■2022年12月4日:屠龍 2
九九棺箱のあと、順当にいったら次はBf-109G-6かキティホークなのだが、
どうしても日本機以外の機体を作る気がしなかった。
タミヤのBf-109G-6のキットを眺めていたのだが、
やはり作る気がしない。
部品点数が多すぎる。
しかも、塗装の指示がタミヤの塗料番号しかないから、
資料はいくらでもあるので困らないが、面倒くさいことには変わらない。
さらに、カウルの開閉状態を選べるのだが、
どちらでもカウルは取り外せる仕様になっているにも関わらず、
なぜか閉状態だと、エンジンパーツは未完成状態となる。
意味が分からない。
カウル開状態なんか迷彩塗装できねぇし・・・
こんなものを作って何が楽しい?
こんなに手間がかかっては、作る喜びがないではないか?
ここに至って私はようやくタミヤの設計思想を理解した。
ようするに、メカニックを重視した作りであって、
私のようにシルエットと歴史を楽しむ向き用にはなっていないのだ。
というわけで、手持ちのキットを漁ると、タミヤの百式司偵の防空仕様があった。 いわゆる武装司偵で、独立飛行第28戦隊の北川鉞夫軍曹乗機の 撃墜マークのあるデカールが付いていた。 |
タミヤの割に部品点数は 少なかったが、何分古いので デカールの状態を 見ておこうと考えた。 |
・・・そしてダメだった。 武装司偵のデカールなど、 どこを探しても売っていない。 |
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さて、百偵はダメだった。 かといって、屠龍も双発機なので、冬を前に踏み切れないでいた。 そこで、売れ残っているキットは何があるか確認してみた。 8/28のことだった。 |
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零戦、隼、屠龍が残っていた。 隼、屠龍は少しずつ売れていた。 屠龍は他の二つより少し高い。 |
隼だったら、黒江保彦少佐の デカールが売っていた。 |
だいたいUSD 26くらいだ。 | 零戦だと、一番好きなのは 二二型なのだが、 売っていないので、 二一型の坂井三郎のデカール を買おうかと考えていた。 |
それだと、値段は送料込みで 4,300円くらい。 ここまで来ると、機体というより 黒江保彦と坂井三郎の戦いだ。 |
坂井三郎のデカールは、 資料と違って撃墜マークが あるのだが、時期が違うので それも有りうるかもしれない。 明灰白色一色だが、覚えたばかりの 塗装剥がれの再現を 楽しめそうだった。 |
塗料をチェックすると、 カウリング色は2瓶あって、 ひと瓶は死亡。明灰白色は ほとんどなかった。 |
それで、塗料を調べると、 最低注文数が3瓶からだという。 値段はともかく、3瓶買っても 仕方がない。 零戦を量産しろとでも? 私はこれを見てめげてしまった。 |
そこで、ターイ・オラタイが 見つめる中、 インターネットで訊ねると、 屠龍とのアイデアがあった。 |
屠龍も佐々利夫大尉乗機のデカールが売られていて、 これはスピナーが赤と青なのだが、デカールにはどう見ても 赤も青もない。あるのは白だけだ。よく考えると、赤と青は塗れということだ。 んなことしてられるか! |
そこで別のキットを調べたところ、 山下美明少佐乗機が売られていた。 |
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これは資料もあって、 迷彩ではないが無塗装に 赤い垂直尾翼であり、 今度こそスーパーシルバーに クリアなど塗らず、ジュラルミン 地肌の光沢が楽しめそうだった。 |
キットの値段が高いが、 デカールを別買いしなくていい分、 ニアイコールだと考えた。 デカールの劣化だが、 2010年のキットらしいので、 私は使える方にかけてみたかった。 よしんば使えなかったとして、 丁型のパーツも入っている ようだった。 |
ただ、山下少佐の機体でも 問題があった。 機体下面の塗装色が 妙な色なのだ。 夜間の防空戦闘を行うため、 暗い色だったらしいのだが、 調色しなければならない。 |
それは面倒くさいので、 Mr.Color 16の暗緑色が あったので、それを使うことにした。 瓶を開けてみるとナマコ みたいのが出てきた。 一応シンナーを入れてひっくり返して 置いたのだが、念のため 注文しようとしたところ、 これも最低注文数が3瓶からだった。 もう面倒くさいので高い店で ひと瓶だけ買うことにした。 |
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