■2015年10月30日:TOTAL WAR ATTILA (TWA) (4) のキャンペーン・モード
今回から、TWAのキャンペーン(GRAND CAMPAIGN)の進め方を解説したいと思う。
なおここでの例は東ローマ帝国(EASTERN ROMAN EMPIRE)である。
同帝国は国土が広いため、広範な管理が必要である。
また兵も色々なところに駐留しているのだが、実際のところは単に分散しているだけで、
兵力としては小規模だ。
あと、最近ゲームのプレイ動画をアップするのが流行っていて、
私も2,3試してみたのだがどうも上手くいかなかった。
またこういう細かいコマンドのどこをどう押す、といった事柄は、静止画をしっかり見て確認した方が
分かりやすいだろう、と判断し、今後もしばらくはその路線で続けることにする。
なお画質モードは”Performance”、撮影のため窓内でプレイするために表示モードは1920x1200、
または間違えて1920x1080になってしまったorz
最初のミッションは、400年の春まで生きろと。 いい加減だね〜w 年号と季節は画面一番上に表示されている。 報酬として国庫に2000。 1季節が1TURNになっている。 コンスタンティノープルからアフリカまで軍を派遣するのに1年掛かる。 |
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左上のメニューバー | |||
一番左上のメニューは、文字通り 大メニュー画面の呼び出し。 |
左から2番目はチャット。 良く分からない。 |
3番目はゲームのエンサイクロ ペディア。なおいくつかのメニューは 画像のようにパネル状にして 複数表示しておける。 |
4番目はアドバイザーといって、 気色悪いおっさんにぺちゃくちゃ 喋らせる。 |
中央上のメニューバー これは国勢調査の項目のようなものだ。 | |||
なおテッサロニカの北東に 赤い丸が2つあるが、 これは西ゴート族のアラリックI世と アタウルフが既に 侵入しているのだ。 |
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中央のメニューバー左端(9000と 書いてあるところ)はtreasuryだから 国庫だ。この画像では間違えて NORMALでスタートしてしまった ので9000になっているが、 EASYでスタートすれば 10000となる。 |
そのとなり、4344となっているところ は税収。次ターンで入って来る 予定の資金を表す。 注記は分かりにくいが、正確じゃ ないよ、と言いたいらしい。ここの 数字はプレイ中の行動で増減する。 income(収入)expense(経費) |
お次は食糧。 これじゃ少ないらしい。 |
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次に中央の季節表示の輪の右。 ALLEGIANCE(忠誠) 帝国を通過する同盟国ユニットに 課税できるとある。 |
ECONOMIC POWERHOUSEを どう訳せばいいのか分からないが、 帝国の旅行者に以下を課税できる らしい。 ・毎ターン毎5%のお宝の収入 ・交易に50%の関税 |
これは帝国内の治安を言っている のだと思われる。 "みんなのための場所、みんなは 自分の場所にいる" loyalty(忠義) tax rate(税率) (factionwide = 帝国内広く?) |
GREEK CHRISTIAN(ギリシャ正教) Research rate +5% これはまずまずといった ところだろう。 |
IMPERIUM INSPIRING これは帝国内の世論調査みたいな ことだろう。 あんたの業績は素晴らしいとある。 まだ何もしていないが。 Great Power: 外交を有利に 進められるそうだ。 |
食糧在庫 ・補充: +1%(全地域) ・成長: +1(全県) |
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右上のメニューバー | |||
イベント・メッセージ 今はまだ特に何もない。 |
左から2番目。軍事力だ。 なおlegioとは英語のlegion(軍団)の ラテン語だ。で、まあこの時点では 軍団というより大隊〜連隊程度の 規模しかないのだが、 ゲーム開始時で 7部隊いると考えればいいだろう。 ->ユニット情報 |
こちらは帝国内各県の一覧。 ->都市情報 |
一番右は他勢力の情報。 (faction = 〜派、勢力の意) |
画面下のメニューバー |
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真ん中の”faction”というボタンを押すと、家系図が表示される。 ・・・で、どいつが主人公だ? ↓ |
factionボタンの右隣はobjective (目的)、つまりミッション内容が 表示される。 ↓ |
さらにその隣は交易と財政。 Immigrant Population(移民人口) upkeep(維持費)税収を下げると 治安が良くなる。↓ |
