Bangkok→Singapore 2013年7月
今年は5・7・8・10月にそれぞれ3連休があり、韓国人の友人は転勤でペナンに移動したため既にいなかったのだが、
Gardens by the Bayにもう一度行きたいと言う妻のためシンガポールにいつ頃行こうか検討したところ、
5月中旬の調査にてその月の3連休はさすがに直前なのでチケットは高額であったし、
プーケットに行ったばかりだったので敬遠した。
さらに7月より8月の方が値段が高かったので、7月に決行することにした。
5/20の調査時点で1THB = 3.44円
調査した便は以下の通り(ビジネスクラス二人分)
SQ975/12:30-15:55
SQ976/16:00-17:25
5/24-26 60,760THB(209,183円)
7/21-23 42,520THB(146,387円) 日曜日だから安いのか?
8/10-12 56,400THB(194,172円)
常に為替相場の変動を反映している。
表示に”A few sheats left”とあったので慌てて購入すると、
何のことはない、座席指定画面では未だガラガラだった。これはしてやられた。
ちなみにシンガポール・ドルのレートは1SGD(以下$) = 約79円で計算されたい。
実際飛行機に乗り込むと、結構座席は埋まっており、1席か2席しか空いていなかった。
復路は満席だった。SQは出発時刻を遅れることのない航空会社なので、文字通り快適な旅ができた。
さて出発したところ、食事時に丁度揺れだして、
私は怖くて怖くてとてもではないが食事など喉を通らず、半分も食べれなかった。
シンガポール航空のビジネスクラスは、2時間半という時間から、離陸後まもなく美味い昼食が出され、
それを食べ終わり食後のコーヒーを嗜むころには到着する、というサイクルから丁度良いエンターテインメントと言えるだろう。
もっとも、私にとっては離陸後ガタガタ揺れだした頃に
食事が出てきてなお一層揺れが大きくなり始めると、食事どころではなくなるのだが。
皆平気な顔をしているのが本当に不思議で仕方が無い。さらに、子連れの乗客の赤ん坊が泣きでもすれば尚更だ。
ビジネスクラスならガキを泣かせておいても良い、というような考えで搭乗するのは勘弁してもらいたい。
シンガポールは観光客で溢れかえっていた。
元々華僑の国なので中国人が地元の人なのか観光客なのかは区別が付きにくいが、
タイ人も相当数居た。
MAP: A
宿泊先:ROYAL PLAZA ON SCOTTS | |||
空港から投宿先まではもちろん 地下鉄で移動。 地下鉄は昨年暮れに新システムが 導入され、1回ごとに$1換金される システムが改められたらしい。 値上がりしたのか? |
何年も前に一人で来た際にストリート・タイプのスターバックスを見掛けた のだが、妻曰くは去年来た時も通りかかったとのこと。確かにルート としては通っているのだが、ではそこいら近辺に泊まってみようか とのことで件のスターバックスの目の前のホテルを選んだ。 宿としては中級クラスだ。 |
ホテル入口。改装中とやらで みすぼらしいことになっている。 |
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ロビー | 泊まった部屋。部屋の種別は忘れたが1泊$265.55。 朝食込、禁煙、部屋のWiFiは無料で宿泊時にパスワードを貰える。 今回は宿泊費はケチったつもりだがシンガポールの宿は高く、 この値段でもサービスチャージ類が付加されると$320位には なってしまう。それでも元々その値段のところに上乗せされるよりは マシだ。但しシンガポールの中級以上の宿は何処でもそうだが 布団は素晴らしく寝心地が良かった。 |
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バス・トイレと寝室はガラスで 仕切られている。 |
パーコレータ。このタイプの コーヒーは結構イケる。 |
窓の外の眺め。景観は求めて いなかったが、ごく普通の生活が あった。 |
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朝食会場。 | 卵焼き、ならぬ伊達巻。 |
Scotts & Orchard Road | |||
これが件のスターバックス。 | ここの店内席での飲食を夢見ていたのだが、繁盛していると見えてテーブルは汚く、座る気になれなかった。 Orchard Road沿いの店舗と異なり無料のWiFiスポットは設置されていなかった。 |
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ドリンク類は写真の抹茶ラテが$6.2 アメリカンのホットはtallで$4.2。 |
嫁さんが撮影。 バナナ・・・ |
同店は24時間営業。但し深夜には 食べ物は殆ど残っていない。 |
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通りの角にあるマリオットも、 巨大過ぎてROYAL PLAZAを 出て直ぐに分かる。 夜間のネオンが綺麗だ。 |
