■2018年9月18日:hp ENVY 13 x360 (Ryzen5) Review
日本でも売られている同モデルをタイにて購入した。
私はhp製品とはすこぶる相性が悪いのだが、
どのくらいで壊れるのか、見てみることにした。
価格は私が買った値段でTHB 29.500。
購入時の為替レートでTHB 1 = 約\3.4だったので、約10万円だ。
PCも安くなった。
箱とオマケのバッグ、ガラクタ類。 | お約束のACアダプターのゴツさは さすがだ。 タッチペンが付属する。 使い道はないが。 |
上面。 手を掛ける縁の部分にラバー 加工がしてあるのは、 テント時の滑り止めだろう。 |
hpロゴ部 蒸着がキズつきませんように。 |
正面全面。 ヒンジ部分はマグネットのように ピタッと閉じるが、少し開けにくい。 |
左側面。 USB 3.1 Gen1 TYPE Aポート イアフォン、電源、排気口、 microSDカードスロットが並ぶ。 排気はかなり熱くなる。 |
モニターを開けたところ。 タッチ・パッドを無効にする キーはない。 とはいえ、邪魔にもならない。 各キーの文字のシールは 大きくて見やすい。 NumLockキーはない。 |
Ryzen & RYZENのステッカーは、 縁取りのある新タイプ。 |
キーボードはバックライト仕様で、 F5キーでON/OFF可能。 ボタンの機能は全てダイレクトで、 ファンクションキーの例えば F2のファイル名の変更などを行う 場合は、Fnキーと一緒に押す 必要があるので使いにくい。 |
右側面。 音量ボタン(タブレット時に便利) USB 3.1 Gen2 TYPE-C USB 3.1 Gen1 TYPE-A 電源コネクター。 こちら側のUSBポートは 電源OFF時のチャージ機能対応。 |
背面。 | |
蓋を背中側に倒してそのまま裏面にくっつけると、 タブレットモードとなる。 この状態は指でスワイプすることで画面の拡大縮小が自在なので、 閲覧には便利だが、手で持って使うには重量がありすぎる。 また、タブレットモードではキーボードは無効になるが、 キーボードが使えないのは不便だ。 |
背面部はダマスカス鋼の模様。 由来となったダマスカスだが、 元はアケメネス朝の領地から、 アレクサンダー大王が占領し、 その後ローマを経て ウマイヤ朝・アイユーブ朝の 首都となったこの都市のことを、 何人の人が知っているだろうか。 |
タブレット時の側面。 ちょっとぎこちない 合わさり方をしている。 |
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閲覧にはテントモードが 向いている。 この状態なら、間に手を入れて 保持するのも楽だ。 |
裏面。 | 重量を実測 | |
USB TYPE-Cポートから、 アダプタを介して Display Portで外部モニターと 接続。 Mini Display Portからも繋がった。 |
こちらはHDMIポートで接続。 | このHDMIのアダプタは失敗した。 acer Swift 3 SF315-41-R18N では 平気だったのだが、隣のTYPE-A ポートが潰れる。 |
結局こうなる。 この外付けHDDの仕掛けは、 デスクトップでは使えるのだが、 本機では認識しなかった。 ケーブルを変えてもダメだった。 WDの外付けHDD等は認識するので、 この仕掛けと本機の ご縁がなかったということだろう。 |
lenovo ideapad 720S-13ARRとの比較。両機のサイズに殆ど差はなく、 重ねて置くと、重なっているのが分からないほどだ。 |
画面の最大解像度は1920 x 1080だが、例によって文字が小さくて見えないので、
1600 x 900で試したのだが、それでもまだ見にくいので、
結局1280 x 720で使っている。
実際のところ水平1400くらいの解像度設定がほしいものだ。
SSDの空き状況。 一部がリカバリー・ドライブに なっている。 |
デバイスマネージャー | |
バッテリー性能のチェック。1時間適当に使用したところ、バッテリーは20%減少。 つまり、5時間しか持たない。 どこかのwebsiteに書いてあるように、11時間など絶対持たないのでそのつもりで。 |
購入した店の店員が見せてくれた、Direct Xのダイアログ画面。 | |||
HPユーティリティの診断メニュー。 | |||
こちらはSupport Assistantの画面。 | |||
保証は1年1か月とのこと |
CPU-Z | |
相変わらずメモリ種別は表示されない。 以下、ベンチマーク結果。 |
