■2010年8月7日:部下のための自作を検討
久しぶりに自作の話題である。
会社の部下の女の子に”1万バーツでパソコンを作って売って下さい”とせがまれた。
納期は9/10なので未だ検討段階だ。支払いは、9月と10月の2回払いでどうでしょうか、
と頼まれ、彼女は勤務態度・成績ともに優秀なので1も2も無く承諾した。
私の場合、パーツの買い出しから”自作”という作業そのものが好きなので、
妥当な値段であれば、全く苦ではないどころか、是非ともやらせていただきたい。
実際のところ、自作で一番楽しいのは購入前の思案だ。
マザーとHDDは手元に余っているのがあるのでそいつを使える。
実際は未だ手放すには惜しいのだが、使っていないのに持っていても仕方がない。
何故か、モニタだけはお姉さんに貰ったとやらで持っているという。
それもパソコンが欲しくなった要因のひとつだろう。
さて、で、検討しているスペックは現在までのところ以下の通り。
3DMark06 score: | |||||||
category | manufacture | model | detail | price | note | actual | need to buy |
CPU | AMD | Athlon II X2 | 2,000 | ||||
memory | PC3-8500(DDR3-1066) 2GB | 1,500 | |||||
mother boad | ASUS | M4A785TD-V EVO | AMD 785G+SB710 | 3,590 | used | 3,300 | |
video (integrated) | AMD/ATI | Radeon HD 4200 | - | - | - | - | |
sound (integrated) | VIA | VT1708S | HD 8ch Audio | - | - | - | - |
HDD | Western Digital | WD Caviar Green WD5000AADS | SATAII RPM N/A 500GB/32MB | 1,950 | used | 1,420 | |
OPD | LG | GH22NS50 (SATA) | DVD±R/RW x22 SuperMulti | 790 | used | 840 | |
FDD | - | - | - | - | - | - | - |
LAN (integrated) | Realtek | RTL8112L | GbE | - | - | - | - |
Power | DTECH | EB-700 | 700W | 1,200 | used | 990 | |
case | 350 | ||||||
keyboad | PSTAR | P-K909 | 100 | ||||
Mouse | 200 | ||||||
Speaker | Logitech | S-150 | 460 | 440 | |||
port | USB2.0x8 (front 2,rear 6),IEEE1394x1,eSATAx1,HDMIx1 | ||||||
OS | Windows 7 Home Premium 32bit/英語/DSP版 | 3,800 | |||||
Total(単位は全てタイ・バーツ) | 14,910 | 9,130 | |||||
日本円にして(8/7の為替レート 1THB = 2.669円) | 39,795 | 24,368 |
コンセプトは”ビデオカメラの画像編集”。
それは1万バーツでは不可能だ、というのは最初に伝えてあり、
恐らくビデオカメラ購入時に付属品として付いて来たものであろう、編集用のソフトは持っているという。
何でも、会社のPentium 4 (3.06GHz)/VIA UniChrome Proのマシンに入れてみたところ、ダメだったという(当たり前だ)。
私が提案する構成でも、ビデオは内蔵なので再生するだけでも少しモタつくかもよ、というのも伝えてある。
それでも良いとのこと。ま、要するにパソコンが欲しい、ということだ。
というわけで入門機に毛が生えた程度のものを考えている。
まともに全てのパーツを買ったら1万では済まないので、マザーとHDDを私のお古で値段を稼ぐ。
マザーは例のSATAのport1がイカれたヤツだ。
SATAのデバイスを5つも使うわけではないので問題ない。
DVDドライブも現在はx24倍速のものが売られているはずなので、それは私が使って、
古いヤツと交換してしまおうという魂胆である。
項目の内、”price”というのは私が買った時の値段、”actual”というのは現在の値段、
というか妥当な価格を記載しており、黄色く塗ったセルに記載の価格が実際の費用、
一番右下の赤字がこれから調達が必要な予算を表している。
なおタイ・バーツは今すごく安いので(多分この状況は1カ月も続かないと思われる)、
買うなら今がお買い得だ。
出費だけなら確かに1万バーツ以下でも、トータルで考えると
どう考えても私は損をするのだが、可愛い部下のため、一肌脱ぐことにした。
動画編集に一番効いてくるのはCPUのコア数なので、この費用の中で検討するとしたら
Athlon II X2が妥当だろう。実はSempron 140を試してみたくて仕方がないのだが、
1,000THB前半のSempronを買うよりは、Athlon II X2でも2,000THB前後で買えるのだから、
そちらの方が良いだろう(当日誘惑に抗えるかどうか甚だ疑問である)。
一番安いCPUを買っておけば、後で”能力不足”が露呈した場合の買い替えが楽だが、
この構成の場合、ビデオは内蔵VGAなのでグラフィックス・ボードを追加する場合、
実際”買い足し”になるが、CPUの買い替えの場合は先に買ったものが無駄になってしまうし、
そもそもシングルコアのSempronではあまり可哀想だと考えた。
問題はメモリーだ。AMDのサイトによればAthlon II X2はDDR3-1333に対応していないらしいので
DD3-1066で構わないのだが、2GBが1,500THBで手に入るかどうか。
メモリとCPUは予算に幅を設けて、ある程度余裕を持たせてある。
どのモデルのAthlon II X2を買えるか、楽しみだ。
一瞬今使っているPhenom II X2 550BEを取り付けて自分は新しくX4 965BEでも買おうかとも
考えたのだが、出費が大きくなるので考え直した。
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