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最初のページは首府の官僚 だろう。次のページは各地域の 総督だ。手の空いている奴を 任命してやろう。ここで注意だが、 例えば今現在西ゴート族に侵入を 受けているような地域は 指定しない方が良い。 というのは、平和な地域に 総督を指名しないと、破壊された 街に勅令を出しても、何も生産 できないからである。 |
細かく達成目標が定義されている。 | 交易の状況。 特にいじくれるところはない。 |
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そしてこれが勅命である。 総督を任命したら、勅令を 出さなければいけない。 勅令は地域メニューから行う。 RURAL DEVELOPMENT ・・・生産性UP BYZANTINE URBANISATION ・・・建築コストダウン、税収UP DIVINE LITURGY ・・・徴募兵のモラルが上がる? CHRISTIAN PROGRESS ・・・これは何だろう、社会性向上? 勅令は各地域の情勢を見て、 最適なものを選ぼう。 |
収支明細。 | ||
<12/16追記 インペリウムとはラテン語で 「命令権」の意らしい> |
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これでやっと誰が主人公だか 分かった。東ローマ帝国初代皇帝 アルカディウスとのこと。 え、無能・・・?無能? 17歳にしては老けてないか? |
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次、テクノロジー。テクノロジーは軍事と民事に分かれている。 こんなのテクノロジーじゃねえだろ・・・という感じだが、 これによって徴兵可能な兵種が増えたり、建造可能な施設が増える。 ここで、1とか2とテクノロジーのアイコンに表示される数字は、該当する テクノロジーを習得するまでに必要なターン数で、入手したい テクノロジーを習得するまでは、アイコンを反転したままにして おかなければいけないが、目標とするものが先の方にあっても、 それを目標として指定しておくと、途中必要なものを自動的に 習得してくれる。 新しいユニットは、研究開発を済ませて、さらにそれを訓練 可能な施設を都市に建造してからでないと、徴兵できない。 ユニットは同じ地域にある都市(最大3都市)なら、 どこでも徴兵できる。 |
4つある小型アイコンの右端は、Diplomacy(外交)。 自国に対して関係が良好な国は緑、悪い国は赤く表示される。 外交は重要だが、かなりいい加減なので、 向うから申し込まれでもしない限り、あまり熱中しない方が良い。 |
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外交中も元の外交ボタンの位置に ある星ボタンを押すことによって、 外交相手のおっさんの顔を 見ながら、通常画面と切り替える ことが可能だ。 |
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そして最後、右下の星のマーク みたいのは、戦略概要だ。 |
この画面はマウスをドラッグさせる ことで、ブリタニア(イギリス)の 方まで見れる。右下の星マークを 押せば、元の画面に戻る。 |
外交開始ボタンを押すと、 外交メニューが表示される。 当然だが外交可能な内容は 相手勢力によって異なる。 |
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試しに婚姻交渉をしてみた。 嫁さん候補を選んで、 結納金を設定してやる。 |
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断られてしまった。 そしてまた面白くもないことを 言っている。そもそも、先方には 関係ないだろうが、キリスト教徒が 二人目の嫁さんをもらえるのか? |
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街・都市・ユニット | |||
街をクリックすると、図のように 地域ごとに情報表示される。 ここはカッパドキアだ。 |
さらに、軍が駐留しているところ では、街の国旗の上に少し大きな 国旗が表示されている。 |
次に、視界が見えている範囲でも、 兵のアイコンをクリックしても兵力が 見れない場合がある。これは 敵国や同盟国で、街についても 同じで詳細情報は表示されない。 |
これはアフリカの南の方の国。 北にある小さな街にはスパイスの マークとおぼしきものがある。 |
都市情報はクレタ島に移動して 紹介する。まずは食糧難の地域を どうにかしなければ・・・ 衛生状態は、噴水や水源を建てて やれば改善する。 |
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都市情報詳細。 | ローマ軍団には軍団ごとに 軍団名が付いているのだ。 軍団名のところをクリックすれば、 変更も可能だ。 |
