■2017年6月7日:hp ProBook 645 G1 購入とReview
2月にノートPCを探していた際に、hpのサイトで一度発見していたのだが、
直ぐになくなってしまって、その後も各社のwebsiteで14インチノートを探していて、
再びhpのサイトを確認していると、再登場したノートがあった。
プーケット滞在中に発見して、バンコクのアパートに帰ってくるまで、
もういてもたってもいられなくなった。
これがそれ。この仲間だと思われるが、パンティップ等店舗では 見かけたことがなかった。Richlandだから少し古いモデル (2013年、Kabiniと同世代)だが、魅力的な性能だ。 なおこの時期のタイ・バーツの値段は1THB = 約3.2円だった。 送料は無料とのこと。 |
事前に調べていてこのサイトはクレジット・カードが使えるらしかったので、 早速購入に踏み切るため、カートに入れる。 本機は法人モデルだが、この国はそういうのは関係ない。 |
次に住所など必要事項を書き込む。 | そしてクレジット・カードを選択。 |
この段階でメールが届く。 | 次にクレジット・カードの情報を入力する。 当然だが日本のカードだ。 |
そしてカード認証で拒否られる。 | カードの発行銀行を書かなければいけないようなのだが、 私のVISAは銀行発行ではなく、タイのカードを選ぶ画面に 三井住友銀行の名前があったのでそれを発行国を日本と選んだあと、 書き写したがそれでもダメだった。 |
そこで、面倒くさいので代引き"Cash On Delivery"を選択したところ、 見事パス。4/19 (水)の晩だった。 |
手続き完了後、注文状況確認画面にて。 |
さらに注文履歴を確認。中段の"Awaiting Payment"がそうなのだが、 最初"Holding"となっていた。Holdingとは"保留"だから、 カードが認証拒否された分のものまでエントリーしているので、 (Cancellと表示されていないものもあり、消し方も分からなかった) どれが本命なのか分からず保留扱いになっているものと考え、 翌日このページの上部に記載されている番号に電話して聞いてみたところ、 いや別に保留にはなっていないし、手続き中ですよ、との回答で安心した。 いつ頃届くのかと聞くと、現在商品の入荷待ちで、翌週火曜日発送で 恐らく水曜日にはお届けできるものと思う、とのこと。 実は水曜の晩に注文すれば、木曜発送の金曜に着くかと甘いことを 考えていたのだが、さすがに無理だったようだ。少しがっかりしたが、 とりあえず発注はできたので楽観的に考えることにした。 |
25日火曜日の進捗画面。 出荷済になっている。 荷物は間違いなく26日水曜日に届いた。 午前中に届いたらしく、妻が受け取ってくれた。 (1回私に住所確認のため電話が掛かってきた) これでタイでもインターネット通販可能なことが実証されたが、 今回のケースの場合、平日しか業者は動いていないので、 家に誰かにいてもらう必要がある。 (会社に届けてもらう手もあるが) |
【 スペック 】
・モデル: HP ProBook 645 G1 Product# W8H28PA
・APU: Richland
・CPU: AMD A10-5750M Socket FP2 Piledriver core 2.5GHz (Max 3.5GHz)/L2=2Mx2/35W
・memory: Samsung PC3-12800 (DDR3-1600) CL-11 8GBx1 200pin SO-DIMM Single
Channel
・Chipset: AMD A76M FCH (Fusion Controller Hub)
・液晶: 14.0"(1366x768pixel) (艶消し) 非Touch Panel
・Video: Radeon HD 8650G (integrated)
・HDD: Western Digital WD Blue WD10JPVX-60JC3T0 1000GB
(実質容量:931GB) 5400RPM 8MB Cache SATA 6.0Gb/s 2.5" t = 9.5mm
・光学ドライブ: hp DVDRW DU8A6SH
DVD+/-RW ドライブ (Super-Multi Drive)
・Sound: AMD High Definition Audio
・LAN: Realtek RTL8168C GBE
・WLAN: Qualcomm Atheros QCA9565 IEEE 802.11 b/g/n
・Bluetooth: Qualcomm Atheros QCA9565 4.0+ HS
・Modem: 無し
・指紋認証装置: 無し(AMDのセキュリティ・デバイスは搭載)
・マルチカードリーダー: 有り
・ports/slots: USB3.0 x2/USB2.0 x2
アナログRGB port(ミニD-sub15ピン): 有り/HDMIports: 無し/Display Port x1/ExpressCard:
無し
・その他: webカメラ、マイク
・OS: 無し
・質量: 約2.1〜2.2kg(実測)
・バッテリ: 4cell
・バッテリ駆動時間: 5時間弱(実測)
荷物はかなり大きな梱包で届いた。 中に爆発物が入っていないか、 犬に確認させている |