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Shaw House内の伊勢丹にて妻のショルダー・バッグを購入。 | 購入したショルダー・バッグ。$332.1。ショルダー・ストラップは中に 入っている。黄色いポーチはオマケ。そこいら中を見て回ったが、 安物は気にいったものがなく、高ければ長持ちするだろうと 購入に踏み切った。 |
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ION・Orchard。去年も来た。 | ION・Orchard内の安物靴屋。 タイ人の女性観光客が いっぱいいた。 |
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Isetan Orchard。 Shaw Houseとは別。 |
Wisma Atria B1FのLUSHにて購入したバス・ボム。 左がSex Bomb $11、右はPhoenix Risingで$10.5。 |
恒例の月。 会社の部下に写真を見せたところ、 「月はもういい」と言われた。 ふんっ、ロマンのない奴らだ。 |
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Somerset駅と繋がっている313 デパート。一昨年も来た ABSOLUTE THAIで 食事しようということになった。 タクシーの運ちゃんは「スリー ワン スリー」と発音していた。 |
こちらがABSOLUTE THAI。 | ABSOLUTE THAIのメニュー。 | 左:ヌア・パット・プリク タイ・ オーン(牛肉の胡椒炒め。辛い) 右:ヌア・パット・ナムマン ホーイ (牛肉の炒め物。ナムマン ホーイ というのは直訳すると貝油だが あまり深読みしなくとも良い) どちらも$12.9で、味も良い。 |
ABSOLUTE THAIでは上階の スターバックスのWiFiを拾える。 |
こちらも一昨年見掛けた大繁盛 パン屋。 |
313デパート1Fの様子。 | 313内の靴屋で妻に買った サンダル。 ALDOというメーカー製で$69。 |
MAP: B
最近ロバートソン・キーが熱いとのことで初日の晩の夕食はこの近辺で探すべくやってきた。
オーチャードからはタクシーを利用した。
Robertson Quay |
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日本食屋も結構ある。写真左手は 「銀座」。 |
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アルカフ橋 | |||
これがロバートソン・キー中央エリア。 | 中央エリアを抜けたところに 怪しげなタイ料理屋も。 |
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ロバートソン・キーの外れにある一番亭。寿司の看板に釣られて入ってみた。実を言うとシンガポールで 日本食を食べたことはなかったので、今回が初チャレンジだったのだが、値段の割にバンコクほど 美味くはなかったというのが正直な感想だ。 |
一番亭の寿司メニュー。 | ||
和風サラダ$8.8 | 茶そば $10.8 | ちらし丼 $27 | 軍艦いくら $9.8 中トロ $19.6 |
帰り道、今度はバーにでも行って遊ぼうよと クラーク・キーを目指すも、何をトチ狂ったのか 大変な遠回りをしてしまった・・・(笑 |
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クレメンソー・アベニューから | リバー・バレー・ロードの陸橋から。 | ||
Clarke Quay | |||
クラーク・キー中央部。 | この辺は露店がいっぱい。 | ||
Marrakeshも看板が様変わり してしまい味気ないものに。 |
怪しげなバー、「Octapas」。 | 居酒屋も出来ていた。 居酒屋「tomo」 |
あんなところにP-51が! |
ライブ演奏までやっているよさそうな店を見つけたが、妻に激しく 拒否され入らなかった。 |
クラーク・キーの橋からの眺め。 | クラーク・キーの駅側からの眺め。 | |
で、結局「Little Saigon」の隣の カフェに入ったが、注文がなかなか 出て来ず挙句に売り切れだと 言われたので、こちらも切れて 帰ってきた。 |
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クラーク・キーの地下鉄駅傍の セブン・イレブン。この地のコンビニ は全体的に狭いが中でもこの店舗 は最狭。スクンビット24のパク・ソイ のセブン・イレブンより狭い。 |
駅側の川沿いにはワイン屋台も あった。 |
MAP: C
Bugis | |||
次なる目的地はBugis(@A)。 ここでの目的は2つ、FX-4350とタクティカル・ブーツだ。 FX-4350はSim Lim Squareに当たってみた。記事はこちら |
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Bugis Village | ごった返すAlbert St.。 |
