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■2018年12月23日:腱鞘炎

2年ほど前から、腱鞘炎を患っていた。
薬で治したり、治らなければ注射してもらったりしつつ、
またぶり返してを繰り返していた。

腱鞘炎になる原因は、
家でも会社でもコンピューターをカチャカチャやっているからなのだが、
コンピューターをカチャカチャやっているとなぜ腱鞘炎になるのかは、
インターネットで調べても、はっきりしないらしい。

私の場合、この歳になって発症するということは、歳のせいだと考えていたのだが、
医者によればそのメカニズムは、手首の骨が損傷
(実際は損傷などしていない)を受けるのを防ぐために、
体内組織がカルシウムをその骨の辺りに集積しており、
集まったカルシウムが突起となって皮膚だか肉だかにぶつかるため、
痛みを生じる、ということらしい。

だから、何回目かに再発したとき、そのときの医者はその骨は使い道がない骨だから、
手術して骨を取り除くしかないよ、と言った。しかも、
「痛いよイヒヒヒ」
あのなあ。

ただ、医者曰くマウスを握る右手ではなく、
置いたままの左手に発症する理由が納得しかねるようだった。
こちらには、治りさえすればどうでもいいことだ。

この病院は、金もうけ主義で有名な病院で、
妻が盲腸になったときなど、手術に30万掛かると言われた病院だ。
いくら取られるか分かったものではない。

というわけで、この時は医者に
「じゃあ注射にする?痛いよ、イヒヒヒ」と言われ、
既にこの時点で2度目の注射だったので、たかが知れていると考え注射してもらった。
しかもこの時はかなり症状が悪化していたため、2本立てだった。
すごく痛かった


その後、何か月か症状は現れなかった。

妻が、G-SHOCKの包装材のスポンジでクッションみたいのを作ってくれた効能も大きい。
(彼女を讃えあれ、なんと彼女は3個も作ってくれたのだ。3箇所の工場用である。
自宅用にはサポーターを買った)


ところが、最近になってまたぶり返したので、再び病院に行ってきた。

最初に12/2に行って、まだたいしたことはないので薬で治るかもしれないから、
消炎剤をくれと言った。医者はその通り処方してくれた。
(手術の話をしたのとは別の医者)

次に12/10、結局治らなかったのでもう一度行った。
今度は注射してもらう覚悟だった。

この注射、2度の経験から言わせてもらうと、
軽度の時の方が痛みも少ない。
投与する薬剤の量が違うのだと思う。

ところが、前回とは違う若い医者が、
「注射にしても手術にしても、まずは少し様子を見ましょう」
とのことで前回とは異なる消炎剤を処方してくれた。
こいつはまともな医者だと思った。


しかしながら結局次の週(12/16)になっても治らない(良くも悪くもなっていない)ので、
いよいよお注射のつもりで行ったところ、
前回と同じ私が良い医者と判定した兄ちゃんが、今度は
「いあ、その前にMRIして詳しく損傷具合を調べましょう」
はいはい。

待たされること15分。
通訳が来た。

「MRIのために採血とその他もろもろ検査が必要です」
はいはい。

「2,3万バーツ掛かります(詳細は分からない)」
なぬ。

折しも歯科で金がかかっていたし
(妻はTHB 50,000のインプラントをしていたし、私は長い根幹治療を受けていた)、
この日は夕方嫁さんと出直してインフルエンザの予防接種も受けて、
さらに来年の健康診断の予約もするつもりでいた。

出せと言われて10万前後の金を出せるわけがない。
というわけで、断った。
今回の医者は、どうも本心から私の快癒を願っているのではなく、
自分の好奇心の追及に患者の金を使おうとしているように思えてならなかった。
医者の変態趣味に付き合って左手を解体されてはたまらない。

通訳のお姉ちゃんは多少戸惑っていたが、

「では、お薬を受け取られて帰りますか?」
は?何?薬って?
今日の診察では薬をもらう話はしていない。

この病院とは、こんなすれ違い(@A)を何度も繰り返している。
腱鞘炎と同じで、病気の一種だ。


さて、ここで飲み込みの悪い姉ちゃんのために事情を説明してやらねばならなかった。
本来こんな説明は医者の怠慢なのだが、
私も年下のきれいな女性に理を通して説明するのにやぶさかではない。

女生の男性に対する見方とは、男が骨折って心からの理解を求める説明に対し、
信頼に足る/足らないを判断するものであり、
真っ当な男であれば、そうしたプロセスを経て女性の顔色に満足の色が浮かぶのを見て、
喜びを感じるものだ。

それで、そんなたわ言はどうでもいいのだが、
前回より前々回の消炎剤の方が効きがスマートだったと伝えて、
さらに待つこと15分。

会計に行けと言われた。
はん、金を払わねぇ患者には医者はもう会わねぇってか。


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サミティベート病院の会計。
最近、呼び出し番号を表示する液晶が備え付けられた。
一見便利なようだが・・・
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しばらく前からau bon painの前の中庭を工事していたのだが、FIRST LOUNGEというのができていた。
とはいえ、利用の仕方が分からない。


会計では席が空いていないので小説を立ち読みしながら待っていると、
気が付くと30分経っていた。
しかも私の番号は表示板の最初の位置から進んでいない。

絶対嫌がらせだろ。

私は会計の空いているカウンターに直進して、
自分の番号はいつ呼ばれるのかと聞いた。
係員の女はすぐ隣のカウンターを指し示して、
そちらにお進みください、と言った。

けっ、こざかしい真似を。
最初からそうすればいいのだ。

私は望みの薬をもらって立ち去った。
病院に来たのは12時で、出たのは15時だった。
3時間もかかった。

健康診断受付も、16時までだと書いてあったので、
この日はもう、うんざりしたのでもう一度病院に来るのはやめにした。


今後だが、作戦が必要だろう。
私には会社が手配してくれる保険があり、
この保険はTHB4,000/月までの医療を受けられる保険だから、
これがリセットされる来月まで待って、別の病院に行った方が良さそうだ。

なおこの日(12/16)のタイ・バーツのレートは、THB 1 = 約 \3.46だった。


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