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■2014年12月18日:Sakae Ngamの携帯電話ショップ

Pantip Plazaで仕入れたMini USB cableを会社の連中に見せびらかしたところ、
相当うらやましがられた。カラフルな色使いがいまどきの女の子たちのハートを射止めたのだ。
また白とか黒だけの一般的なものを除いて、そういう先端グッズは会社があるような田舎では
手に入りにくいか、高いかのどちらかだ。

みんなに買ってきて、買ってきて、とせがまれ今度行ったときな、と答えつつ
しばらくパンティップには行っていなかったのだが、そのうちにそんな言葉も聞かなくなった。
どうしたのかと思いつつ職場を覗くと、なんと、真っ赤にブラックのアクセントの入った
ツイスト・ケーブルをオシャレに携帯電話に挿している奴がいる。

どこで手に入れたのかと訊くと、わざわざあんたに頼まなくても、その程度のものくらい、
サケーガームでも手に入るよーだっ、と舌を突き出された。
しかも80THBだという(私が買ったのは100THB)。
サケーガームというのは、この付近の通りで、会社から近いので我が社の社員も結構な数が住むだけでなく、
市場なんかもあって殆どの人間が知っている。
私の妻も結婚する前はそこのぼろアパートの2階に住んでいた。

先日結婚した義妹もそういう商売をしているのだが、
地方の人々はパンティップやその付近のプトゥー・ナーム・プラザ(ファッション・ビル)で
Tシャツやら靴やらブラやらを安くしこたま買い込んできて、地元の市場で売りさばくのだ。
買う方も、元の値段は知っているのだが、そこまで買いに行く手間暇を計算して買っているので、
同意の上で成り立っている商売だ。だから、そこそこどころか結構儲かるらしい。
さらに義妹さんは、商品を入れる袋に私が利用したスターバックスの紙袋を
妻が渡して再利用しているので、なおさら受けているそうだ。
この辺では、スターバックスなんて知らない人は多いのだ。


さて、Mini USBのケーブルに話を戻すが、
何ィ、お前らの地元の湿気た街にもそんなものが売っているのか、
と半信半疑になりつつ、真偽を確かめるため偵察に出た。

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これがサケーガームの地図。私が探検したのは右下のから入ったルートで、
52通りというと、ほんのちょっとしか歩いていないことが分かる。
この通りは、反対側はラマ2世通りにまで通じる、長い通りなのだ。

そもそも、そんなことのためにわざわざこんなところに来ること自体どうかしているが、
ある土曜(11/22)の休日出勤の昼休みにぶらっと足を延ばした。


今年の雨季はろくに雨が降らず、乾季に入っても余裕で30℃を超える日々が続いている。
この日はいくらか日差しは柔らかいし、風もあるとあって楽勝かと思ったが甘かった。
通りに立ってカメラを構えていると、汗だくになった。

