■2021年8月14日:キル・リスト
原題:THE Kill List (2013年イギリス) | |
著者:フレデリック・フォーサイス Frederick Forsyth/1938- イギリス生 |
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文庫初版:2020年1月25日 角川文庫 | |
初版時価格:上下巻とも860円 | |
巻数:上下巻 | |
品番:フ6-31,32 | |
管理人読了日:2021年4月12日 | |
映画化:未 | |
映画題名:未 | |
映画主演俳優・女優:ー | |
日本語DVD化:ー |
プーケット渡航前から読み始めて、滞在中に読了。
さすがに面白くて、時間さえあれば一気に読んでしまうところだが、
なかなかそのようには事情が許さないもので。
しかし内容が優れているので、中途からでも問題なく続きが読める。
たいていの場合、毎回新たな主人公を生み出して送り出すフォーサイス。
今回は、米海兵隊出身で、アラブの文化に関心を持ち、
学んできた人物に秘密の軍事組織を率いさす。
相手はインターネットを使って扇動を繰り返すアラブの狂信者で、
もとはアフガニスタン出身。
この人物のおかげで、米英で既に何件も自爆テロ、
あるいはそれに近いテロ事件が起きていた。
謀略はソマリアの海賊まで交えて新たなテロに発展していく。
出身国の特殊部隊、SASを登場させるあたり、
フォーサイスのお約束だが、読んでつまらないということが絶対ない同氏の作品。
さらに次回作も控えているというので、ただただ文庫化を待つばかりだ。
ところで、本書にも登場するパキスタンはイスラマバードのホテル、
セレナが4/22に爆破された。
別の記事によれば、タリバンの仕業とのこと。
小説の出来事とはいえ侮れない世界になった。
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