■2023年12月23日:ザ・フォックス
原題:THE FOX (2018年イギリス) | |
著者:フレデリック・フォーサイス Frederick Forsyth/1938- イギリス生 |
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文庫初版:2022年5月25日 角川文庫 | |
初版時価格:1,000円 | |
巻数:単巻 | |
品番:フ6-33 | |
管理人読了日:2022年8月15日 | |
映画化:未 | |
映画題名:未 | |
映画主演俳優・女優:ー | |
日本語DVD化:ー |
ナコン・サワン滞在中に読んだ3冊目は、フォーサイスだった。
本作ではインターネット世界のハッキングに焦点を当てている。
英国はある日、自国内で齢18歳の天才ハッカーを獲得する。
それを操るのは「マクレディ」を彷彿させる老練なスパイマスター、ウェストン。
二人は世界のワルどもの企みを阻止して回るのだが、
これがまた痛快で面白い。
面白くて、つい深夜だったが読み切ってしまった。
エレベーターや電車に乗るなり携帯電話を取り出すような輩が増えている世の中で、
世界はコンピューターへの依存度を日に日に高めている。
大人になってからインターネットが登場した世代は、
それが諸刃の剣であることを認識している。
電気製品、そして車や飛行機の普及はその原料や燃料の消費によって、
地球温暖化にもつながっているが、
お尋ね者国家の悪事にも、なくてはならないものになっているのだ。
本書にてフォーサイスはまたしてもロシアによるウクライナ侵攻も予言しているが、
最後はこれがフィクションとわかる終わらせ方をする。
しかし、北朝鮮の件の締めくくりはどうかと思う。
それが世界の希望ではあるのだが、そううまくはいかないだろう。
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