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【スペック】
・モデル:HP ENVY x360 13-ag0xxx
・Product number: 4JD74PA#AKL
・APU: Raven Ridge
・CPU: AMD Ryzen5 2500U with Radeon Vega Mobile Gfx
Socket FP5 Zen core 2.0 GHz (Max 3.6GHz)/4core 8Threads/L2=2M/L3=4M/15W
・memory: Hynix HMA851S6AFR6N-UH
PC4-19200 (DDR4-2400) CL-17 4GBx2 200pin SO-DIMM Dual Channel
・Chipset: AMD Carrizo FCH (Fusion Controller Hub)
・液晶: 13.3"(1920x1080pixel) (つるピカ) Touch Panel
・Video: AMD Radeon Vega 8 (integrated)
・SSD: Samsung MZVLW256HEHP 256GB
(実質容量:c drive 222GB / recovery 14.7GB) M.2接続 2800MB/s
・光学ドライブ: なし
・Sound: AMD High Definition Audio
・LAN: なし
・WLAN: Realtek 8822BE IEEE 802.11 ac
・Bluetooth: Realtek製 4.2
・Modem: 無し
・指紋認証装置: 無し(AMDのセキュリティ・デバイスは搭載)
・ports/slots: 外観部を参照
・その他: webカメラ、マイク
・OS: Windows10 HOME Single Language
・質量: 1.3kg(実測)
・バッテリ: 4cell
・バッテリ駆動時間: 5時間(実測)
インストール関連 | |||
使用し始めて、まずタイルの問題が 起きて、同じように解決した。 本機のW10は、 日本語化できなかった。 (入力は可能) |
Support Assistantが 何やらBIOSを更新しろとうるさいので |
実施したところ | 長い長い |
BIOSを更新したところで、 日本語化はしなかった。 それどころか、PIN起動しなくなったw |
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ストアのメニューも、おかしな 表示がされ、アプリが導入 できなかった。 そういえば、Windowsの更新も エラー表示されはかどらなかった。 |
そこで、Support Assistantに 表示される他のアップデートも 一通り実施したところ、 ストアの表示はこのように変わった。 |
紹介された更新を実施したところ、 Windowsの更新は先に進んだ。 |
が、どうしても 日本語にはならなかった。 ま、使えないわけじゃなし、 いっか。 |
CINEBENCH R15 | |||
3D MARK 11 | 3D MARK FS | ||
3D MARK 11は最初エラーが 出るので、 |
Scan SysteminfoをOFFにしたところ | 結果表示可能になった。 |
CINEBENCH R15のまとめはこちら
<3D MARK FS SCOREの総合結果はこちら>
<3D MARK 11 SCOREの総合結果はこちら>
総評すると、全体として性能も十分速く、デザインも満足いくものである。
折りたたんで、タッチパネルを押して使うのも楽しい。
あとは、最初にも書いたが、何ヶ月持つのか、である。(笑
hpというと、ただでさえ壊れる気満々なのだが、
古くはtx2のように、可動ヒンジを備えているとなると・・・
壊れない方がおかしいだろw、的なイメージを持っている。
既に初期の段階で、ACアダプタを差さないと電源が入らなかったり、
フタを開けないと電源が入らなかったり、といった不審な症状を呈している。
やはり過去に何度も故障しているので、ちょっとした不具合でも心配だ。
<2019年3月下旬追記>
もうタッチパネルが壊れた。
狙ったところを正常に感知できなくなったようで、
思うように動かせなくなってしまった。
<4月上旬追記>
直った。
ちょっとした接触の問題だったのかもしれない。
<5月中旬追記>
結局、その後もちょこちょこ同様の症状が再発した。
タッチパネルはもうだめなのかもしれない。
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