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さてそれまで履いていたBatesのDELTA-6 GORE-TEX SIDE-ZIP TACTICAL BOOTSが いい加減水漏れするようになってしまった (アウトソールのレザー部分の継ぎ目が開いてしまったものと考えられる)ので、 そろそろ買い替えたいと思っていた。元々次に履くべくHI-TECのV-LITE ALTITUDE ULTRA WPi は持っていたのだが、さらに次のスペアが無い。 私は電話でもパソコンでも腕時計でも鞄でも何でもスペアを用意しておく性質 (用意周到と言ってほしい)なので、必須要件だ。タイにはBatesのブーツを 取り扱う店は無い(WENGERの腕時計は高値で売っているがデパートなので高い)。 以前HI-TEKのアイテムを扱っていたSPORTS JUNCTIONのCentral World店は どうやらもう無いようで、同店はAmarin PlazaだかSiam Centerにも あるらしいが調べに行く時間もないし、シンガポールにもMAGNUMブランドの 取扱店があるのは知っていたので、同社のサイトで調べて、 右図の住所だけを頼りにHoe Seng Teck Keeを目指して行って来た。 なおBlack Tactical社はOnline販売のみのようである。 |
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上記アドレスのリンク | |||
ここが目的地のGolden Mile Food Centre。もちろん、妻を連れているのでブギスから歩くようなバカなマネは しなかった。スマートにタクシーでモバイルした。とりあえず行先はHotel 81の向かいのSultan Plazaで 降してもらい、そこからは徒歩だ。Hotel 81だけだと何か所もあるので弱い。 さてこのビルは要するに飯屋の雑居ビルだ。地下1Fから2Fまで様々な屋台っぽい小さな飯屋が ひしめく中で、3Fではフロアの半分以上の店舗が閉まっており、何軒か軍需品の払下げ店のような店が シャッターを開けている、いびつなビルだ。そして店の看板が無いほど小さな怪しい店舗ばかりなので、 「Hoe Seng Teck Kee」は何処にも見当たらない。すると親切なとある店主のおばさんが何を探しているのかと 訊いてくれたので、すかさず上述の店とHI-TEK社のブーツを探している旨を告げると、 その店は今日は休みなのだが、その弟が経営する店が隣の建物の1Fにあると教えてくれた。 |
親切を無駄にすることなかれ、 半信半疑で教えられた方向に 向かうと・・・ |
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かなりごちゃごちゃした建物の 中に、店主のおばさんに訊ねる までもない、MAGNUMブランドの ブーツを発見。感動と達成感に むせび泣く。 |
目当てのStealth Force 6.0 Leather CT CP SZ WPi を発見。早速サイズ を問い合わせるが・・・ |
HI-TEK社のアイテムの場合、 モデルを示す記号の"WPi"が Water Proofを表しているのだが、 展示してあった一足以外のものは、 何故か標記が異なっている。 |
箱も見せてもらったがそれらしい 標記はない。 |
私はてっきりGORE-TEXと思い込んでいたので、ブーツ本体側にもそれらしきタブを探したが、見当たらない。 しかしながら防水ではないStealth Force6.0 Side-Zipは全く異なるデザインだし、 さんざんいじくりまわして店のおばちゃんが可哀そうだったので、これを買って帰ることにした。キャッシュで$219。 レジにクレジット・カードを読み取る端末もあったがカードは使用不可とのこと。まあいい。しかしキャッシュの持ち合わせが足りなかったので 建物を出てATMを目指した。Golden Mile Food Centreの1F(1枚目の写真があるところ)にATMがあったにも関わらず、 焦って付近の違うビルまで足を運んだ挙句、結局そこにはATMが無く、Golden Mile Food Centreまで戻って来て金を下ろした。orz ちなみに同店ではSpider 8.1 Urban も販売していた。もっともどのモデルもあまり在庫は無いようだったので、 今回丁度良いサイズがあったのは行幸だった。 |
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どうにも納得がいかず、ABSOLUTE THAIにて食事中にLumia 620で 確認すると、ion-maskなるパテント(メーカーはテクノロジーと主張したい らしいが)にWater Proof機能があるとのこと。これで一安心した。 スタイルも精悍な、HI-TEK社最新鋭のタクティカル・ブーツだ。 ところで何がステルスなのかというと、SAFETY TOEとあるように 爪先部に板が入っているのだが、金属ではないので金属探知機等 にも引っ掛からないという優れもの。これはBatesの DELTA-6 GORE-TEX SIDE-ZIP TACTICAL BOOTS等も同様で、 事実私も何回も空港のセキュリティ・チェックを通っているが、 ごついデザインにも関わらず一度も引っ掛かったことはない。 |
