Nakhon Sawan 13年暮れ〜14年始
今年のナコン・サワン行きは、クラビから戻ってきたその日に姉婿さんの車に便乗せてもらったのだが、
その車にどういうわけか赤ん坊が乗っていた。
甥っ子君の子供をお婆ちゃんが抱えていたのだ。
妻がメラニーと一緒にバンの後部に乗り、祖母+孫は前部座席に乗せるというので仰天した。
私に言わせれば二十歳かそこいらで、できちゃった結婚したクソガキのそのまたクソガキなどどうでも良いし、
私にとっては愛娘であるメラニーの方がよほど貴重人物なのだが、
妻が可哀想だというので仕方が無い。
そもそも、何故親がいないのか不思議だった(子を祖母に預けるのはタイではよくある)。
能力がないのであれば子供など作るべきではないと考えている私には理解できない。
親である甥っ子君は、私たちの滞在中、結局姿を見せなかった。
そうやって甘やかすから子孫が増える度にどんどんバカになっていくんだぜ、
と思いながら余計なことを言うとまた妻が怒るので、放っておいた。
可哀想なメラニー。
案の定ガキは車の中でさんざん騒いでいたが、親族であるからか不思議と怒りは湧いてこなかった。
ま、お荷物なのは自分の方だし。
やはりナコン・サワンは遠かった。19時に出て到着したのは1:00だった。
なおタイ・バーツの相場は1THB=約3.2円。
姉婿さんの車の後部。 | ナコン・サワンのBig Cは クリスマスの装いのままだった。 |
寝静まったラット・ヤオ市内。 田舎の人達は早寝早起きなのだ。 |
今年は朝晩は大変冷え込んだ。気温は一桁しかなかったようだ。
昼間は涼しくて丁度良い陽気だった。
しかしそれでも相変わらず水を湯船に貯めてあるだけの風呂場は寒く、
昼頃水を浴びても凍えて死にそうだった。
ここはぶるぶる震えてないで、いかに風邪を引かないうちに手早く済ませるかが入浴の秘訣だ。
そのうちに、2日目は妻がお湯を沸かして盥に用意してくれた。
そうか、その手があったか。
昼間はデカいスズメバチも飛んでおり家の中まで入ってきたが、空気が澄んでおり夜は星が綺麗だった。
夜は19時と24時でも随分気温が違う。深夜にもなるとぐっと冷え込んでくるのだ。
私は客人なので何もしなくても全てが出てくる
(自分で動く意志がないのではない。やろうとすると逆にあんたは座っててと言われる)。
考えようによっては(そして私はその通り実行しているが)、
本でも持ってくれば気候の良い冬場は快適なリゾートとなり得る。
右写真のT字路をを左に折れた道 | 下写真の道を少し行くと、そこで 道は途切れ、T字路となる。 |
左写真のT字路を右に折れた道 | |
妻の実家の前の道、 下写真と同じ位置。昼間の撮影。 しかしいつの間に 舗装されたのか・・・ |
実家の前の道、下写真と同じ位置。 昼間の撮影。 |
バンコクに住むお義姉さん ご夫婦の(田舎での)建築中の家。 長らく敷地のみだったのが、 建築開始したらしい。 |
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到着時。真っ暗。 | 妻の実家。今は妻の持家。 昼間の写真を撮るのを 忘れた・・・ |
お義姉さんご夫婦の家。 夜の光景。 |
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下写真のアップ。 あの風船は一体・・・ |
下写真の遠景。 | ||
お隣さん(親戚)。 | 実家のテラスからの風景。 | ||
実家の裏手。それぞれ右に行くほど拡大写真となっている。 | |||
お風呂の便所用の貯水槽の中に 蛙が・・・ 泳いでいた。 |
床下収納庫・・・?中を探ろうと したところ、姉婿さんがエロDVDを 隠してあるからやめて、とのこと。 私の嫁さんの家なんだけど・・・ |
魚の肥料。アラビア語(でしょう、 多分)で表記されている。 え、魚なんているの・・・?と探すと、 付近の樹脂製のセメント缶のような 容器の中にナマズみたいな魚が。 「持って帰る」 誰が持って帰るんだよ・・・ |
お向かいの義姉さんのお宅の 勝手口もコンクリの床に 改装されていた。 |
半野良犬が増えており、朝起きると4,5頭寝そべっているのが見えたが、 昨年あたり子犬だったようなのが成犬になったものらしい。 中で一頭やたらと唸っているのがいたので妙だなと思っていると、 「あら、あの犬ウチの仔じゃないわ、どこからきたのかしら」 朝からいたけどな・・・ そもそもちゃんと飼っているわけでもないのに”ウチ”呼ばわりする神経がおかしいが、 犬同士争っていたので、 犬マスターぶり(他の取り柄はない)を発揮して中の一頭をたちまち手なずけて侍らせていた私が、 「追い出してやろうか?」と聞くと妻は遠慮するわ、と言って石を投げて(左写真の犬ではない) 自分で追っ払っていた。何か癪に障ったのだろう。 