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■2016年3月31日:Acer Aspire E14 E5-422-8733 Review

本機に搭載するAPU、A8-7410は、A8-6410の直系の後継機で、
AMDの現行プラットフォームのうち、省電力側に振った「Carrizo-L」の最上位モデルだ。

購入店についてはこちら

日本未発表モデル。

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天板真正面。ヘアラインは樹脂だが
美しい。
左図と同じ天板を少し斜めから
確認する。少し変わったデザイン
で、側面から見ると下面が狭い
台形になっている。
裏面。バッテリーは完全内臓式で、
アクセスパネルはなく、内部に
アクセスするには完全に裏面
パネルを外す必要がありそうだ。
裏面側を同じく少し斜めから撮影。
天板が少し出っ張るように
なっている。
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背面。
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電源ランプ。その左に
カードスロットがちらりと見える。
「A8」のステッカーはメタリック感が
廃止され安っぽくなった。
滑り止め塗装のようなものが
施されている。
正面。
音量や輝度調節は「Fn」ボタンを
押しながらでないと使用できない。
つまり、F1〜F12の」各キーは
ワンタッチで使用可ということだ。
電源ボタンはキーボード上、右上だ。
ちょっと他のキーと間違えて押しそうで
怖いが、軽く押しただけでは
反応しないようになっている。
パームレストの型番表示部。
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左側面。
D-sub、HDMI、USB 3.0 x2ポートが並ぶ。
右側面。
イアフォンジャック、USB2.0ポート、DVDドライブに
電源ケーブル差込口がある。
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前面。分かりにくいが左端下部に
メモリカード・スロットがある。


【 スペック 】

・モデル: Acer E5-422-8733
・APU: Carrizo-L
・CPU: AMD A8-7410 Socket FT3b Puma+ core 2.2GHz (Max 2.5GHz)/L2=512KBx4/15W
・memory: Samsung PC3-12800 (DDR3-1600) CL-11 4GBx1 200pin SO-DIMM Single Channel
・Chipset: AMD K16 IMC Kabini FCH (Fusion Controller Hub)
・液晶: 14.0"(1366x768pixel) (つるぴか) 非Touch Panel
・Video: Radeon R5 (integrated)
・HDD: Western Digital WD Blue WD10JPVX-22JC3T0 1000GB
     (実質容量:931GB) 5400RPM 8MB Cache SATA 6.0Gb/s 2.5" t = 9.5mm
・光学ドライブ: Philips & Lite-On PLDS DVD A DA8A6SH
          DVD-Super Multi DL drive
・Sound: Realtek ALC255 High Definition Audio
・LAN: Realtek GBEthernet
・WLAN: Qualcomm Atheros QCA9377 IEEE 802.11 b/g/n
・Bluetooth: Qualcomm Atheros
・Modem: 無し
・指紋認証装置: 無し(AMDのセキュリティ・デバイスは搭載)
・マルチカードリーダー: Realtek RTL8411B、USB2.0接続
・ports/slots: USB3.0 x2/USB2.0 x1
         アナログRGB port(ミニD-sub15ピン): 有り/HDMIports: 有り/ExpressCard: 無し
・その他: webカメラ、マイク
・OS: Linux
・質量: 約2.0kg(実測)
・バッテリ: 4cell
・バッテリ駆動時間: 5時間弱(実測)


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BIOS画面。F2キーで入る。
ノートPCの液晶画面というのは、
特に海外メーカー製のものは
発色などまるででたらめで、
目も疲れやすい場合が多いが、
本機は少し文字が滲んで見えるような気が
する。5万円以下と割り切れれば良いが、
気になる方には気になるだろう。
重量を実測。 例によってバッテリー性能についても実測した。
(web利用にて1時間バッテリーのみで使用し、
その時点でのバッテリー残量を確認した)
1時間でバッテリー残量は100→79%に低下した。
このことから、5時間弱の能力と判断する。
多分、5時間は持たない。


