■2014年4月1日:HP Pavilion 14-n201ax Review
満を持して購入した、HPのAMD Platform搭載14"モデルマシン。
日本未発表モデル(日本では15.6"になるらしい)。
購入に関する話はこちら。
タッチパネル式が面白い、と書いたところで
Aspire V5-122Pから変わってタッチパネル式ではなくなってしまったが、他に無いのだから仕方がない。
最初の画像は背面。 シルバー部は安っぽい塗装だ。 |
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天面。 HPお得意の箔のIn-Moldだろう。 樹脂製なので、 簡単にキズ付きそうだ、 と思っていたら 早速付けてしまった。 |
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消音キーやワイヤレスキー、 caps lockにはLEDが付属する。 ファンクションキーの作動はこれら の機能キーが優先され、F2やF4は 使用時「Fn」キーを押さなければ ならないので、かなり使いにくい。 Touch PadのON/OFFキーは 存在しない。 そして・・・Num Lockも無い。 |
正面、キーボードを開いたところ。 14"のキーボードは広くて 慣れるのに少々時間が 掛かりそうだ。 液晶もあまり綺麗ではないし、 見える角度も限定的だ。 が、しかしそんなことは どうでもいい。モニタの発色は かなり悪く、紫がかっている。 |
APUのステッカーは 貼っていなかったので 例によって自作した。 プリンターとAdobe Photoshop Creative Cloud の設定が 良く分からず発色が悪い。 |
左側面。電源、LAN,HDMI,USBx2, Card Readerを備える。 電源ケーブルのLEDは 電源ポートの直ぐ横にある。 どれがUSB 3.0なのか分からない。 (多分この面の2つが正解) |
前面。紙がはみ出しており、 最初保護フィルムが挟まっている のかと考えていたのだが、 両面接着テープの剥離紙だったw |
右側面。イアフォン・ジャック、 USB、DVDドライブが並ぶ。 また、電源・HDDのランプもある。 |
裏面。 メモリー・アクセス・パネルを備える が、HDDを換装するには全体を 外さなければならないだろう。 が、十分なスペックを持つ本機には そんな必要はない。 |
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重量を実測した。 |
【 スペック 】
・モデル: HP Pavilion 14-n201ax (F7P67PA)
・APU: Kabini
・CPU: AMD A6-5200 Socket FT3 Jaguar core 2.0GHz/L2=512KBx4/25W
・memory: A-Data Technology PC3-12800 (DDR3-1600) CL-11 4GBx1 200pin SO-DIMM
Single Channel
・Chipset: AMD A55/A60M FCH (Fusion Controller Hub)
・液晶: 14.0"(1366x768pixel) (つるぴか) 非Touch Panel
・Video: Radeon HD 8400 (integrated)
・HDD: Western Digital WD7500BPVX-60JC3 総容量750GB/Cache 8MB
(実質容量698GB) SATA 6Gb/秒 5400rpm 2.5inch (t = 9.5mm)
・光学ドライブ: hp UJ8DB SuperMulti DVD burner 詳細不明、面倒臭いので調べていないw
・Sound: Realtek High Definition Audio
・LAN: Realtek RTL8168 10/100 BASE-T Ethernet
・WLAN: Ralink RT3290 IEEE 802.11 b/g/n
・Bluetooth4.0: Mediatek製 Ralink RT3290
・Modem:
無し
・指紋認証装置: 無し
・マルチカードリーダー: Realtek製、PCIE接続
・ports/slots: USB3.0 x2/USB2.0 x1
アナログRGB port(ミニD-sub15ピン): 無し/HDMIports: 有り/ExpressCard: 無し
・その他: webカメラ、マイク
・OS: Ubuntu (Linux)
・質量: 約2.1kg(実測)
・バッテリ: 4cell
・バッテリ駆動時間: 4時間(実測)
CPU-Z | |
【 価格(VAT(付加税)7%込み) 】
15,990THB = 約51,168円(クレジットカード使用手数料は掛からなかった)
この日(3/8)のタイバーツの為替レートは1THB = 約3.20円だった。
最近の日本ではデスクトップ・リプレイスメントとのことで15.6"ノートが主流となっているが、
タイでは14"がスタンダードである。安いものはOS抜きで9,900THB等となっている。
hpのマシンはその中でも平均して高価な方だが、本機はその性能ゆえ、さらに少々お値段は高めである。
【 インストール 】
本機はUbuntu搭載だが、私は余裕でフォーマットしてWindowsを入れてしまった。
ドライバは付属しないので、HPのサイトからダウンロードする必要がある。