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ユニットの行動は決定後、その決定を覆せないので、慎重に行いたい。 こまめにセーブを行うと良い。 国を防衛するためには軍が必要であり、ローマ帝国を強国ならしめた のはその常備軍だが、軍の維持には食糧の他に兵士の給与、即ち 税金も掛かってくる。TWAでもそれは同様で、東ローマ帝国の場合で MAX8個軍団に定数(20部隊)ずつ兵を配備すると、初期状態の 財政状況だと余裕で予算オーバーする。というか多分MAXにする前に 財政破綻する。当然だが水軍にも課税される。 減耗した兵は街の上にいれば自動的に補充され、 考えてみれば当然だがそれにも費用が掛かるらしい。 ゲーム内メッセージでは領土を拡張すれば収入も増える、とアドバイス されるが、それは要するに他国へ侵攻せよ、とのことで、そんなことは したくないし、軍が足りないのに守るべき領土をさらに広げてどうする、 という話だ。そんな安直な方法より、どうして生産性を上げる方向に 考えが向かないのか不思議で仕方がない。で、実際そのようなことは 可能で、要するに生産性のある施設を建造すればいいのだ。(あとは 外交で交易国を増やす手もあるが、それはなかなか上手くいかない)。 但し、施設を増やすのには限界があり、左の領土の画像の建築メニュー を見ていただければ分かるように、建築土台には限りがある。 また建てるスペースはあっても制限が掛かっていて増やせない 場合がある。これはPopulation Surplus(建築ポイント、のようなものと 訳してあるところ)といって、都市の成長度(growth)を 上げなければならず、 そのためには例えば既存の建築物をアップグレードさせるなどの方法が あるが、それが研究開発とも絡み、なかなか並大抵のことではない。 waterworks(上水道)をLatrines(便所)に改装すると、成長度が上がる。 |
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大都市の建築メニュー。 | Action Points(←) 移動力 ユニットは右クリックで移動する。 移動可能な範囲が表示されるが、 移動するたびにポイントを消耗し、 1ターン内に決められた量までしか 移動できない。足りない分は 次ターン以降に移動する。 |
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町や村の建築メニュー。 大都市と町や村ではそれぞれ 建てられる施設が異なる。 教会や衛生施設などにも差があり、 大都市のものの方が機能は上だ。 この時代、病院はない。 |
状態:都市の上にいるときは、 MUSTERING:戦力再建中 GARRISONED:守備態勢 下記移動時(動けない場合は STANCEを変更する) FORTIFY:要塞化する 移動はできない RAIDING:急襲 移動範囲は狭い AMBUSH:待ち伏せ 移動範囲は狭くなる MARCH:移動範囲は伸びるが 疲労度が大きい。 ちなみに、陸上ユニットでも海上 に出られる。 |
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良く分からないラテン語がバンバン 出てくる。こんなことなら 塩野七生の「ローマ人の物語」を 読んでおけば良かった・・・ と愚痴っても始まらない。 |
兵を補充できる都市にいれば、 兵の補充が可能。但しすぐ補充 されるわけではなく、@とかA という数字は、必要なターン数だ。 @であれば、次ターンに 補充される。Dであれば5ターン かかるということだ。 |
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荒廃し、遺跡と化した都市も。 最初からこの状態の都市もあるが、 多くはどこかの民族が焦土化した もので、これらの都市を使用可能 なものとするには、軍団を派遣し 移民しなければならず、費用も 通常10,000円以上掛かる。 初期は当分手が付けられない。 |
2つのユニットを選んで左クリック するとmerge(融合)メニューが 表示される。融合してもちゃんと 端数は残るから心配はいらない。 |
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ユニットを左クリクすると表示されるメニューにDisband(解隊)という のがある。Disbandすると、いくらかの資金が次ターンに返ってくる。 指揮官ユニットをDisbandするとその軍団自体が解隊されるが、 指揮官ユニットは他に部隊が残っていると解隊できない。 解任された指揮官は、次ターンに帰って来る (軍団を解隊したターンにその指揮官をすぐ再登用することはできない)。 |
で、ちゃっかり東ローマ帝国内の各地域をお見せしたつもりだが、いかがだっただろうか?
なお拙作ではあるがタイ語辞書(約6MB)に英語も入れてあるので、
本ゲームをプレイなさる方には是非ともご利用いただきたい。
必ずやお役に立つはずである。
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