■2016年8月16日:黄昏の狙撃手
原題:NIGHT OF THUNDER (2008年アメリカ) | |
著者:スティーヴン・ハンター Stephen Hunter/1946- アメリカ生 |
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文庫初版:2009年10月30日 扶桑社ミステリー | |
第2刷時価格: 上下巻とも800円 | |
巻数:上下巻 | |
品番:ハ19-16,17 | |
管理人読了日:2011年2月18日 | |
映画化:未 | |
映画題名:未 | |
映画主演俳優・女優:ー | |
日本語DVD化:ー |
結局のところ最近の作品は全て紹介してしまうことになりそうな、
(私は「四十七人目の男」はラスト・サムライみたいで嫌いである)
ハンターのボブ・リー・スワガー・シリーズ。
本作では、新聞記者となったボブの愛娘、ニッキが交通事故に遭い、
病院に担ぎ込まれたところをボブが呼ばれる場面から始まる。
そして、ナスカーレースと、怪しげなカルト団体”グラムリー一家”
(そう、オウム真理教みたいな)、
さらに現地の警察も読み手が感じるほどうさんくさい捜査で、
ボブをイラつかせる。
ボブは独自のつてを当たって、娘の事故の真因をつきとめ、
さらにアーカンソー男の勘と洞察力で、事件の真相を見抜く。
そのころには、親友FBIのニックも駆けつけてくれ、
ボブは正義の実現に赴く。
・・・という分かりやすいストーリー。
もちろん、最後にはボブの得意な壮絶なドンパチもある。
カルト団体の件も、オウム真理教を知っている我々日本人には
理解しやすいところもあり、大変読みやすい作品になっている。
とはいえ往年のミステリー作家であるハンターのこと、
一味もふた味も読者を驚かせる構成になっているから、
単にこれだけのことで終わらない。
期待して読める一作である。
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