初稿:27/JUL/2012
最終更新:5/NOV/2021
CPUについては一家言(というか信念)を持っている私だが、
この辺でGPUについてもAMD、そしてnVIDIAについて史学的な観点で一説ぶってみた。
年度 | 1995 | 1996 | 1997 | 1998 | 1998 | 1999 | 1999 | 2000 | 2000 | 2000 | 2001 | 2001 | 2002 | 2002 | 2002 | 2003 | 2004 | 2004 | 2005 | 2005 | 2006 | 2007 | 2007 | 2008 | 2008 | 2008 | 2008 | 2009 | 2010 | 2010 | 2010 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2013 | 2013 | 2014 | 2014 | 2015 | 2016 | 2016 | 2017 | 2017 | 2018 | 2018 | 2018 | 2019 | 2019 | 2019 | 2020 | 2020 | 2022 | 2022 |
月日 | 8/31 | 4/25 | 7 | 10 | 2 | 11 | 2 | 6 | 11 | 3 | 4/14 | 5 | 6/22 | 10 | 11/9 | 10 | 11 | 4 | 6 | 6/17 | 9 | 2 | 3/27 | 10 | 11/9 | 12/22 | 3/22 | 1 | 5 | 10 | 3 | 9 | 6 | 5/6 | 6/29 | 4/18 | 8/14 | 9 | 11 | 12 | 2/8 | 4 | 7/7 | 9/2 | 10/28 | 9/20 | 11/3 | |||||||
Rage | 無印 | II | LT/Pro | XL/XC | 128 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
追番 | LT Pro | FURY MAXX Ultra MAGNUM FURY Pro VR GL |
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Radeon | 256 32/64 |
7xxx | 8xxx (8500) |
9xxx (9700) |
9xxx (9800) |
X xxx |
X 1xxx |
HD 2xxx |
HD 3xxx |
HD 4xxx |
HD 5xxx |
HD 6xxx |
HD 7xxx |
HD 8xxx |
Rx 2xx |
Rx 3xx Fury |
RX 4xx |
RX 5xx |
RX Vega |
RX 590 |
VII | RX 5xxx |
RX 6xxx |
RX 7xxx |
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追番 | VE LE |
SDR LE |
LE | SE Pro LE |
XT Pro SE |
XT PE Pro XT XL GTO GT SE |
XTX XT GTO Pro GT XL SE HM |
XT Pro GT |
ノート APU 用 |
Fury X Fury nano |
64 56 |
XT | XT | XT XTX |
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DirectX | 5 | 6 | 6 | 7 | 7 | 8.1 | 8.1 9.0 |
9.0 | 9.0b | 9.0c | 10.0 | 10.1 | 10.1 | 11 | 11 | 11 | 11.0 11.1 |
11.2 | 12 | 12 | 12 | 12.1 | 12.1 | 12.1 | 12 | 12 Ultimate | 12 | |||||||||||||||||||||||||||
接続 Interface |
PCI AGP |
PCI AGP 2X |
PCI AGP 2X |
PCI AGP 2X |
AGP 8X |
AGP 8X |
AGP PCIe |
PCIe 1.0 |
PCIe 1.0 |
PCIe 1.0 2.0 |
PCIe 2.0 3.0 |
PCIe 3.0 |
PCIe 3.0 |
PCIe 4.0 |
PCIe 5.0 |
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その他 | HBM | HBM2 | HBM2 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
RIVA | 128 | TNT | TNT2 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
追番 | ZX | Ultra Vanta |
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GeForce | 256 | 2 | 3 | 4 | FX 5xxx | 6xxx | 7xxx | 8xxx | 9xxx | 1xx | 2xx | 3xx | 4xx | 5xx | 6xx | 7xx | 8xx | 9xx | 10xx | 20xx | TITAN | 16xx | 30xx | 40xx | ||||||||||||||||||||||||||||||
追番 | Ti Ultra Pro GTS MX |
Ti MX |
Ti MX |
Ultra GT GS GTO XT LE |
GTX GTO GT GS LE SE |
Ultra GTX GTS GT GS |
GTX GT GSO GS |
GTS GT G |
GTX GTS GT |
GT | GTX GTS GT |
GTX Ti GT |
GTX GT |
GTX | M ノート 用 |
GTX | GTX | RTX Ti SUPER |
RTX | GTX TI SUPER |
RTX | RTX | ||||||||||||||||||||||||||||||||
DirectX | 5 | 6 | 6 | 7 | 7 | 8 | 8 | 9.0 | 9.0c | 9.0c | 10.0 | 10.0 | 10.0 | 10.0 10.1 |