CPU-Z


【 価格(VAT(付加税)7%込み) 】

PC本体: 10,990THB
OS (W10 x64 英語版): 4,000THB]
計:14,990THB(約47,249円)

購入日(2/21)のタイバーツの為替レート: 1THB = 約3.152円


【 インストール 】

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付属のドライバ・ディスクと購入したWindows10英語版。
但し、インストール後言語オプションの設定にて全部日本語になった。
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OSインストール後、ドライバディスクにてAutorun.exeを実行すると、
ほんの数秒何かが走って再起動が掛かった。再起動後、上図のような
ユーティリティがインストールされていた。
Acerユーティリティの画面。
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Autorun実行後も特に何もインストールされた形跡はなかったが、 デバイスドライバはすべて埋まっていた。
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が、Radeonのユーティリティはインストールされていなかったので、
ドライバディスクの中身を開いて確認すると、
Radeonのドライバは2つあった。
こちらは不正解で、インストール後”不明なドライバ”と表示され。
ユーティリティも何もインストールされない。
Radeonのドライバ、こちらが正解。
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Radeonユーティリティ、インストール後。 Radeonのドライバ&ユーティリティインストール後、
Acerのユーティリティも表示が変わった。
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ドライバディスクの中にはドライバがたくさん入っているが、 Autorun.exeのリストにはタッチパッドは表示されないので、
タッチパッドのドライバは手動でインストールを試みたが、
「必要ない」とのメッセージが表示され、インストールできなかった。
この結果、タッチパッドは使用可能だがユーティリティ機能が使用できない
状態となった。SynapticsのサイトからDLすれば入るのかもしれないが、
面倒なのでやっていない。

今回、OfficeはHP Pavilion 14-n201axからアンインストール&フォーマット後、
本機にインストールしたところ、ライセンス認証画面は現れなかった。

私はメールソフトはWindows Live メールを使っており
(Office Outlookはメールが圧縮されて保存されるので、バックアップが不便。
その点Windows Live メールは、ファイルがメール情報を持っているので、
メールソフトを開かなくても、フォルダに置いてあるファイルを直接件名や送受信者名で検索できる)、
いつもデータを丸ごとコピーして移行していたのだが、
この作業は少々難解であり、今回も教訓を学んだので以下に記載しておく。

Windows Live メール 保存メールの移行(別のPCが対象)テクニック
@移動元のメールの保存フォルダを、オプションにて便利な場所に移動する。
 この操作は日頃から実施されることをお勧めする。
A移動元のメールを、外付けHDD等にフォルダごと丸ごとコピーする。
B移動先にWindows Live メールをインストールする。
 アプリが起動したら、保存フォルダを@とまったく同じ名前で設定する。
CWindows Live メールを終了させ、再度起動。そしてまた終了する。
D移動先に設定した保存フォルダを削除する。名前を変更したりして
 一時退避させても良い。
Eバックアップしておいた移動元のデータをフォルダごと全部、
 移動先にコピーする。
FWindows Live メールを起動する。この時点でメールは全て再生している
 場合もあるが(その場合でもオプションの設定等は一からやり直し、
 受信拒否リスト等は引き継がれる)、
 メールが存在しなかったら、作った保存フォルダからインポートする。
Gインポート後、保存メールのフォルダ内の"Storage Folders"の中に、
 ”インポートされたフォルダ”が複数あるかと思うが、
 これを全て削除する。
 このインポートというのは、ファイルをコピーし直すだけなので、
 同じものが2重に保存されることになり、HDD容量が無駄になるためだ。
 またこの時対象となる増えたフォルダだけ消せばいいじゃないか、
 と思われるかもしれないが、実はどれだかわからず、
 日付が新しいものを消したところで、メールがエラー表示され見れなかったりする。
HWindows Live メールを終了する。
Iバックアップの中の”インポートされたフォルダ”を全て移動先の対応する
 場所に再度コピーする。
JWindows Live メールを起動する。
 これで、メールは戻っているはずである。
K元々”インポートされたフォルダー”が存在しなければ、
 Fの時点でメールは復帰している(はず)である。


