■2014年7月28日:MAGNUM社製ブーツをアマゾンで買う
さて、前回これで終わりではないだろうと先読みされた諸君、その通りである。
私は現在HI-TECのV-LITE ALTITUDE ULTRA WPiを履いていて、
その他にスペアとしてシンガポールで買ったStealth Force 6.0 Leather CT CP SZ WPiも持っているが、
次はどこで手に入れようか?
新宿シーザムが潰れてしまったので、日本での購入は問題外(他でも売ってるけど)。
ちなみにMAGNUM社は2002年に公式にHi-Tec社より独立したらしい(こちらを参照)。
MBKくんだりまでして見に行って、MAGNUMブランドのブーツが無かったりしたら一日パァである。
Amarin Plaza内のSPORTS JUNCTIONからMAGNUMブランドが消えているのだから、それは十分あり得ることだ。
SPORTS JUNCTIONはSIAM CENTER(SIAM PARAGONとSiam Discoveryの間)
にもあるらしいが、憶測で向かうのもリスクがある。
次回シンガポールに行ったときにまた見てくる手もあるが、在庫が無かったりしたらこれもまた目も当てられない。
第一旅先でそんなものを買ってくるのは面倒である。そこで閃いたのが、Amazonだ。
個人輸入というヤツは、関税の点などで面倒で、
特に電気製品などで各国毎に仕様が異なるのはそういう意味もある。
ある国に於いて販売している製品は、その国専用であって、他国には輸出できないのだ。
BatesやHi-TEC MAGNUMのタクティカル・ブーツもそうだ。代理店のない国では正規には販売されていない。
タイみたいな国は役人や官吏が儲けるためにこの面で設けられているハードルが高いので、
Amazon等でもおいそれとは対応していない。
が、一昨年Diablo IIIを購入した実績があるので、websiteを見るのは無料だし調べるだけ調べてみた。
ちなみに、amazon.co.jpではない。amazon.comの方である。
すると、BatesのDELTA-6 GORE-TEX SIDE-ZIP TACTICAL BOOTSも
HI-TEC MAGNUMのStealth Force 6.0 Leather CT CP SZ WPiも登録があった。
そして、大抵の店舗では外国に発送できないようだったが、いくつかの店舗では発送しているようだった。
値段はどちらのモデルも同じような価格だったが、Stealth Force 6.0の方がDELTA-6より
新しいモデルのようだったので、そちらを注文することにした。
同じブーツが2つになってしまうが、まあ良いだろう。
品物の価格はシンガポールは日本で買うより安かったが、Amazonでは輸送費込でもそれよりさらに安かった。
発送に掛かる期間は10-16日とのこと。
なおStealth Force 6.0にはwater-proofか否かの他に、
side-zipの有無もあるので、正確に確認した方が良い。
@こちらが発注記録。5/17に注文し、6/13の夜には届くと書いてあるが、 6/13は金曜日であり、アパートの従業員は夜7時には帰ってしまうので、 週末明けの16日には届くだろうと思われた。 |
Aところが、"Track Package"では16日になっても"乗り継ぎ"のまま。 この表示は6/末になっても変わらなかった。 |
Bそこで、発送業者はUSPSという業者らしかったので、そのサイトに行き、 追跡画面を調べてみた。そこには、「アメリカ国内を出るまでは追跡可能 ですが、到着局での詳細は現地国のサイトにてお調べください」とある。 上記画像の"適格の国"リンクをクリックしてみたが、そこにタイなんて 国はない。 これはEMSでも対応は同じだ。日本の郵便局から送っても、タイに 入ってからはタイの郵便局のサイトで確認しなければならない (タイの郵便事情に関しては@/Aを参照)。 だが、今回この店はどこの業者を使っているのか? 知る必要がある。 |
C急ぐような買い物ではないとはいえ、品物がどこにあるか知りたいのは 人間の心理というもの。"Problem with this order?"ボタンを押すと、 「buyerに訊け」と促されたので、Amazonを経由して購入した販売店に E-mailを書いてみた。 |