そんなことをしなくてもスルメ(丁度その時食べていた)でも放ってやればくたばっちまうよ、 と言うとこの辺の犬はイカでも何でも食べてしまうから効果ない、と言われた。 そいつはおみそれしました。 そして翌日以降、写真の私が手なずけた以外の犬は見なくなったので、 不思議に思っていたのだが、バンコクに帰ってきて妻からこんな話を聞いた。 そもそも半野良の犬を集める元凶となっていた、はす向かいの家主が、 余所の犬を殺そうと飼葉桶に農薬を水で割ったものを用意しておいたところ、 その犬はそんな計略には騙されずに、その家で買っている犬がその水を飲んでくたばったとのこと。 ざまあみろな話だが、恐ろしいことをする人間がいるものだ。 動物は察するもので(ウチの犬もタバコやコーヒーは避ける)、毒など嗅いだとたんに怪しいと 分かるのだろう。良からぬことを考える飼い主の犬の方が、性質は良かったようだが、 妻がウェーン カム(因縁)だと言っていた。全くその通りである。 |
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年末のパーティーの飾り付け | |||
今年はどういうわけか年末のパーティは控えめだった。 それでも夜中まで騒いでいる連中がおり、妻(四女)が 六女である妹さんに「もう少し静かにして」 と言っても六女の妹は全く言うことを聞かない。 妹さんの性格を知っている私は(バカに何を言っても無駄だぜ)と 思っていたが黙っていた。 私の家だったら父と言わず母のビンタが飛んで来るところだ。 タイ人の習性はどちらかというと中国人に近く、 慎ましい民族というには苦しいところがあるので、無理な注文だ。 |
私が持ってきた恒例の年越しカップソバ大会。 立ち食いしている行儀の悪い女は私の妻である。 年越しそばの残飯は野良犬が食べるからと庭にそのままにしておくと、 翌朝本当にすっからかんになっていた。 だからおまいらの犬は寿命が短いんだよと思った。 |
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義姉さんに毛糸の帽子を 編んでもらったそうだ。 |
変態4姉妹+1姪(4人のうちの 一人の娘) |
変態義兄さん | |
アイスキャンディー売りが来た。 1本8THB。 |
タイのアイスキャンディーの当たり くじには、期限があるらしい。 期限が過ぎていても 交換できることもあるらしいが・・・ |
移動肉屋が来た。田舎なので品物の値段も相当安い。 何とかは「カーイ ディー カ(良く売れてます)」と言っていた。 いつもそう言う。 |
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初日の出、ではないが31日の 日の出。 黒点まで写っているのがすごい。 |
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金星(ダーオ スック)を撮ってみた。 多分、金星である(違ってたらゴメンネ)。 Canon PowerShot SX260 HS 光学20倍 x デジタル4倍。 ちなみに火星は(ダーオ アンカーン)という。 日本語と同じで、惑星の名は曜日の呼び方と一致しており、 火曜日はワン アンカーン 金曜日もワン スックだ。 |
メラニー | |||
到着した当初はなかなか籠から 出てこない。 |
疲れたべ〜 | ||
威嚇しているのではなく、 欠伸のモーションの一コマ。 |
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ベランダは段差が高いので、降りられない。 | それでも危ないので、最近柵が設けてあり、柵を閉めてやった。 | ||
嫁さんの膝の上で、ご満悦。 | |||
寒いので、嫁さんが衣服の中に入れてやると、これが結構居心地良さそうだ。 | |||
私も同じことしてみた・・・ | |||
お立ち台 | 誰だ、そんなところに乗せたのは。 | ||
一緒に寝たいのだが、 蚊帳が邪魔で入って行けない。w) これが話に聞く”蚊帳の外” というヤツか?www ちなみに蚊帳はタイ語で ムンと言う。 |
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ちゃっかりマットレスの上に。 |
落花生掘り | |||
一日中庭で本を読んでいるのも暇だなと思い始めた頃、 パイ(行く) クット(掘る) トゥア(豆)というので、何の豆を掘りに行くのだろう、と思っていると・・・ |
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姉婿さんの一人が所有する 農耕機(トラクター?)。 「豊作1番号(知らんけどw)」 |
ノリノリである。 | 農耕機で農道を行く。 | |