【 性能 】

Windows エクスペリエンス インデックスのスコア

この機能はW10には表にも裏にもない。


3D MARKのスコア

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3D MARK 06。HP Pavilion 14-n201ax (A6-5200搭載)にも負けていたので、 泡を食ってもう一度実行してみたが、2回目はさらにスコアが下がった。
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3D MARK 11 3D MARK FS


3D MARKのスコア
06:5011
11:829
FS:IS 32170/CG 2924/FS 500

<3D MARK 06 SCOREの総合結果はこちら
<3D MARK 11 SCOREの総合結果はこちら
<3D MARK FS SCOREの総合結果はこちら

3D MARKのスコアは、Lenovo G4045-80E10027TA (A8-6410搭載)どころか
HP Pavilion 14-n201ax (A6-5200搭載)にすら及ばない。
そんなはずはない。
むしろ、A8-7410は省電力機能が進化しすぎて、省電力気味に作動したのかもしれない。

3D MARKのスコアは振るわないどころか全然だめだった。
私は今までCPU性能専用のベンチを取っていなかったのだが、
今こそそういう作業が必要な時だ。
幸い、今回インストールしたCPU-Zには、ベンチマーク機能がついていたので、
これ幸い、余計なソフトをインストールせずに済む、と実行してみた。

データは手持ちの7台分のPC(そんなにあったのか)に、Intel系の3台を加えて
10台分のデータとした。

A4-1250 A4-4000
A6-5200 A8-6600K
A8-6410 A8-7410(本機)
FX-4350 Core i7-5500U(同僚のマシン、東芝の最新ノート)
Core i3-2120(職場のマシン、デスクトップ@) Core i3-3220(職場のマシン、デスクトップ@)

<CPU-Z Benchの総合結果はこちら

この結果、嘘みたいに順当な値となった。
まるで作為があるように見えてしまう。
A8-7410が僅かとはいえ確実にA8-6410を上回っていることが分かって満足だ。

A8-7410はA8-6410と同一のコアであろうと思われ、性能向上版という位置づけだ、
単純にクロックが高い分スコアがアップしている。

Core i7とはいえIntelのノートにFX-4350が負けたのはショックだったが、
数年前のCore i3にもAMDのノート用のAPUなど劣っているのだろう、
と予想していたので、そこそこの数値が出ていることが嬉しかった。
AMD勢も結構健闘しているではないか。

実際の使用感としては、前2機種と比較して反応が良いように感じたが、
OSをインストールしたばかりでもあるので、何とも言えなかった。
そもそも、このマシンで3Dゲームなどするものはいないだろう。


【 付属品 】

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外装箱は2重構造で、
Lenovo G4045-80E10027TA
全く同じサイズだった。
電源。ACアダプタはそこそこ小型
だが、3又ケーブルは
相変わらずだ。
店が寄越した付属品。
Acerのロゴ入りリュックと、
無線マウス、USBメモリは結構
ポイントが高い。
箱の中身は確認していない。


<総括>
性能的には最新core iシリーズに及ばないものの、本機のセールス・ポイントは
その価格にある。5万円以下で一通りのことができれば、文句はないだろう。
その値段にしても安すぎるところがあり、恐らく去年のモデルなのだろう、
型落ち価格になっているものと思われる。
実際のところLenovo G4045-80E10027TAよりAPU、HDDの点で進化しており、
この価格設定は考えられない。
良い買い物をした。

現状タイではAMDプラットフォームで14"モデルはAcerしか販売しておらず、
15"ならASUS,lenovoもあるが、Acerには頑張ってほしいものである。

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関連記事:

■2016年3月17日:Acer E5-422-8733を購入(Pantip Plaza)
■2016年3月3日:PantipとLAZADA
■2016年2月24日:Central RamaII acer/AMD 14"マシン探索


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