D私がメールで訊ねた内容は以下の通り。 「品物が未だ届かないんだけど、何処にあるの?タイ国に入ってからは、 どこの業者を使ってるの?EMSとかDHLとかFedExとかさ」 先方(Jessicaさん)からの返事は、 「DHLです」の一言だけ。 私はまったく、子供の使いじゃないんだから、とため息をつきながら、 再度次の日「じゃあさ、そのDHLの追跡番号を教えてよ」とメールした。 すると、彼女はこんな返事を寄越した。 「確認した結果、アメリカからはちゃんと出ていますし、業者(USPS)は ちゃんと次の業者に渡したと言っています。2回も確認したんです!」 私は訝しんだ。 この返答は質問の答えになっていない。 私はJessicaさんが業者に確認した回数なんて訊いていない。 私が知りたいのは、DHLの追跡番号なのだ。 こいつは使えないと判断した私は、右の画像の下部にある、 Amazonに直接連絡を取る方法を試してみることにした。 |
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EAmazonに上記販売店に訊いた内容と同じ質問をぶつけると、 翌日返事が返ってきた。曰く 「お客様が購入された商品がきちんとお客様のお手元に届いておらず、 また販売店がお客様のご希望に添えなかったことを遺憾に思います。 状況から判断して、私たちはあなたのお品物を"弁償"させていただく よう上申し、承認されたことをお伝えします。 ただし、それにはお客様も購入時にご同意されている規約に従って、 1-2週間の調査期間が必要となること、ご了承ください。 またその返金の方法はAmazon独自の規定によります。 そして、未だこの商品の購入をご希望される場合は、下記リンクより お買い求めください・・・」 そしてそこには、文字通り、私が購入した店以外(そこの在庫が切れたのか、 それとも意図的に除外したのかは知らないが)の取扱店のリストが リンクされていた。 Amazonからのメールには、次のようにも書いてあった。 販売店が"代替"措置を実施したり、商品が例外的に届いたりしたら、 お知らせください。 |
F買い物履歴には、Amazonが"弁償"措置に入っていることの アップ・デートが反映されていた。 |
すると1時間もしないうちに返事が返ってきた。 |
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Gそして何日かすると払い戻されたという連絡が。 クレジット・カードの明細にも反映されていた。 |
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というわけで、再度別の店に注文することにした。 今回は、輸送パッケージとして"Standard"の他に"Expedited"があったので、 そちらを選んでみたが、7/1などとやけに早い。これはアメリカ国内のルート までしか表示されていないものと考えられる。 値段も前より下がっている。為替の影響か? |
注文を決定すると、改めて到着の見積もりが表示された。 7/2〜9と随分差があるが、いつ届くか見てみよう。 シンガポールに行く前に届けば儲けものだ。 |
しかし、7/8になったが一向に届かない。 | このままではシンガポールに行くまでに入手できるのかどうか分からない。 それだけは確かめておきたかった。 |
ところが、それまでUSPSの追跡ページを見る限りでは 何も進展していなかったのだが、この日確認したところ、 ようやく通関?を抜けたとのこと。 一週間も何をしていたのだろうか・・・ 全然Expeditedじゃねえじゃん。 まあ得てして通関とはそういうものであるが、 これでは、このままもう少し待つしかない。 前回の発送とは、□部分の対応が異なる。 今度はしっかり保険が掛けられているようだ。 |
さらに、この前から気が付いていたのだが、 USPSとは要するにアメリカの郵便であり、受け入れ国のタイからも、 同様に郵便(EMS?)で発送される公算が高いと思われた。 そこで、以前からタイのEMSのサイトにて検索していたのだが、 この段階ではまだ情報は何も入っていなかった。 |
7/11になり、渡航先のシンガポールからUSPSのサイトをチェックすると、 新たな進展があった。 但し、そこには住所の問題で配達が出来ず保留してある、 というようなことが書いてある。 |