左の箱を開梱したところ。 化粧箱と鞄が入っていた。 |
化粧箱の中身。 ドライバCDの類は入っていない。 |
ACアダプタは前よりは 小さくなった。以前予備を 買っており、同じ65Wなので前のが 使えないかと思ったが、 口金のサイズが違った。 |
BIOS画面。 この段階でも輝度調節キーが 有効だった。 |
天板。表面は何だかしっとりした 仕上げになっている。これを 心地良いと感じるか気持ち悪いと 感じるかは意見の分かれる ところだろう。 |
裏面。ビジネスモデルらしく、 ドッキング・ステーションを 接続できるようになっている。 |
開いたところ。 指紋認証装置は塞がれている。 ちょっとバイオみたいな色の パーム・レストが不安(?)だ。 |
モニターは艶消しである。 (私はつるピカが嫌い) 発色も意外に良い。 |
右のヒンジの根元に ワイヤレスON/OFFと サウンドON/OFFボタンがある。 |
ステッカーは 何も貼っていなかったので、 自作のステッカーを貼った。 |
タッチパッドは左端に小さな 点があり、タップすることで タッチパッドをON/OFFできる。 |
背面。 | 正面。 左側の溝みたいに見えるのは、 下部写真のインジケータだ。 |
左側面。LANとUSBポートx2、 その下にカードリーダ、右手に DVD±RWドライブ。USBポートの 一つは電力供給可能を示す マークがある。 厚みはかなりある。 カードリーダはカードの出し入れが非常に やりにくい場所にある。 |
右側面。イアフォンジャック、 USBポートx2、そしてなんと DisplayPort、RGBポート。 USBポートが4つあるのは良い。 但し3.0が2つあるはずなのだが、 どれだか分からない。 (多分左側面の2つ)付属の変な マニュアルにも書いていなかった。 排気は結構熱い。 |
正面のインジケーター部。 結構凝っている。 |
光学ドライブはなしモデルなのかと 思っていたが、DVD±RWドライブが 付いていた。薄っぺらくて DVD挿入時、片手で支えていないと もげそうだった。 |
重量は2.1と2.2kgの間だった。 これまたwebsiteだと Starting at 2 kgなどと意味の 分からないことが書いてある。 |
【インストール】
OSは事前にW10を買っておいた。
W10はくそだが、くそしか売っていないので仕方がない。
W10の何がくそかというと、特にノートPCの場合に、
自動更新との名目で問答無用で再起動が掛かる点だ。
仕事中にこれが掛かると、切れそうになる。
OSのパッケージを開ける。 む、何だこれは・・・ P・IDが読めないぞ。 しばらく何だか分からなかったが、 そのうちに思い出した。 そう、W10はスクラッチが 導入されたのだ。 話には聞いていたが・・・@A |
早速、2バーツ硬貨を取り出して 擦ってみる。 何だこりゃ、削れないぞ!? セロハンテープを貼って剥がしても 取れない。それどころか、下地の 紙が剥がれそうになって焦った。 なめとんのか!! 一体どうやって剥がすんじゃい!! |
爪で擦ったら剥がれた。 しかしながら、手が汚れるので こういうこと(スクラッチを施すこと) はやめてほしい。 |
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OSのインストールは支障なく進み、本機のドライバはここで手に入るが、 殆どのドライバはインストールの段階でフィックスされ、 足りないのはグラフィックスのドライバくらいのものだった。 OSを入れた時点では輝度調節キー等は無効になっているが、HP Hotkey Supportという ソフトウェアをインストールすると、有効になった。 次に 英語版W10を日本語化する方法を伝授しよう。
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まずWindowsボタンを押して設定 パネルを開く(歯車のマーク)。 |
次にTime & languageを選択。 | そしてRegion & languageにて 日本語をインストールし、 オプション・メニューを開く。 この時点で日本語をキーボード 入力できるようになる。 |
ここでもう一度language packを インストールする。 |
終わったら、再起動だか何だか 忘れたが行えば、 |
日本語化する。 | ||
次にアプリケーションの紹介。 こちらはHP Support Assistant。 |
websiteの紹介ページには メモリはDDR4-2133などと書かれて いたが、それはウソらしかった。 まあタイはウソの国だから 仕方がないだろう。 |
HP Softpaq Download Manager。 新しいドライバがあるようだが、 特に問題ないので、わざわざ更新 しない。 |
そしてHP Client Security。 不要。 |
デバイスマネージャー。 | ここを見ればLANアダプタの 型番が分かる。 |
ドライバやソフトウェアに支障はなかったが、Windows Live 2012がサポート終了していたのには驚いた。
私はOffice Outlookは嫌いなので長年これをメールソフトとして使っていたのだが、