この付近は以前にも動画で紹介しているので、ご参照いただきたい。

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この通りは右写真の水平方向の
通りで、ティアン・タレーという。
直訳すると「海の蝋燭」という
意味だ。この道を見えている方向に
車で2時間ばかり行くと海に出る。
エビの養殖場があるだけだが。
タイヤだの、ガスボンベだのを運ぶ
車が走っている。気温さえ
低ければ、見ていて飽きない。
目の前の垂直方向の通りが
サケーガーム通りの入り口(通りの
番号からすると出口だが)だ。
ここも、舗装されたのはつい
数年前のことだ。
この辺も、私が初めてタイに
来た頃
は今歩道になっている
ところは運河だった。上述のリンク
でも赤い建物があるので
確認できるだろう。ちなみに赤い
建物は魚網の製造工場である。
車の排気ガスで空が濁っている。
動画はかなり
早回しになっていて、
そのうえ圧縮まで掛けているので
見にくいだろうが、
暑くてかなわず思わず
早回しになってしまった。
ご容赦願いたい。
サケーガーム通り入り口の様子。
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クリックして拡大 左写真のといのは
(タノン)の略で、”通り”を表す。
サケーガームの意味までは
私にも分からない。
ティアン・タレー通りの標識。
バンクンティエンというのは市名
で、チャーイ・タレーというのは
海辺、という意味だ。
だが決して海は近くない。
こちら、サケーガーム通りの標識。
ローマ字で"Sakae Ngam"と書いて
あると「サカエ ンガム」と読む
のか、何とも発音しにくいが、
タイ語で書いてある通りに読むと
サケーガームとなる。
ローマ字に直しているのは
役所のタイ人なので、
そいつのセンスが無いのだろう。
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サケーガーム通りの入り口の
タクシー・スタンド。これは文字通り
タクシーが来るのではなくて、
(タクシーも走っているが)ソンテウ
という乗り合いタクシーの
停留所だ。夕刻ともなると付近の
会社員でごった返す。
早くも蒸し暑さに耐えかねていた
私だが、サケーガーム通りに入って
直ぐのところに携帯電話
ショップが。早々に任務達成かと
思いきや、ケーブルは置いて
いなかったので、接近しての撮影は
しなかった。常時かんかん照りの
日差しに晒されて、製品の
パッケージは軒並み退色していた。
左写真の携帯電話ショップの
並びにあるガラクタ屋。
私はここでマイ・ティー・ユン
いくつか買ったことがある。
通りの反対側。「99」と標識が
出ている赤い建物は、金の
アクセサリーを売る店で、
フランチャイズ店だ。
99円ショップではない。
上の動画は99円ショップの付近から回したものだ。こんな調子で、似たような商店が通りの出口まで延々と
続く。動画では床屋や薬屋が映っているが、営業しているのか、中で涼んでいるだけなのか分からない。
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サケーガーム通りから
ティアン・タレーの交差点を
振り返る。
目の前が右写真の市場。
サケーガーム市場も、夕刻になると
仕事帰りの客で賑わう。
これは別の日に撮影した写真。
我ながら何とも
情緒あふれる写真だ。
こういう信号のない通りは
どうやって渡るのかというと、
車の切れ目を縫って中央の
路側帯までダッシュする。中国・
東南アジア共通のルールだ。
車が横断歩道で止まってくれない
のだから仕方がない。
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99円ショップの角を曲がったところ。
遠くに市場が見える。
市場だらけだ。
バイクと自転車屋。私の妻は以前
ここでバイクを買ったらしい。
そのバイクはとっくに
手放しているが、妻が原付免許を
取得したのはつい最近のことだ。
写真右に(パヤーン)と
書いてあるのは、パンク修理の意。
自転車屋の隣に新たな携帯電話
ショップがあったが閉まっていた。
監視カメラ屋に時計の修理屋が。
時計屋は手前のアイスクリーム
屋台に隠れているが、
写真右手の黄色と白の看板に
時計を修理すると書いてある。
それによると、
「時計の修理、軸の交換
時計のバンドの交換、鍵の作成
お守りの100%防水加工
お守りの買取り、
車のリモコンの電池交換」
とある。何でも屋だ。
ここで言うお守り(プ)とは仏教上のものだ。
には色々な種類や等級があり、
ビックリマンシールみたいに取引されている。
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さらに進んで市場が見えるところに
来た。
市場の手前にも携帯電話ショップ
があった。見たところコピー品や
パチモンらしきものが多く、
ケーブルなんてものは
見当たらなかった。奥でおばちゃん
が座って飯を食っていた。
鶏だか豚の丸焼き屋台。
このくそ暑い中、とても食いたく
なる代物ではない。看板には
ジラパーと書かれているが、
意味はなく、人の名前を店名に
しているのではないかと思われる。
ちなみに、こういった屋台もすべて
フランチャイズである。
セルフ・サービス型のガソリン・
スタンド。これも妻が住んでいた頃
からあるそうだ。24時間営業で、
というのはベンシンと読み、
ベンゼンの意味もあるが多くの
場合ガソリンと訳される。
ベンジンも同じ字だ。
両者は別物だが、彼らにとって
そんなことはどうでもいいことだ。
何しろ、タイは工業製品は何でも
輸入に頼る国なのだ。
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タイではまだまだブラウン管は
現役。どうでもいいがこの扇風機は
この辺にしちゃ、やけに高い。
さて、サケーガームの終わりの方から入って52通りまで来て、
まだ目的は達成できていないが、ここいらで時間切れとなった。
お察しの通り、ここは52番通りなのだから、当然1があるはずで、
この通りはまだまだ先があって、妻が住んでいたアパートがあったのも
もう少し先なのだが、撤退することにした。
諦めが肝心というではないか。w)
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帰る途中、中段で見かけた市場を
通過する。どうでもいいガラクタが
並んでいる。こんなのをいくらで
売っているのだろうか?
見てほしい。この写真の中央奥、
年代物のラジオを売っている。
さらにその手前に並べてある
剪定ばさみだの糸鋸だのは、
すっかり錆びているw
市場を抜ける直前。
市場はところどころ開いているが、
本格的に営業するのは涼しくなる
夕刻ぐらいからだ。この国の人達で
昼間働いていない人は多い。

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