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USPSのサイトに記載されている内容は良く分からなかったので、 タイのEMSの追跡画面で確認したところ、ようやく情報が登録されていた。 これで少し安心した。が、書かれている内容はやはり良く分からない。 住所が未解決、不透明?受取人不在? |
そこでタイ語の画面で同じ内容を見てみると、 下部の備考欄みたいなところに、簡単に言うと 「記載されている住所に配達に行ったが受取人がいなかった。 到着局に連絡されたし」ここにはどこにも「荷物は局に持って帰った」とは 記載されていないが、要するにそういうことなのだろう。 |
状況的に前にEIZOのモニターを買った時と同じだった。
ただあの時はアパートのオフィスの従業員が居留守を使ったので腹が立ったが、
今回は7/11で休日だったので不在でも仕方がない。
タイの休日の一部抜粋。ちなみに「ワン アーサーカ ブッチャー」の発音は
妻に言わせれば「ワン アーサーラハ ブッチャー」らしい。
やかましい、という感じだった。
どのみち意味は分からないのでどうでもいい。
ただ分からないのは、なぜ郵便局はやっていたのかだ(土日は休み)。
とにかく、シンガポールでしこたま買い物をした妻が、
バンコクに帰ってから(7/14月曜日)プラカノンに取りに行ってくれると言ってくれた。
おかげでシンガポールでわざわざまたブーツを買いに行かずに済んだ。
やはり世の中金である。
妻の話によれば、月曜日は郵便局は振替休日にするかもしれないとのこと。 んなアホな、わざわざ11日に営業して、 国民が働く月曜日なんか休みにするかいね。 だが何でも有りなのがこの国だ。 そこで、インターネットでプラカノンの配達局の電話番号を調べて、 (タイの郵便局のサイトには直接プラカノンの配達局の住所は 載っていないので、既にこの辺でタイ語の知識が必要である) 差し当たって電話してみることにした。 まさしくEIZOのモニタを買ったときと一緒。 税金が掛かる(1,173THB)ので、払いに来いとのこと。 郵便局は請求に来たりしない。 では1回ウチに来たのは何かというと、左の連絡文書を届けに来ただけ。 妻の予想は当たった。 妻が持って来いと言ったので、本状を月曜日に改めて持ってきたが、 この日は半日のみの営業とのこと。 さらに、依頼主である私のパスポートが必要であり、
それはたまたま私が会社で使うので持って行っており、月曜日はそれ以上行動できなかった。 |
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翌火曜日、妻が郵便局まで取りに行ってくれて、やっと手に入った。
なお実際に支払った費用は上記用紙の手数料20THBが加算されて、1,193THBとなったとのこと。プラカノンというのはBTS(高架鉄道)の駅があるところで、郵便局は直ぐ駅前にあり、 我が家のあるThong Loから近くて良かった。 |
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袋に入っていた。少し破れているのが泣かせる。 | |
シンガポールで買ったものとはちょっと仕様が違うようだ。 だがWPのマークが有り、安心だ。 |
開梱したところ。 |
タブの表記も異なる。 これで同じブーツが2足になったが、とりあえず今回買ったものを 先に履くことにした。 シンガポールで買ったものもそうだったのだが、 最初だけだが右のジッパーだけ縫い目が多少干渉し、 少しジッパーの上げ下げがきつかった。 このブーツはものすごく軽い。 履いてみて差が分かるほどだ。 |
この方法ならBatesのブーツなんかも日本で買うよりずっと安く買えると思ったのだが、
(電気製品を除けば、ゲーム・ソフトでも何でもAmazon.comから日本にも配達できる。
以前に日本在住の頃、色々なものを買ったことがある)
まさか靴に関税が掛かるとは思わなかった。
それさえなく、時間が掛かるということを頭に入れておきさえすれば、
良い方法を覚えたと考えていたのだが・・・
まあ、外国まで行って買うことを考えれば、安上がりだろう。
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