今回の件ではほとほと困った。
仕方なくThunderbirdを入れて、メールはエクスポート&インポートを繰り返したが、
上手くThundeerbirdに入らなかった。
アドレス帳も、Liveメールでcsvとしてエクスポートして、Thunderbirdでインポートしたところ、
ニックネームのところにメールアドレスが入っており、使い物にならなかったが、
面倒くさいので放っておくことにした。
Thunderbirdもメールは圧縮して保存されるのでバックアップが厄介だ。
迷惑メールフォルダがないし、未開封の太字も判読しにくいが、
一方でページの分割ができたりタブ方式が採用されていたり、起動も早くて良い。
【性能】
CPU-Z | |
CPU-Zのベンチマーク |
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前回から1年経っているので当然バージョンが変わっているのだが、 まるで違う数値となった。これでは比較にならない。 前回のものはBETAと書いてあったから、評価基準が変わったのだろうか・・・ 他のマシンにも新しいバージョンを入れて評価することも考えたが、 面倒くさいのでやめた。 |
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標準なのかどうか知らないが、A10-7850Kとの比較 | |
こちら、%表示 | 試しにメインマシン@Aにインストールして計測してみた。 A10-5750Mはいい線いっているのではないだろうか。 |
3D MARK | ||
06 | 11 | FS |
過去3年のノートと比較して最下位 | こちらも中途半端な性能 | 面白いことに、Pavilion 14-n201ax 以降、スコアが逆行している。 |
<3D MARK 06 SCOREの総合結果はこちら>
<3D MARK 11 SCOREの総合結果はこちら>
<3D MARK FS SCOREの総合結果はこちら>
3D MARKのスコアは振るわなかったが、安心してほしい。
実際の使用感では、確実に早い。
私が使っているソフトでは、Adobe Photoshop Creative Cloudが一番処理が重いソフトだが、
Acer Aspire E14 E5-422-8733より確実に早くなっている。
APUのモデルが古いので3D性能は低いのかもしれないが、
そもそもCarrizo-LはRichlandより省電力カテゴリのAPUなので、
CPUパワーはRichlandの方が上だ。
何の裏付けもないが、3D MARKはもしかしたらCPUの電源管理が利いて、
フルパワーで動いていないのかもしれない。
私がなぜいつまでも3D MARKを使っているのかというと、
3D性能が高ければ総合性能も高いからだが、
一方で3D MARKのスコアが低いからといってCPU性能まで低いわけではない。
この法則を知っていれば、3D MARKは指標としては役に立つ。
いずれにしろこんなノートでゲームなどやる奴はいないだろうから、
十二分な性能だろう。
【バッテリー性能】
A10-5750MはそこそこパワフルなAPUである。
そのため誤算だったのだが、TDP 35Wというのを見て「しまった!」と思ったものだったが、
それは要らぬ心配に終わった。
いつものようにバッテリー消費を気にしつつ、
バッテリーのみで適当に1時間使ってみた。
スタート | エンド |
17:11バッテリー 残量97% | 18:11バッテリー 残量76% |
この結果、逆算すると5時間程度は持つ計算だ。
ダウンード等も行ったのだが、意外に省電力だ。
まあ、通しで使ったら5時間は持たないと思うが・・・
が、あるときACアダプタで使用していて、突然固まった。
まったく復帰する様子がないので電源ボタンを押してシャットダウンしたところ、
再起動すらしない(読み込み中のまま)。
タイなので気温が35℃を超えていて、室内のエアコンが利かなかった日なので、
少し持ち上げて熱が冷えてから再起動を掛けると、起動した。
もしかしたら、熱が原因だったのかもしれない。
【まとめ】
さてまとめると、何をまとめるのか知らないが、
HP ProBook 645 G1はオフィス用途では満足な性能を持っている。
このノートでゲーム・プレイを考える輩はいないだろう。
(もしいたらデスクトップを買えと勧める)
OS込みで77,000円というのは、オフィスも入れると10万円になってしまうから、
高いかもしれない。
しかしながらタイではAMDプラットフォーム搭載の14"ノートは、
ろくな機種がないので、選択肢は限られているのが現状だ。
最近はタイでも15.6"サイズが主流になってきており、
これはデスクトップを買わずに、少し大きめのノートを選ぶ買い方が増えてきているためと思うが、
ノートをあくまでも外出先で使う者から見ると、本機はかなりコンパクトに見える。
そしてDisplay Portはゴキゲンだ。
USBポートが4つあるのもいい。
これでもうちょっとACアダプタを小さくするとかシェイプアップしてくれれば、
いうことなしなのだが・・・
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