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■2015年9月21日:TOTAL WAR ATTILA (TWA) (1) ローマは1日にして成らず

フン族アッティラというと、日本では世界史に興味のある人でもない限りあまり知られていないが、
欧米ではその昔侵略された歴史から、良い意味でも悪い意味でもかなりの知名度がある。
欧米の小説等読んでいると、時折その名が作品中に出てくるところからも、彼らの心理への影響のほどが知れる。
(恐ろしい敵や激しい攻撃を指す言葉として”フン族”や”アッティラ”が使われる)

詳細は上述のリンク先を参照いただきたいが、フン族というのは4世紀の中頃に中央アジア付近に出現した
遊牧・狩猟・騎馬民族で、テュルク系(匈奴やモンゴル人の類似民族)と考えられている。
彼らは恐ろしい勢いでヨーロッパへ侵攻した。
折しも東西ゴート族等が勃興したころとて、これらのゲルマン民族の大移動を促す結果にもなった。
そのあおりをもろに受けたのは東西に分裂したころのローマ帝国で、かの帝国はみるみる衰退した。
アッティラはフン族の最盛期の王である。その領土は後のモンゴル帝国に次ぐ大帝国となった。
が、アッティラの死後、急進的な指導者を失った巨大帝国はあっという間に衰退した。
短命な王朝で、中国化して記録を残したモンゴル帝国と異なり、その実態の多くは謎のままだ。
ちなみに、ハンガリーの首都ブダペストの”ブダ”はアッティラの兄、”ブレダ”のハンガリー語である
(兄ブレダが死ぬまで、アッティラとブレダが共同で帝国を統治していた)。

さてTOTAL WARというのはDEVELOPERはどこだか知らないが、SEGAのブランドで
販売されている有名なストラテジー・ゲームのシリーズで、その存在は私も知っていたが、
あまり日本語化されていないし、古代ローマ帝国だのナポレオンだのには興味がなかったので手を出さなかった。

ところが、”ATTILA”の登場である。
私は珍しいものには目がなく、この歴史観と最高のグラフィックスに飛びついた(@A)。
TWAは4世紀後半〜5世紀のヨーロッパを舞台としており、
ローマ帝国が東西に分割された年である、395年がゲームのスタートだ。
フン族となってヨーロッパ中を荒らすか、滅亡寸前の西ローマ帝国を救うもよし、
ゲルマン民族のいずれかを選んでお山の大将になってみるもよし。
全てはプレイヤーの裁量にかかっている。

なおスクリーン・ショットはF12キーであり、画像はインストール・フォルダの変なところに保存されるので、
保存は検索を掛けて調べるといいだろう。

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事前に目を付けておいた
Amazon.comにて購入。購入時、
送料には2段階ありこういうことは
何度もやっている
ので、料金が
高くても早い方で注文した。
あっという間に届いた。日曜日に
注文して、木曜日にはもうアパート
のオフィスが受け取ったようだった。
金曜日、妻が受け取っておいて
くれた。配達はUPS(国際宅急便)
だったようだ。画像では郵便番号を
消していないが、タイの郵便番号は
ごく大雑把な地域しか分からない
ので問題ないのだ。
パッケージの中身。私が買った
SPECIAL EDITIONは、MAPと
歴史考証本、拡張パックである
バイキングのダウンロード権が
付属する。Direct Xのバージョンは
よく分からない。最低基準の
ところに10と書いてあったので、
10以上だろう。
<10/6追記:Bandicamの表示では
11だった>

