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AMD nVIDIA GPUの遍歴 戻る

初稿:27/JUL/2012
最終更新:5/NOV/2021

CPUについては一家言(というか信念)を持っている私だが、
この辺でGPUについてもAMD、そしてnVIDIAについて史学的な観点で一説ぶってみた。

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Rage 無印 II LT/Pro XL/XC 128
追番 LT Pro FURY MAXX
Ultra
MAGNUM
FURY
Pro
VR
GL
Radeon 256
32/64
7xxx 8xxx
(8500)
9xxx
(9700)
9xxx
(9800)
X
xxx
X
1xxx
HD
2xxx
HD
3xxx
HD
4xxx
HD
5xxx
HD
6xxx
HD
7xxx
HD
8xxx
Rx
2xx
Rx
3xx
Fury
RX
4xx
RX
5xx
RX
Vega
RX
590
VII RX
5xxx
RX
6xxx
RX
7xxx
追番 VE
LE
SDR
LE
LE SE
Pro
LE
XT
Pro
SE
XT PE
Pro
XT
XL
GTO
GT
SE
XTX
XT
GTO
Pro
GT
XL
SE
HM
XT
Pro
GT
ノート
APU
Fury X
Fury
nano
64
56
XT XT XT
XTX
DirectX 5 6 6 7 7 8.1 8.1
9.0
9.0 9.0b 9.0c 10.0 10.1 10.1 11 11 11 11.0
11.1
11.2 12 12 12 12.1 12.1 12.1 12 12 Ultimate 12
接続
Interface
PCI
AGP
PCI
AGP
2X
PCI
AGP
2X
PCI
AGP
2X
AGP
8X
AGP
8X
AGP
PCIe
PCIe
1.0
PCIe
1.0
PCIe
1.0
2.0
PCIe
2.0
3.0
PCIe
3.0
PCIe
3.0
PCIe
4.0
PCIe
5.0
その他 HBM HBM2 HBM2
RIVA  128 TNT TNT2
追番 ZX Ultra
Vanta
GeForce 256 2 3 4 FX 5xxx 6xxx 7xxx 8xxx 9xxx 1xx 2xx 3xx 4xx 5xx 6xx 7xx 8xx 9xx 10xx 20xx TITAN 16xx 30xx 40xx
追番 Ti
Ultra
Pro
GTS
MX
Ti
MX
Ti
MX
Ultra
GT
GS
GTO
XT
LE
GTX
GTO
GT
GS
LE
SE
Ultra
GTX
GTS
GT
GS
GTX
GT
GSO
GS
GTS
GT
G
GTX
GTS
GT
GT GTX
GTS
GT
GTX
Ti
GT
GTX
GT
GTX M
ノート
GTX GTX RTX
Ti
SUPER
RTX GTX
TI
SUPER
RTX RTX
DirectX 5 6 6 7 7 8 8 9.0 9.0c 9.0c 10.0 10.0 10.0 10.0
10.1
10.1 11 11 11.0
11.1
11.2 11.2 11.2 12 12 12 12 12
接続
Interface
PCI
AGP
1x/2x
PCI
AGP
2x
PCI
AGP
2x
AGP
2.0 (4X)
3.0 (8X)
AGP
PCIe
AGP
PCIe
AGP
PCIe
PCIe
1.0
2.0
PCIe
2.0
3.0
PCIe
3.0
PCIe
3.0
PCIe
3.0
PCIe
3.0
PCIe
3.0
PCIw
3.0
PCIe
4.0
PCIe
4.0
その他 DVI
廃止

登場時期は代表モデルのものを記入している。型番何番とは面倒臭いので書かない。
さらに通はチップのコアがどうだのcode nameが何たらだのあるようだが、
ここでは両陣営の世代の移り変わりを捉えるのが目的であり、割愛した(面倒臭かった)。

どちらかというとGeForceシリーズの方が売れ筋であり、記録もGeForce関係の方が正確に出てくるのだが、
まあ五十音順の法を守って、尚且つ私も最近はグラボもATI (AMD)贔屓になってきているので、
Radeonシリーズを上段に表記した。

私はRadeonはドライバの評判が非常に悪かったのでRIVA TNT〜GeForce GTX 260まで長らくnVIDIAを
使って来たのだが、ここのところnVIDIAは信用できないのでRadeon HD 6870からRadeonに乗り換えた。

RIVAシリーズのセルのオレンジ色を見て懐かしく感じた方は、かなりの通だ。
今回は歴史的な意味合いを含めてやや古めのチップまで簡単に記載したが、
さすがにATI Machまでは書かなくて良いだろう。
Radeonは登場当初グラフィックス・チップのことをVPU (Video Proccesing Unit)と称していた
(GPUという名称はライバルnVIDIAの呼称なので)と思ったのだが、何処に行ったのか。