10.1 | 11 | 11 | 11.0 11.1 |
11.2 | 11.2 | 11.2 | 12 | 12 | 12 | 12 | 12 | ||||||||||||||||||||||||||||
接続 Interface |
PCI AGP 1x/2x |
PCI AGP 2x |
PCI AGP 2x |
AGP 2.0 (4X) 3.0 (8X) |
AGP PCIe |
AGP PCIe |
AGP PCIe |
PCIe 1.0 2.0 |
PCIe 2.0 3.0 |
PCIe 3.0 |
PCIe 3.0 |
PCIe 3.0 |
PCIe 3.0 |
PCIe 3.0 |
PCIw 3.0 |
PCIe 4.0 |
PCIe 4.0 |
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その他 | DVI 廃止 |
登場時期は代表モデルのものを記入している。型番何番とは面倒臭いので書かない。
さらに通はチップのコアがどうだのcode nameが何たらだのあるようだが、
ここでは両陣営の世代の移り変わりを捉えるのが目的であり、割愛した(面倒臭かった)。
どちらかというとGeForceシリーズの方が売れ筋であり、記録もGeForce関係の方が正確に出てくるのだが、
まあ五十音順の法を守って、尚且つ私も最近はグラボもATI (AMD)贔屓になってきているので、
Radeonシリーズを上段に表記した。
私はRadeonはドライバの評判が非常に悪かったのでRIVA TNT〜GeForce GTX 260まで長らくnVIDIAを
使って来たのだが、ここのところnVIDIAは信用できないのでRadeon HD 6870からRadeonに乗り換えた。
RIVAシリーズのセルのオレンジ色を見て懐かしく感じた方は、かなりの通だ。
今回は歴史的な意味合いを含めてやや古めのチップまで簡単に記載したが、
さすがにATI Machまでは書かなくて良いだろう。
Radeonは登場当初グラフィックス・チップのことをVPU (Video Proccesing Unit)と称していた
(GPUという名称はライバルnVIDIAの呼称なので)と思ったのだが、何処に行ったのか。
グラフィック・カードの歴史は古くはS3社まで遡る。
S3など近頃のチップは全く知名度がないから、最近のユーザーは
名前は知っていても実際にカードを使ったことのある方など皆無だろう。
私が最初に使ったビデオ・カードは父のお下がりのDIAMOND Stealth 64だか3Dだった。
これは搭載チップが前者はS3のTrio64Vのどれかであり、後者は同ViRGEのどれかである。
もはやどちらだか覚えていないのだが、時期的に考えてStealth 64である可能性が高い。
初めて自分で購入したビデオ・カードはMatroxのMystique。
それなりに市場の地位を獲得したチップだ。2〜3万だったであろうと思われる。
この時期というのはDirectXが登場間もない時期であり、Ver.2.0とか3.0の頃は、
はっきりとは箱に書いておらず、DirectXというのは今でも全機能に対応していなくても、
対応しない機能が無効なだけでソフトウェア的にはゲームは走るので、
ただ何となく使っていた。UOも最初はこのカードとK6のシステムで遊んでいた。
私はVoodoo教には走らなかった。その私が次に購入したのはCreative LabsのRIVA TNTだった。
購入価格はやはり2万円台であっただろうと推測される。この頃の私はほぼ全てのパーツを
今は無き町田のパルテックで購入していた。同店は秋葉原価格にまでは達せずとも、
そこそこの価格であらゆるパーツを取り揃えており、この店だけで自作の用が済んでいた。
特に3Fが1階全てケース売り場になっており、これが凄かった。
ポイントが付かない分、ソフマップやヨドバシカメラで買うよりよほど安かった。
この次に私はGeForce 256に移るのだが、それはELSAのERAZOR X2だった。
Geforce 256はカノープスのカードも買った。
この両社はこの頃はメモリがDDRか否かで2ライン製品を用意しており、それなりに値段も違った。
その次のGeForce 2 GTSはやはりカードメーカーはCreative Labsだった。
このCreative Labsというのが、笑ってしまうくらいドライバがお粗末で、散々泣かされた。
GeForce 2はUltraも購入したが、これが性能の高いカードで、価格も当時としては最高値の6万円だった。
ビデオ・カードのメーカーはGeForce 2 Ultra以降7 GTXまで長らくELSA製のものを購入していた。
Radeonでいうと9000〜HD 2000シリーズ辺りまでがGeForce/Radeonともに
追い番も入り乱れ最も壮絶な争いが繰り広げられた時期だったと思う。
特にGeForceの6000シリーズが、一旦はRadeonに奪われたハイエンド性能を取り戻したモデルであり、
私も当初高額(或いは手に入らなかったのか)な6800Ultraは諦めて6800GTを購入したのだが、
後で秋葉原で見つけた際に6800Ultraも買ってしまった。
2001年の後半に登場したRadeon 8500により初めてGeForceの不敗神話が崩れ去ると、
nVIDIAは慌ててGeForce 2と3のクロックアップ版、"Ti"シリーズを投入した(それでも勝てなかった)。
私もこの2001年の暮れにGeForce 3のTi 500を求めて秋葉原を彷徨ったのを覚えている。
GeForce 3 Ti 500は最終的にかなり時間が経ってから購入することが出来たのだが、
その前に中々手に入らなかったのでRadeon 8500を買った。
ところがドライバがまともに動かずゲームが走らなかった。添付のCDには最新ドライバは有償です、
とふざけたことが書いてあり、自分でインターネットで古いドライバを見つけてきて何とかなった。
このRadeon 8500は3万円台で購入したと思うのだが、直ぐに中古屋で売り飛ばしてしまった。
結局nVIDIAが優勢を取り戻すのはGeForce 6を待たなければならなかった。
それ以降はATIは戦略を変え、両陣営ともほぼ年1回の機種更新の時期をずらすようになった。
つまり、相手方が新チップを用意してくるまでは自陣営が優勢というわけである。
この最たるものがRadeon HD 5xxxシリーズであり、記憶に新しい。