この後、インストールには半日くらいかかる・・・
複数フェーズに分かれているので、単純にインストールにかけたまま寝てしまうという手が使えない。
DL速度はタスク・マネージャーで確認すると、実効速度は2.7Mbpsというところだった。
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キャンペーン・モードにて東ローマ
帝国を選択。コンスタンティノープル
やロードス島が欲しければ迷う余地
はない。
こちらはガイセリックで有名な
ヴァンダル族(ゲルマン民族)。
英語なので
東ゴート族(ostrogoths)
西ゴート族(visigoths)
を間違えないようにしたい。
ササン朝ペルシャの王は
冴えないおっさんだ。
この時代なので、
イスラム教はまだなく、
ゾロアスター教でもある。
ノースメンこと、バイキングの
拡張パックは既に使える状態に
なっていた。なんだか外見が
思いっきりMount&Blade
Nordなんだけども・・・
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ピラミッド。驚愕のグラフィックスだ。 北アフリカ。
象がいる・・・
象くらいで驚いていてはいけない。
ラクダまでいる。しかも休んでいる。
死海。エルサレムは
アエリア・カピトリナのまま。
遠くにキプロスと、画像中央の丘の
向うにはアンティオキアもある。
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ヴェネツィア共和国は、フン族に
追い立てられた人々によって
建てられたと言われており

この時代はまだド田舎だ。
ジェノヴァも見える。
憧れのコンスタンティノープル
(今のイスタンブール)。
塩野七生のファンなら堪らない
時代設定だ。
バラの花咲くロードス島。
まだ聖ヨハネ騎士団が
入植する前の時代。
実は購入の決め手となったのは、
この動画でちらりと映った
ロードス島だった。
この画像は画質設定”Quality”だ。
こちらが画質設定”Performance”。
一見左図と大して変わらないが、
海岸線を見てほしい。よく見ると、
浅瀬の描写の深みが違う。
フィールドは常に様々なエフェクトが
かかっており、実際にプレイすると
画質設定によって雲泥の差がある。

コンスタンティノープル(戦闘モード”City Assault”で城壁内に入った画像)
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まだアヤ・ソフィアやブルーモスクは
ない時代。
この畑!には驚嘆するばかり。
見事な庭園の描写には、ただただ
驚くばかり。思わずおいおいおいと
叫んでしまったほどだ。
スパイス・バザールか?
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今グランド・バザールがあるあたり
を見てみる。コンスタンティヌス帝の
フォールムかと思う。
庶民の生活が垣間見える 地表付近まで視点を落としてみて
さらにビックリした。
ここまで描き込まれているとは・・・
連れてきた兵隊さんたち。
この後戦闘に突入して思い知るが、
なんとまあ重いグラフィックス
であることか。
TWAは描写が非常に重く、画質設定は”Recommend”にしていたのだが、Recommendにしておくと、
私のPCの環境の場合(FX-4350/M-mem DDR3-2133 8GB/Radeon R9 270X)、”Quality”モードになる。
画質設定は大きく分けて5段階(MAXIMUM Performance/Performance/Quality/MAXIMUM Quality/EXTREME Quality)あり、
詳細設定も可能なのだが、とりあえずQualityモードだと、画質は十分だがフィールド画面のスクロールが滑らかではなく、目が疲れる。
さらに、そのまま戦闘モードに入ると、騎兵がまるで歩いているかのようなスピードになる。
最初、動いているのかどうかと目を瞬いたほどだ。

270Xとて私が買ったときは2万円台後半であり、決して安いカードではないので、
そのグラフィックス品質には驚愕するばかりである。

ロードス島(同じく戦闘モード”City Assault”)
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なおTWAではグラフィックスの
設定にてモニタの最大解像度
以下にすれば、Windowモードでも
プレイできる。


さて、今回は差し当たってざっと眺めただけである。
こんなスケールの大きな英語版のゲームは、いきなりまともにプレイしようとしたところで、うまくいきっこない。

ところでこのゲーム、やたらと落ちて時には再起動が掛かってしまう。
最初、私はRadeonのドライバに去年のものを使っており、起動時に”グラフィックのドライバが古いよ”
というメッセージが表示されたので、最新ドライバにしたのだが、余計悪くなったような気がした。
この問題はインターネット上でも取り上げられており、
グラフィックの処理性能も含めて、OSの再インストールなど検討した方が良いのかもしれない。

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