グラフィック・カードの歴史は古くはS3社まで遡る。
S3など近頃のチップは全く知名度がないから、最近のユーザーは
名前は知っていても実際にカードを使ったことのある方など皆無だろう。
私が最初に使ったビデオ・カードは父のお下がりのDIAMOND Stealth 64だか3Dだった。
これは搭載チップが前者はS3のTrio64Vのどれかであり、後者は同ViRGEのどれかである。
もはやどちらだか覚えていないのだが、時期的に考えてStealth 64である可能性が高い。

初めて自分で購入したビデオ・カードはMatroxのMystique。
それなりに市場の地位を獲得したチップだ。2〜3万だったであろうと思われる。
この時期というのはDirectXが登場間もない時期であり、Ver.2.0とか3.0の頃は、
はっきりとは箱に書いておらず、DirectXというのは今でも全機能に対応していなくても、
対応しない機能が無効なだけでソフトウェア的にはゲームは走るので、
ただ何となく使っていた。UOも最初はこのカードとK6のシステムで遊んでいた。

私はVoodoo教には走らなかった。その私が次に購入したのはCreative LabsのRIVA TNTだった。
購入価格はやはり2万円台であっただろうと推測される。この頃の私はほぼ全てのパーツを
今は無き町田のパルテックで購入していた。同店は秋葉原価格にまでは達せずとも、
そこそこの価格であらゆるパーツを取り揃えており、この店だけで自作の用が済んでいた。
特に3Fが1階全てケース売り場になっており、これが凄かった。
ポイントが付かない分、ソフマップやヨドバシカメラで買うよりよほど安かった。

DIAMOND Stealth64と3D。DIAMOND StealthといえばVIPERシリーズと並んで当時”超”カッコイイ カードとされていた。
クリックして拡大
MatroxのMYSTIQUE。そこそこ売れたらしい。当時Matroxは一世を風靡した
Millenniumシリーズを高級機種として販売し、MYSTIQUEを廉価版として
据えたがMYSTIQUEは一代で終わった。
Creative Labs / RIVA TNT。オレンジor黄色がRIVA TNTの
シンボル・カラーだった。この頃Creativeはビデオ・カードを相当売っていた。


この次に私はGeForce 256に移るのだが、それはELSAのERAZOR X2だった。
Geforce 256はカノープスのカードも買った。
この両社はこの頃はメモリがDDRか否かで2ライン製品を用意しており、それなりに値段も違った。
その次のGeForce 2 GTSはやはりカードメーカーはCreative Labsだった。
このCreative Labsというのが、笑ってしまうくらいドライバがお粗末で、散々泣かされた。
GeForce 2はUltraも購入したが、これが性能の高いカードで、価格も当時としては最高値の6万円だった。
ビデオ・カードのメーカーはGeForce 2 Ultra以降7 GTXまで長らくELSA製のものを購入していた。

Radeonでいうと9000〜HD 2000シリーズ辺りまでがGeForce/Radeonともに
追い番も入り乱れ最も壮絶な争いが繰り広げられた時期だったと思う。
特にGeForceの6000シリーズが、一旦はRadeonに奪われたハイエンド性能を取り戻したモデルであり、
私も当初高額(或いは手に入らなかったのか)な6800Ultraは諦めて6800GTを購入したのだが、
後で秋葉原で見つけた際に6800Ultraも買ってしまった。

2001年の後半に登場したRadeon 8500により初めてGeForceの不敗神話が崩れ去ると、
nVIDIAは慌ててGeForce 2と3のクロックアップ版、"Ti"シリーズを投入した(それでも勝てなかった)。
私もこの2001年の暮れにGeForce 3のTi 500を求めて秋葉原を彷徨ったのを覚えている。
GeForce 3 Ti 500は最終的にかなり時間が経ってから購入することが出来たのだが、
その前に中々手に入らなかったのでRadeon 8500を買った。
ところがドライバがまともに動かずゲームが走らなかった。添付のCDには最新ドライバは有償です、
とふざけたことが書いてあり、自分でインターネットで古いドライバを見つけてきて何とかなった。
このRadeon 8500は3万円台で購入したと思うのだが、直ぐに中古屋で売り飛ばしてしまった。
結局nVIDIAが優勢を取り戻すのはGeForce 6を待たなければならなかった。

それ以降はATIは戦略を変え、両陣営ともほぼ年1回の機種更新の時期をずらすようになった。
つまり、相手方が新チップを用意してくるまでは自陣営が優勢というわけである。
この最たるものがRadeon HD 5xxxシリーズであり、記憶に新しい。

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