がりしており、再安で3,180THBだった。

今回光学ドライブでかなり頑張ってバルク品を見つけてきたのだが、4Fのこの店はバルクというより思いっきり
何処かからおっぱずしてきました、という感じで、最初買ったものの裏をひっくり返したところ、
ひどく汚れていたので綺麗なものに交換してもらった。で、レシートも寄越さないような店なので、
壊れていたら直ぐ交換してもらいに行かなければならないので、帰宅後直ぐに動作確認をした。
製品の外側には型番等を示すもの(ラベルとか)は何も無かったので、この型番はBIOSが認識したものである。

 
パッケージのおねえちゃんの写真につられて買った、
USBのwirelessマウス。350THB。
OKERというのはcrown computerという
タイのメーカーのブランドである。
そもそもこんな姿勢でパソコンを使う必然があるのか
どうかさえ不明だ。
選んだ色は、売る相手はそういう柄の人物では
ないのだが、これが喜ばれるか怒られるかは、
後のお楽しみである。
妻へのプレゼント。
やっとオーディオ・ケーブル接続のスピーカー、
CREATIVE SBS A60を見つけて買ってきた。
これで彼女も喜ぶだろう。
MAX 540THBなんて価格で売られているのを、
だいぶ探し回って390THBで仕入れてきた。


最強のPCケース、350THB (936円)。4F中古売り場で買ってきた、もちろん新品。
この価格でファンまで1個内蔵しているのだから願ったり叶ったりである。
ケースは1Fでもごろごろ売られておりこのタイプのものも有るが、倍以上の値段だったりするので、
持ち帰る便を考えるとフラッと買ってしまいがちだが、4Fまで足を運ぶのが正道。
同じ店で300THBなんてのも有り、最安値更新と思わず手が出そうになったのだが、
「そいつは奥行きが狭いぜ」と店員が教えてくれたので危うく踏み留まった。
これを買っていたら、下写真にもあるがマザーボードが収まらなかったはずだ(要するにMicroATX用)。
良く見ると3,5"と5"のベイも複数あるのだが、どう見ても1個ずつしか収まりそうにない間取りだった。
(格安ケースはこれも参照)


内部写真。電源設置用ラックの支えがいささか頼りないが、まあ私が使うのではないからいいだろう。(こらこら
このタイプのケースは、そのレベルである。軽量で、極限まで低価格を追求している。まさに入門用である。
背部の拡張スロット用パネルも、折り取り式で一度外したら(というか剥がしたら)
ブランクを買ってきて付けなければならない。


ATXでもフル・サイズのマザーは設置がかなり苦しい。ギリギリだ。
もちろん、大型のグラフィックス・ボードなど入らない。マザーボード設置用の6角ビスも6本しか付いておらず、
このタイプのケースはネジ穴もいい加減なので慎重に作業したつもりだったのだが、
1箇所ネジ穴がネジ切れてしまった。前面にファンを設置する余地も無く、
何処までも格安ケースである。背部の外板などベコベコだ。
組んでみてから判明したのだが、この350THBのケースも、5"ベイで使えるのはトップベイだけで、
後の2段はマザーにぶつかってドライブが入らなかった。

組み込みそのものは1時間ばかりで終わった。
自作の早や組みトーナメントがあれば、私は優勝できるだろう。
今回自作をしていて特に問題は無く、すんなり組み上がった。
強いて言えば、問題点はケースがガタガタなことくらいだろう。
性能的には、Phenom II X2 550BEと比較して、Athlon II X2 245でも全く遜色無いレベルだ。
ベンチマークこそ動かなかったが、何ら体感差は無い。
補足だが、DTECH製の電源は過去にも書いたが安いだけであまりオススメ出来ない。
私の経験では、550Wで走っているマシンに、650Wをかましたところ動かないということがあった。
もちろんその650Wは他のPCでは使える。どちらも同じDTECH製の電源での話だ。

タイでの自作を総括する。
総じてタイ(パンティップ・プラザ)では基幹(CPUやメモリ、マザー等)パーツ以外(サプライ・パーツ等)は安く、
何と言っても同じビル内で全て間に合う為、日本語版のOSが手に入らないこと以外は
余暇を過ごす方法としてはパーツも揃え易く、便利で楽しい。
ご旅行で滞在されている方はともかく(持って帰るには嵩張るので)、
駐在の方は是非とも自作をTRYされてみてはいかがだろうか。

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