Side-Zipのデザインも秀逸だ。 | アウトソールにはファストロープ 降下時にロープを噛み合わせる スリットが彫られている。 そんなことをする予定はないが、 気持ちの問題である(笑 |
さてさて去年も来たが嫁さんにとっては今回の主目的地となるGardens by the Bayにやってきた。
去年と比べて未だ特に新しいアトラクション等は増えていないようだが、それでも女性にとって花は魅力あるもの。
彼女はシンガポールの最新式の植物園を満喫したようだった。
今回は、何処へ行くにも地下鉄での移動は行きだけで、次の目的地、或は経由時は全てタクシーを利用した。
多少料金は上がってしまうが、もとより2日か3日ばかりのこと。
出費より実際の体力への負担軽減を優先した。そしてこの策は妻には歓迎を持って迎えられた。
ガイドブックなどを見るとマリーナ・ベイ・サンズと連絡橋で結ばれていると書かれているが、
これはとんでもない、昨年実際に体験しているので分かるのだが、
これを徒歩で行ったら大変である。何しろ、上記のルートで着いた先はチケット売り場ではなく、
そこからチケット売り場まではさらに10分は歩かなければいけないのだ。
ここだけを見に来たのならともかく、市内観光と合わせていたら、とんでもなく疲れてしまう。
MAP: D
Gardens by the Bay | ||||
チケット売り場付近。 | まだまだ工事中。 | OPENして1年経ったそうだ。 | ||
温室の入場券は、大人一人$28で、 チケットは左写真のように切り取り式になっており、 FLOWER DOMEとCLOUD FORESTとそれぞれ入場した方から 切り取る仕組みになっている。 |
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FLOWER DOME付近の地上の 土産物屋。 |
プランターというのか? 生きた植物の土産物まである。 |
手作りイヤリングとリングは各$10 | 傘$24、ポンチョ$2 | |
去年来た時はBakerzinで 食事したが、今回は前回目を 付けておいた Verandahで摂ることにした。 |
Laksa。$8.8 いわゆるタイの米の麺と同じ、 ラーメン。スープの味は トム・ヤム・クンと同じだった。 米を食べなければ始まらない妻が 注文した。美味かったらしい。 ライスが付くメニューはトム・ヤム ・シーフードスープに付く1品だけ という分けが分からない店だ。 |
Garden Mint Salad $12.8。 ほんのり甘いドレッシングが 掛かっている。 |
和牛バーガー、$25.2。付け合わせ のポテトはイカすと思ったが バーガーは焼き加減を well doneと頼んだので焦げてしまい 「マイ アロイ マーク」 (すごく不味い)。 |
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早いところ帰りたかったので、Verandahにはかなり早い時間(18:00)に入った。 隣にもカフェがありどちらに入るか迷ったが、 まあ最初から決めていた店が良かろうとこちらにした。同店のメニューはインターネットでもDLできるが、 この時間帯は客が少ないのか従業員の知り合いと思しき1組しかおらず、 それがため従業員はおしゃべりに夢中で仕事には全くやる気なし。 店のWiFiのパスワードも貰ったが何故か私のLumia 620では接続できなかったし、 面倒臭いので訊く気にもならなかった。 |
Flower Dome | |||
まずはサボテンエリアから。 | |||
The Secret World Of Seedなる 展示をやっていた。 |
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お決まりの記念撮影スポットは常に ごった返しており、尚且つ中国人が どんどん割り込んでくる。 こんな奴らとこんなところで 競い合うことはない、と妻を説得して 撤退してきた。 |
Cloud Forest | |||
この滝の威容は圧巻だ。一度は見る価値がある。 | |||
首狩り族の模型? | 海岸沿いの遊歩道が見える。 海は東京湾と同じで決して綺麗 ではないが、散歩したら 気持ちよさそうだ。 |
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最後に映写室で温暖化のビデオを 上映している。2100年には気温が 5℃上がって人が住めなく なるらしい。どうでもいいけどね。 |
Garden全体の模型まである。これ、様々な気象モードに応じて イルミネーションが変わる優れものだが、人が撮影しているのに 中国人観光客がドカドカ入ってきて邪魔だった。彼らにしてみれば 「オレ達も見たいんだ!」とでもいうのだろう。 |
Supertree Grove | |||
人工の樹木。夜は灯が灯り美しい。 | |||
向こうにMarina Bay Sandsが見える景色が、得も言われぬ雰囲気を醸し出している。 | |||