W8.1 x64英語・DSP版。 3,490THB、おおよそ11,168円だ。 |
英語版のW8はインストール画面 にて日本語を選ぶ欄があるが、 ここで日本語を選択しても システムフォントは変わらない。 またキーボードも本機は英語キー なので、日本語キーボードを選ぶと おかしなことになってしまうので 注意が必要だ。 |
パーティションを分けるとき、 例えばシステムドライブを100GBに したい場合、以前は102600にすると 丁度良かったのだが、 103000必要だった。 |
システム・ドライブに100GB 割り当てる場合、この画面で ぴったり100.0GBにしても、 インストール後に目減りして 99GBになってしまう。そこで、 割り当て時にギリギリ100.1に なるところに割り振ってやると、 丁度良い容量となる。またこのとき 従属するドライブも論理化と フォーマットをしておくと、後が楽だ。 |
Windows8でMicrosoft Accountを 使用する場合(既に他のPCで 使用済みの場合)、電話にSMSで 知らせるか、メールで通知をするか 選び、PIN codeの入手が必要だ。 W8はリカバリの際などにも 電話機かセカンドPCが必要だ。 |
PCの設定画面にて、画像下の 「More options」がmodern UI時の フォント・サイズ変更オプションだ。 |
ニュースアプリを起動したところ、こんなメニューが出てきた。 Aspire V5-122Pのときはこんなものは無かった。 |
インストールは問題無く終了した。1つだけデバイスが余ったが、何だか分からないので放っておいた(笑
WiFiやLANのアダプタは、OSのインストール時に使える状態のドライバがインストールされた。
画面の輝度調節キーなどは、HPのRadeonのドライバをインストール後、有効になった。
ところでAdobe Photoshop Creative Cloud は、3台目のPCにインストールすると、
どれか一つをオンライン状態でアンインストールしないと、再認証できないらしい。
予備のPCを確保しておいても、ソフトウェアはそこから抜いておかないと、
新しいPCで使えないとは世知辛い。
また同一アカウントで、Creative CloudがインストールされているPCを2台同時に使用中は、
後から起動した方はログインできない。
(adobeのwebsiteにも同時に使用しない限り、2台のPCにインストール可能と書いてある)
【 性能 】
Windows エクスペリエンス インデックスのスコア
この機能はW8.1から公には削除されているが、裏には残っており、ここを参照して実行した。
それによると、
プロセッサ:6.8
メモリ(RAM):5.9
グラフィックス:4.6
ゲーム用グラフィックス:4.6
プライマリ ハードディスク:5.9
プロセッサの数値が、W7での測定になるがE-350/450の数値と比べると段違いだ。
これだけの能力があれば、文句はないだろう。
3D MARKのスコア
06:5576
11:1414
FS:IS 35166/CG 3499/FS 763
今まで3D MARK 06でこんな数値に達するノートを手にしたことがなかった。
GF7800GTXより上、という数値を見て小便をちびりそうになった。
進歩したなぁ〜、と感無量である。
実際の使用感としても、エクセル・ファイルなどでも5M位のファイル・サイズになると、
クロックが低いともたつくものだが、本機はその点に於いても快適だ。
<3D MARK 06 SCOREの総合結果はこちら>
<3D MARK
11 SCOREの総合結果はこちら>
<3D MARK FS SCOREの総合結果はこちら>
バッテリー性能についても実測した。
web利用にて1時間バッテリーのみで使用し、その時点でのバッテリー残量を確認すると77%だった。
このことから、控えめに言って4時間程度の能力だろう。
【 付属品 】
外装箱。 長細いパッケージで嵩張らず、 好感が持てる。 |
スペックの表記。 | 本体は薄型でイイのに、この電源 ケーブルとACアダプタは 何とかならないのだろうか・・・ これをPC本体と同様に ヘルスメーターで測定すると、 これだけで400gあった。 |
付属のバッグと店が寄越した ガラクタ一式。 |
本機はバッテリーのセル数を減らすなどして、重量軽減に成功している。
しかし、このスリムなスタイルを実現するためには、その他にも相当な努力をしているだろう。
HPもとうとうここまで薄型なノートを投入できるようになったか、という感じである。
デスクトップPCを自作するより、ノートPCが安く買える時代が来た。
このノートなら、動画圧縮をする気にもなれそうだ。
モバイル性も、なんとか持ち運びできるギリギリのところだ。
本当はAPUにE-3000かA4-5000を搭載した11.6"ノートが欲しいところなのだが、
作業性としては14"のこちらの方が上だ。そしてもちろんCPUのパワーも。
関連記事:
■2014年3月24日:HP Pavilion 14-n201AXを購入(Pantip Plaza)
■2014年3月2日:HP Pavilion 14-n201AXの実機を見てきた(Central RamaII)
■2013年12月24日:AMD Jaguar プラットフォームを搭載する1.5kg程度のノートを一挙比較
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