■2011年7月9日:Mount&Blade Warband 最終回
いよいよ最終回である。
前回までで大方戦の趨勢は見えたが、未だ一国残っている。
それは、北国ベージャー王国である。そして、滅びた各国の敗残諸侯達は
糞に群がる蠅のように残ったこの国にたかっており、私としては臭いのは嫌なので、
統一の名のもとに掃除する決意をするのであった。
今回は巻末に特別付録も収録しているので、ご参照いただきたい。
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いよいよ最後に残った強国(?)、
ベージャー王国との一騎打ち。 |
味方諸侯連が続々と越境してくる。 |
敵主力に遭遇。折しも侵入してきた我が軍と
遭いまみえる。両軍に緊張に走る。
我が軍の偵察が1部隊だけ突出しているのが
気になるが... |
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懸念が現実のものとなった。1982x179。
解像度ではない。
さすがにこれでは相手にならないだろう。 |
そこで、少し巻きもどして当該部隊の武将に
退避命令を出す。 |
ところで実際には退避或いは後退というような
指示はないので、ここでは”パトロール”
名目である。 |
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味方がたむろしている付近の村まで後退を
指示した。言うことを聞かない武将もいるので
頭に入れておこう。 |
代わりにプレイヤーが敵を引き付ける役目を
引き受けた。 |
ある時点で接触すると、総数203x2003という
戦闘が発生した。キリ良く10倍だが、
笑い事ではない。 |
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敵共を引き連れてくると、うまい具合に
味方部隊も集結していた。 |
これで1406x2003。この位の戦力差なら
何とかなる。 |
本ケースのような場合、自部隊を除いて
味方部隊だけで戦わせると、お互い部隊数が
多いのでこのようにちりじりになってしまう。 |
ではここで戦場のワンシーン・コーナー。
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敵の城下町を焼き討ちした。正確に言うと
戦闘に突入した際に勝手にそうなっており、
私のあずかり知らぬところなのだが。 |
夜襲。 |
空の描写は美しいというより他ない。
まるで現実のようだ。 |
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雑兵を連れてレベルアップを図っていた際、
だいぶ味方の数が減ってきたな〜と
思っていたところ、突然援軍が到着した。
何のことはない、戦闘の定数である150を超える
兵力は一度に描写し切れないため、1回戦、
2回戦と用意されているだけだ。 |
ベージャーと正反対に位置するロドック
地域にて。城や都市には守備兵を入れて
置かないと、こんなところまで敵は遠征してくる。
通常、城や都市には接近しないと配備状況など
分からないので、何故こんな離れた場所を
狙って一直線に向かって来れるのか不明だが、
それはそれ、卑怯なAIの成せる技だ。 |
定石通り、残るは領地一か所のみというところ
まで追い詰めた。 |
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本ゲームでは明確に”クリアー”という
要素はなく、この後もプレイヤーが
統治する世界が継続していくことになる。
メニューの中に「冒険から足を洗う」という
コマンドがあるが、それはそれまでの
実績がテロップされるだけだ。
それではあまりにも味気ないので、
少し前まで巻き戻してもう少し楽しむことにした。 |
最後の1城から敵兵を追い出すと、翌日の
システム・メッセージでベージャー滅亡。 |
さらに翌日、我が国がカルラディアを統一した
ことを知らせるメッセージが表示された。
この後、特に何も起こらず、元敵諸侯の参入も
発生しなかった。 |
我が国は既に40名を超える臣下を抱えていたのだが、広大な領土に対しては
全くもって不足していると言わざるを得ない。諸侯の引き抜きにはコツがある。
つまり、彼が単独である時を狙わないと成功率が低いのだ。
先ほど述べたベージャー軍との戦闘の項にある写真のように、
集団でいる際などは確実に不可能だ。これは、フィールド上でも城内でも同じことが言える。
そこで敵拠点の眼前にキャンプを張り、敵将の出撃を待ち構えることにした。
リムスク 31歳 元ロドック出身 |
ロチャバース 37歳 元スワディア出身 |
スードゥン 37歳 元ロドック出身 |
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画面に表示されているのは、まずはお決まりの
質問、政治に関する事柄についての
彼のコメントだ。
「それは微妙だ。その言葉は鼻を生業に
突っ込んでいるケチなブタども全部のことだ。
言いたいことは何なのか言ってくれ」
では、とばかり国王のことについて聞いてみた。 |
以前剣を交えた際に捕虜にしなかったことで、
感謝される。訳は前回参照。 |
「私は本当に未だヨーグルト王を裏切る
わけにはいかないのだ。すまない。
もうこの話をするのは止してくれ」
さすがに好感度100なので丁寧な口調だが、
彼のベージャー王への忠誠度も高いのだろう。 |
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「ヨログレク王は簡単に悪魔に耳を貸すし、