Supertree Groveのあるエリアは、いつもなのかどうかは不明だが、 20:30〜21:00頃までだったと思うがイルミネーション・ショーが行われる。 Golden Gardenエリアの3本のツリーではショーは行われない。 |
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Supertree Grove中央部の ツリーにはBar、「Indo Chine」 がある。 |
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Supertree Grove、イルミネーション・ショーの動画。 | ベンチに寝転んでショーを鑑賞する ヨーロピアン達。 |
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Supertree Groveにはツリー同士を繋ぐOCBC Skywayという遊歩道(有料、大人$5)が あるのだが、この日は何故だかクローズとのことだった。残念。 |
Dragonfly Bridge〜Marina Bay Sands |
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バスターミナルのところにタクシー乗り場があり、 18:00頃には客の姿は見えなかったのだが、 帰る頃にはごった返していたので、 Marina Bay Sandsまで歩いた。 皆Supertree Groveのショーを観てから帰るのだ。 |
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植物園の正面ゲート | |||
Marina Bay Sands側の出口に 何故か赤ん坊の彫像が・・・ |
Marina Bay Sands。 | ||
この空中ブランコを運営する会社は 最近不景気で倒産の危機に あるらしい。 |
Marina Bay Sandsのロビー上階を 移動する。 |
バンコクに戻ってきて、この国のタクシーの運ちゃんは本当にバカだと思った。
曰く、雨が降って渋滞しているので「どの道を行くのか決めてほしい」という。
お前が決めろよ、と言うと「私は決められないのでお客様に選んでいただく必要がある」とのこと。
私はお前プロだろう、と怒鳴り付けてしまった。
挙句の果てに彼は私たちの目的地(アパートの住所だが)が行ったことがないので分からないという。
私はもう噴火寸前である。このタクシーは、空港のPublic Taxiであり乗車前に行先を告げてあるのだ。
何故引き受ける際に知らないと言わないのか。
流しのタクシーではあるまいし、「とりあえず客を乗せちまえ」をやる必要はないだろう。
彼は質問をした時点で間違っている。
「雨で渋滞が予想されるので到着まで時間が掛かるかも知れません」と乗客に告げるべきなのだ。
わざわざ客にルートを選択させて自らに言い逃れの余地を残すような質問はするべきではない。
彼らというのは常に言い訳が先に口を突いて出てくるのだ。
もちろんこれには色々な見方があるだろう。
道に詳しい乗客だったり、私みたいに方向音痴でなければ、道を選ばせてもらった方が良い、
という乗客もいるかもしれない。
しかし、運転手という職業として、彼はそのような質問をしてはならないのだ。
これでは一般企業では務まらないだろう。
タイのタクシー運転手という職業は、そんな束縛を嫌う人々のはけ口になっている職業なのかもしれない。
前にも書いたが、旅からは学ぶところがなくてはならない。金を掛けて旅行してきて、タダで帰ってきては損だろう?
シンガポールの活気溢れる雑踏はいつ来ても新鮮である。
雑踏だけならタイのバンコクにもあるが、シンガポールのそれは雑踏ではない、活況だ。
この国は先進国であり観光にも本気で取り組んでいる。
そんな前向きなシンガポールの活況は、私に活力を与えてくれた。
かつて私は前職を辞めるときにエジプト・トルコに旅行した際、帰ってきてから母に「何も変わっていない」と言われた。
だが、実際には私の内部では変化が起きていたのである。外向きの性癖は、このときから始まっていたのだろう。
体験してきているのだから、感じていないわけはないのである。
あとそれをどう活かすかは本人次第であり、その時の私はまだ未熟だったのだ。
人は前進しなければならない。人間は進化する生き物であり、それが動物と違うところだ。
人間であり続けるためには、生き続けなければならない。生きて、自分にできることをする。
今の日本は鬱病だの、無職の人間だのそれが出来ない連中で溢れている。
あまつさえ、ニートだなどという造語をし、社会がそれを保護しようとするような風潮がある。
これは誤りである。本来は、そうではなくて自覚を促すような教育をしなくてはならないのだ。
21世紀を担う人間として、恥ずかしくない生き方をしたいものだ。
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■2013年7月22日:【更新】 突撃!!Sim Lim Square (Singapore)
Singapore:
07.12.30-08.01.02
08.08.10-12
09.02.07-09
11.10.22-24
12.10.21-23