「この辺は〇○姉さんの畑、あたしの畑は反対側の、ホラ、あんた前に見たことあるでしょ」 ・・・ちょっと待ってよ、反対側って、あれずーっと向こうじゃん。 「そうよ」 この人たちは8人兄弟なので、亡父からそれぞれ配分された土地の総面積たるや、想像もつかない。 少なくとも、目に見えている範囲だけで済まないのは確かだ。 |
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壮大な景色が広がる。 | |||
美しい砂糖キビ(タイ語でオイ)畑。 砂糖キビは1回焼いてから収穫するらしい。 これを伐採する人々もおり、 我々のトラクターは余裕で収穫物を踏ん付けて通過し、 義兄さんは謝りもしない。ここの区画だけ人んちの畑なのかと訊くと、 彼らは雇われ人であり、また何とか姉さんの土地なんだと始まった。 ・・・あんた、何でオレが稼いだ給料受け取ってるんだい? 「それとこれは別」 ・・・ハイ、すみませんでした。 |
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さて、ある地点に到達すると、皆車から降りて耕作を始めた。そして出てきたものは・・・・ ああ、落花生(タイ語でトゥア リソン)って、こういう状態なの。 知らなかった。自分の無知を思い知った。 |
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落花生の花、だか幹だか知らないが。 そもそも、落花生が木なのか草に分類されるのかも分からない。 |
収穫高に満面の笑みを浮かべる一同。 売るのだか自分達の酒のつまみの分だけなのかは知らない。 |
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自分ちの畑なものだから、 やりたい放題・・・ |
帰り道もまた雄大な光景が続く。 | ||
お寺でのNEW YEAR PARTY | |||
私も前に行ったことがあるお寺で行われたNEW YEAR PARTYに妻たちが行ってきた (私はかったるいので行かなかった)。 |
露店。くじ引きもあったそうだが (参加費無料)、我が一族は たいしたものは 当たらなかったらしい。 |
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パーティーのショーに村人も乱入している。 |
帰りの出発は遅かった。
この国の人達は、良くも悪くもマイペースである。従って、目標に対して2〜3時間遅れるのは当たり前。
私はこれを既に見越している、というか諦めているので、自分と娘の荷物はとっととまとめておいて、
後は本を読みながら寛いでいた。
何度も言うように常識が異なるので、仕事でもなしそれを押し付けても動いてもらえない。
彼らと行動を共にするには覚悟が必要なのである。ここは、腰を据えて同調することが肝要だ。
元々私は仕事以外のことでは急がないようにしているので、全く問題はない。
そうでなければ、気が休まる時がないというものだ。
いつものことだが私の妻は日系企業で10年働いていたような人なので、帰省しても一番働いていた。
なるほど亡くなったお父さんの遺産相続人に指名されたのもうなずける。
そういう観察をしてみるのも面白い。
村の入り口の表札。 「○○家のクルム バーン(村)」と 書いてある。 |
ホントに埃っぽいところである。 | ||
ナコン・サワンの町の中心部に、竜(タイ語でマン コーン)の 像が。「竜はナコン・サワンのシンボルなのよ」 ホントかよ? こんなの前からあったっけか? |
幹線道路の途中、どこかのSAにて スルメ売りの露店@Aが。 |
仏具屋。オイオイ、象牙があるぜ? 違法じゃないのかい?? |
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こうやって鼻先だけ出しているのも 可愛いねえ。 |
SAの食堂にて兄弟を発見。 人間様の椅子に座っており、 さらにエサの容器まで乗っている。 しかもよく見るとこういう客が たくさんいた。彼らには公共施設も へったくれもない。自分が今いる ところが自分の家なのだ。 断言する。 こいつらに犬を飼う資格はない。 犬が嫌いな人間もいるのだ。 |
センレック(米の細麺)、まずい。 左が辛い、右が辛くないバージョン |
ごはんに野菜炒めを載せたもの。 これは美味かった。 |
左:帰り道、アユタヤ付近にて流星だか隕石だか人口衛星の破片だかを発見。1/2、17時頃。 写真を拡大すると、破片のようなものが見えることから、人工衛星の燃えカスのように見えるが・・・ ここでちょっとタイ語の天文講座。 流星、或は流れ星はダーオ(星)トック(落ちる) またはダーオサケット(破片) 隕石はウカバート 人工衛星はダーオティアム(人口の、形容詞) |
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