■2022年1月19日:タイから日本への引っ越し
帰国の際の引っ越しは、佐川急便のタイ法人を利用することにした。
ちょっと調べたところ、大手は佐川と日通があるようで、
日本では日通を何回か利用しているのだが、
佐川のサイトの方が、手順が明確に書いてあり、信用が置けそうだった。
勤務先が使っている業者は、個人相手の商売はしていないとのことだった。
細かい業者はいろいろあるようだが、変なところに依頼して失敗するのはごめんだ。
昔、どこへの引っ越しの際かは忘れたが、業者に相みつされていますよね、
と訊かれたことがあるのだが、今は妻の在留資格にマリーの輸出入と
やることが多すぎてそれどころではなかった。
私はもともとずっとタイだよ、と言われていたので、居住し続けるつもりで、
来るときは会社が利用している運送会社に一切合切を送ってもらい、
その後も文庫本などを大量に持ってきていたし、
妻のものもあるので、普通の駐在の人には想像もつかないくらい荷物があった。
それが、事情が変わったの一言で、帰りは自腹である。
これだけは恨み節になってしまって申し訳ないが、
こちらもクビを切られてはたまらないので、仕方がないというところなのである。
それで、荷物の方だが、以前多分日本からタイに赴任する際に、
日通がどこかに訊いて、みかん箱サイズひと箱で約2万円と聞いていて、
会社で利用している運送会社の料金もそんなものなので、
その目安で50万円までは掛けようと考えていた。
佐川に相談したところ、下見に来る必要ありとのことだったが、
先方の箱サイズは大きな箱で53x53x45cmなのだそうだが、
その大きさを元にざっと数えると、40〜50箱分になりそうだった。
そうすると、料金はTHB 12万ほどだとのこと。
ほっ、なんだ想定を下回ったな。
佐川に電話すると、対応してくれたのは、日本語がほぼペラペラなタイ人女性だった。
早めに値段を知りたかったので、下見には12月中旬に来てもらった。
だいたい、1か月前からの引っ越しに対応できるとのこと。
とりあえず、引っ越し当日は押さえてもらった。
そして、現場見積もりの結果、まあ金額はTHB 12万の線でしょうとのこと。
当日の増減で金額の増減もありうるが。
他には・・・
・下見も引っ越し当日も、平日のみの対応
・基本は船便で、約一か月かかる。
日本での移動も日本の佐川が担当するとのこと。
・船は場所を買う方式なので、カートン単位になる。
1カートンは10箱くらい。
ひと箱およそ5,000バーツ
もっとも、
3 CBM = 約10万バーツ
4 CBM = 約11万バーツ
5 CBM = 約12万バーツ
(CBMは立方メートルの略)
となっており、ベース価格みたいなものが既に10万バーツなので、
箱数を減らしてもあまり値下げにはならない。
・別送便の伝票を書いて、航空便で数箱送ることもできるが、
結局届くのは1週間後くらいなので、当座必要なものとして送ることはできない。
マリーの当座必要なシーツやエサを送ろうと考えていたのだが、断念した。
また、この場合でも数万バーツの費用が掛かる。
・航空便は食べ物、液体、バッテリー、スピーカーなどは送れない。
スピーカーはマグネットが入っているのでダメなのだそうだ。
ペットフードも動物検疫の対象となる。
・船でも航空便でも、別送便扱いの書類を作るので、関税は掛からない。
・保険を掛けることもできる。
保険料は価値に対して2%で、MIN THB 1Kとのこと
命よりも大切なPCとナナオのモニターにだけは掛けておくことにした。
・名刺が1枚必要
・パスポートの顔写真のページ、就労ビザのページ、
かなりさかのぼった入出国のページのコピーが必要。
・支払いはタイ・バーツで現金か、タイの佐川の口座に銀行振り込みが必要。
引っ越し当日の作業後に支払いしてほしいが、支払い後、
ATMの画面の写真を送ってくれれば良いとのこと。
・会社払いであれば、帰国後、日本から海外送金でもいいらしい。
その場合、手数料が10%掛かるとのこと。
コロナで自宅待機2週間があるので、どうすればいいのかわからないが。
・梱包資材もくれるとのこと
そうそう、日通はガムテープまでくれたんだよな・・・
見積書 | もらった梱包資材。 12/22に持ってきてくれた。 こういうものも、独身だと受け取りも厄介だろう。 段ボール箱は、使い勝手の良い 小さい方の箱が足りなくなって、 1/18に追加で持ってきてもらった。 |
ところで、引っ越しの代金だが、
私はタイ・バーツをそんなに持っていなかったので、
嫁さんに建て替えてもらうつもりでいた。
それで、父に頼んで日本の自分の口座から、
タイの銀行に海外送金してもらおうとしたところ、
個人番号というのが必要で、
私は駐在時に住民票を抜いているのでその番号がない。
つまり口座を持っていること自体が違法なのだとのこと。
そんなの知らんがな
オレが日本を出てくるときにはそんな法はなかった
なんだそりゃ。結婚した時の結納金は確かに海外送金してもらったぞ。
何年か前に法令が変わったらしい。
仕方がないので帰国して住民票を入れ直したら、払う話でいこうと考えたのだが、
当然だが、嫁さんはおかんむりである。
そこでオンラインバンキングだが、
タイのカシコン銀行には、スマートフォンで使える「K-PLUS」というアプリがあり、
(情報では日本のATMで金も下せるらしい)
それは口座番号と電話番号がリンクしていて、
電話番号の変更などは銀行でできるのだが、
日本の携帯電話の番号は登録できない。
そして、ローミング機能を申し込んであれば外国に行っても使えるが、
WiFi等では動作せず、携帯電話のネットワーク機能で動作させる必要があるとのこと。
そのため、会社のSIMカードは帰国前に会社に返さなければならないので、
会社に頼んでしばらく借りさせてもらうことにしようとした。
日本の本社からの定期便で返せばいいと考えたのだ。
ところが、会社のお局みたいな者から、
ローミングするのに金が掛かるからとのことで、承認されなかった。
プリペイドSIMにして、電話番号の変更願いをすることもできるだろうが、
プリペイド式は2ヶ月でSIMが無効になるし、
そもそも日本でチャージする手段がないので、採用できなかった。
カシコン銀行にはPCでも使える「K-CYBER」というアプリもあるのだが、
開発中のものでまだ振り込み等は行えないとのことだった。
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