私に対してもろくに庇護してくれない、
弱い統治者だ」良い兆候だ。
だいぶ不満が溜まっている。 |
「私は正直者だ。何も隠すことはない。しかし
聞くに堪えることなら、とは言っておくよ。
何が訊きたい?」ではヨタモノ王について
訊いてみましょうか。 |
じゃあしょうがない。
死んでもらいまひょか〜 |
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必殺、”勧誘”〜 |
「良いだろう、私は正直だ。ヨログレク王は
しばしば私の権利について軽く考えているし、
彼の庇護は増々無価値なものになっている」 |
「いいだろう。出来れば避けたいものだが、
他に選択肢が無いことも分かっているしな」 |
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口説き落とすことに成功した。 |
簡単に落ちた。 |
362x26 ぷぷw |
タルバー 45歳 元ロドック出身 |
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「最後に会ったとき、あんたは良くしてくれた。
だがあんたには2度とそんなチャンスは無いと
保証するぜ!」 |
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「自分のすることを後ろめたいことにされたくは
ないが、しなければならない場合もある。
何が訊きたいのかね?」
あんたの王様をどう思っているのか
聞かせてくれよ。 |
「ヨログレク王が選ぶ取り巻きには
うんざりしていたところさ」 |
じゃあ、丁度良いじゃん。ウチに来ない?
あっさり承諾してくれた。 |
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背いた配下を追ってヨタロヲ王の軍団が
大挙して出てきた。たまたま付近に味方の
軍勢はナシ |
318x655。明らかに分が悪い。
ところがこちとら精鋭揃いだもんね |
見事勝利。捕虜を連れていると連中にも
食料をやらなければいけなくなるので
遠慮すると、スードゥンの奴が引き取った。
捕虜415名とかいって有り得ねえだろw |
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前回遷都の仕方が分からないと書いたが、
強力な武将を配下に迎え入れ、さすがに
城だけでは可哀想なので、今後の彼の
活躍に期待して手持ちの都市の内
要らないのは首都なので、遷都して
譲ってやることにした。 |
移転先の事務所に必要なのはコレ。
左がツールで右がベルベット。
そこいら辺の都市の売店で入手して
ベルゲンに突っ込んで置く。 |
すると、前回は”保留する”選択肢しか
無かったのだが、”やっちゃう!?”コマンドが
現われる。遷都はボタンを押して瞬時に
実行される(左写真のアイテムは失われる)。 |
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遷都して牢屋も広くなった。懐かしのスルタン・
ハキムの姿も確認できる。っていうか
こいつらってば捕虜の分際でこんなだべってて
良い身分だよね!? |
で、ところで、ディリナードの投宿先に顔を
出してみると、げろげろ!?何でガイコツが? |
アッパーもスマッシュも効かない。
奴は何物!? |
さて、カルラディアの統一にも様々なパターンがあると思うが、
色々遊んでいて面白い統一の仕方があったので紹介しておこう。
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敵城からわーっと敵部隊が出撃してくる。
私はそれをのらりくらりとかわし、
敵城に接近。 |
すると、彼が城主なので当然だが、グラセンが
敵将の中でただ一人残って留守番していた。 |
謁見を願い出た。 |
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お前さあ、ヨロヨロ王ってどうなのよ? |
何か余所の土地が他の諸侯のものになって
妬んでいるとか、どうでも良い事を言い出した。 |
じゃあさ、いいからとりあえずウチに来いよ。 |
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「甘えちゃっていいすか?」 |
一瞬にして敵城が我が領土に。 |
たった今出撃したばかりの敵数部隊が、
あまりのことに事態を飲み込めず
固まっている。これには笑った。 |
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ところが、通常、領土を全て失った国家は
翌日には滅亡するのだが、今回は何も起きず、
不審に思っていたのだが、
未だ戦は継続しているようだ。 |
敵は最後の悪あがきを試みるも、我が軍に
捕まったり寝返ったり散々な有様だ。 |
実は敵の王は開戦初期からずーっとブタ箱に
放り込んでおいたのだが、それを返せと
言ってきた。
「いやなこった」 |
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そんなこんなで2週間かそこいらすると、
停戦を申し込んできた。 |
これを断っても単にこの状況が続くだけなので、
試しに申し出を受けてみた。 |
すると、ビックリたまげた。領地が一つも
無いのに敵勢力は存続しているではないか。 |
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停戦後、敵部隊の姿は何処にも見えない。
ますますどういうことなのか分からない。 |
そんなある日、突然敵軍が出現した。
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たまたま付近に居たので現場に急行すると、
なるほど、確かにウチの村が放火されていた。 |
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何をしているのか訊いてみる。
「あぁ、何か用けぇ?」 |
「オレ達は次の目標を探しているところさ」
テメー、とぼけるんじゃねえよ。 |
戦うのも面倒臭いので勧誘してみる |
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「ヨログレク王は我が君主である。この件で
私に言えるのはこれが全てだ」
いいから話を聞けよ。 |
「OK、面白そうジャン」
軽い奴だ。 |
我が国がベージャー王国を挑発しており、
彼の国王は他の悪巧みに夢中であり
挑発には乗って来なかったとのメッセージが。
そんなことをした覚えはないのだが・・・
っていうかオタクの王様はウチの牢屋の中
ですよ、という感じなのだが。何かの
映画みたいにシャバにいるマフィアに
暗号でも送っているのだろうか |
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このセッションではこれ以上ブラブラしていても何も起きないので消去した。 |
そうこうしているうちに停戦期限切れ。
但しこの後も何も起きなかった。 |
上記のパターンから、グラセンの奴を引き抜きたいのはやまやまだが、
最後に残った敵城の主であるやっこさんを引き抜くと、話が見えなくなってしまうことが分かったので、
別の策略を巡らすことにした。
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まずグラ公が城を出てくるのをひたすら待つ。 |
そして出てきたところをすかさず捕まえて、
勧誘モードに入る。 |
「あーあ、あんまり気乗りしないんだけどな」 |
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強引にスカウト |
予定通り落城。そして城内に居た敵軍は全て
追い出される。 |
敵軍がわらわら出てくる。
笑えるシーンだ。 |
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付近にいる味方と交戦する敵もいれば、
どうしていいか分からなさそうな敵もいる。
そんな中、敵将ドルが別の我が領の城に
向かう! ちなみに私は抜かりなく事前に
その城から守備隊を全て引っこ抜いておいた。
余談だがグラセンは兵力が”5”しかないのに
敵軍に突っ込んで行った。 |
そこに我が方の増援が到着し、敵は散々に。
しかしドルは冷静に退避し状況を
見極めている。画像左下の”5”しかいない
部隊が彼の部隊だ。 |
味方部隊が相次いで捕虜になるか逃げ出す中
、男・ドルはたった5人の部隊を引き連れて
執拗に城を目指す。
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たった一人になっても未だ城に貼り付いている。 |
何と落城させた。これは本当にすごいと思った。
見上げた根性だ。 |
ドル様、入城〜 |
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彼は入城するやいなや、城の守備軍を全て
引き連れて出撃してきた。戦力差14x270だ。 |
「ついてなかったな。降伏したまえ」 |
そこは得意の処世術を披露して
和解の道を探る。
「ふむむ、君は私の関心を惹きつけたぞ。
何が言いたいのかね?」 |
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「一緒に来ないか?」
「いいだろう、君の軍に参加してみることに
しよう」やったね〜w |
疾風の男・ドルは身売りするやすぐさま転じて
今出てきたばかりの城の攻略に入った。 |
放って置くと先のパターンと全く同じことに
なるので、急いで引き留めに掛かる。 |
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この後、守備兵力の無い(敵武将が在城して
いない)城には直ぐ味方が奪還しに来るので、
城を奪還しに来た味方の他部隊もしばらく
同様に追っ払い続けて、ぼちぼち負けた敵将が
転がり込んで来て敵城が安定化するのを待ち、
作戦終了。 |
いいからどっかその辺の見回りでもして来いよ。 |
「ハーイ、パパ」とばかり立ち去るドル。 |
以上、約半年・10回に渡り、やや駆け足でMount&Blade Warbandの世界を見てきたが、
これで私の冒険は全てである。ここまでお付き合いいただいた皆さんには
厚くお礼申し上げる。
たまにはこんな怪しげなことをしてみるのも面白い。
< 特別付録 >
管理人作成Mount&Blade Warbandに頻出する英単語・熟語帳
英語版をプレイされている方は参考にしていただければ幸いである。
【 Excel版:75KB 】
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■2011年6月24日:Mount&Blade Warband 統一への序章
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