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■2014年7月24日:FX-4350 vs Phenom II X4 965BE

前回CPUを取り換えたら結果が変わるかもしれないと書いたが、
だろうではなく
やってみろということで
交換してみた。


さて、では更新したマシンのスペックを見てみよう。
直前のスペックに対して更新したのは色を付けたセルの部分のみである。

1st 3DMark06のスコア:20116→14352
1st 3DMark11のスコア:P7087→P5291
1st 3DMarkFSのスコア:5026/11089/101594→4652/8268/73700 (FS/CG/IS)
カテゴリ メーカー モ デ ル 詳   細 価 格
CPU AMD Phenom II X4 965 Deneb core SocketAM3 3.4G/L2=512Kx4/L3=6M/125W 5,500THB
メモリ G.SKILL F3-17000CL9D-8GBSR
PC-17000(DDR3-2133(1600で駆動)) CL=9 8GB
4GBx2 Dual Channel 3,500THB
マザーボード MSI 970A-G46 AMD 970+SB950 2,950THB
ビデオカード XFX R9-270X-CDBC Radeon R9 270X/2GB GDDR5 8,290THB
サウンドカード Creative Sound Blaster X-Fi 約23,000JPY
SSD Kingston SSDNow V300 SV300S37A120G SATAIII 120GB 3,290THB
HDD WD WD10EZEX-00BN5A0 SATAIII 7200RPM 1TB/64MB 1,920THB
CDD LG GH24NS50 (DVD±R/RW x24 Super Multi) SATAI cache 2MB 790THB
CDD LITEON iHAS424 A (DVD±R/RW x24 Super Multi) SATAI cache 2MB 850THB
FDD NO FLOPPY
内臓LAN Realtek RTL8111E GbE -
電源 GREAT WALL GW-7000DA 600W 2,290THB
ケース SOLDAM ALTIUM OMEGA U38 ATX ATX/Full Alumi/Silver 17,850JPY
Monitor NANAO FlexScan SX2762W-HXBK
FlexScan S2411W-BK
27inch wide LCD (2560x1440)
24.1inch wide LCD (1920x1200)
110,800JPY
133,142JPY
OS Microsoft Windows 8.1 x64 Edition 10,312JPY


CPUを交換したところ、メモリがDDR3-1600と認識された。
手動設定しようにも、1600までしか選択肢がないので仕方がない。
Phenom IIがDDR3-2133に対応していない、ということなのだろう。

【 性能 】

Windows エクスペリエンス インデックスのスコア

この機能はW8.1から公には削除されているが、裏には残っており、ここを参照して実行した。
それによると、

プロセッサ:7.4
メモリ(RAM):7.4
グラフィックス:8.4
ゲーム用グラフィックス:8.4
プライマリ ハードディスク:7.25

以前の結果はこちらを参照。
予定通りCPUスコアが若干向上した。

次に3D MARKについてはページ上部をご覧いただきたい。
3D MARK 06の実行時、「ぉ、速いな」と感じたのだが結果は散々。
予想に反してびっくりするほどたっぷり下がった。
スコアが上がったものは何もない。

メモリ・スピードの低下が原因として挙げられるが、
それだけでこここまでスコアが落ちるのか、確信が持てなかった。
どうやらこのシステムで使うのは得策ではなさそうだ。

3D MARK 11の起動時、前回と同じエラーが表示された。
今回は再起動しただけでプログラムは走ったが、途中でDOS窓が開き停止。
再度実行したところ完走した。
何事も慌てず騒がず慎重に。


2ndマシン。
こちらも更新したのは濃いグレーの部分のみ。

2nd 3DMark06のスコア:18651→19706
2nd 3DMark11のスコア:P5293→P5739

2nd 3DMarkFSのスコア:3940/11373/100838→3912/10979/102768 (FS/CG/IS)
カテゴリ メーカー モ デ ル 詳   細 価 格
CPU AMD FX-4350 Vishera core SocketAM3+ 4.2GHz/L2=1Mx4/L3=8M/125W 4,200THB
メモリ G.SKILL F3-17000CL9D-4GBXL
PC-17000(DDR3-2133(1600で駆動)) CL=9 8GB
2GBx4 Dual Channel 1,990THB
2,050THB
マザーボード ASUS M5A88-V EVO AMD 880G+SB850 3,150THB
ビデオカード XFX FX-785A-CDFC Radeon HD 7850/2GB GDDR5 7,840THB
サウンドカード Creative Sound Blaster Audigy2 ZS 16,588JPY
HDD Seagate Barracuda 7200.12 ST31000524AS SATAIII 7200RPM 1TB/32MB 3,150THB
CDD LITEON iHAS324 (DVD±R/RW x24 Super Multi) SATAI cache 2MB 580THB
FDD NO FLOPPY
内臓LAN Realtek RTL8111E GbE -
電源 SCYTHE SCPCR-600-P 超力 600W 3,300THB
ケース Lian Li PC-A05FN ATX/Full Alumi/Silver 2,900THB
Monitor NANAO FlexScan S2411W-BK 24.1inch wide LCD 133,142JPY
OS Microsoft Windows 7 Home Premium x64 Edition 日本語版 23,436JPY


2ndマシンではFXを使ったことがなく、
挿してから動かない、では困るのでASUSのサイトでマザーの対応を確認すると、
やはり更新が必要だと分かった。

このマザーにはBIOS utilityにASUS EZ Flash 2が搭載されているので、
新しいBIOSファイルをHDDにコピーして、BIOS menuからEZ Flash 2を実行すると、
難なく更新できた。


【 性能 】

Windows 7のWindows エクスペリエンス インデックス。

上が前回の結果で下が今回の結果である。
こちらでも予想通りCPUスコアが低下している。

3D MARKの結果は1st同様にスペック表の見出しを参照いただきたい。

2ndマシンのスコアは、Direct X 9系は向上を果たし、
10/11系はプログラムによって上がったり下がったりしていた。
FS/ISではトップ・スコアをマークした。

3D MARK FSに至っては、1stマシンの方を先に走らせたのだが、
最後には2ndマシンの方が1セクション分早く終了していた。

<3D MARK 06 SCOREの総合結果はこちら
<3D MARK 11 SCOREの総合結果はこちら

<3D MARK FS SCOREの総合結果はこちら


総合的な評価を述べる。

3D MARK 06 Phenom II + R9 270Xのスコアがガッツリ下がっているところから見て、
このベンチマークはCPU性能が重視されているような感じだ。
FX-4350は、メモリ・スピードの低下も何のその、という印象を受ける。
Phenom II 965のスコアとしては最低ラインまで落ちているところからは、
何かの間違いではないかと思ってしまう。
3D MARK 11 このベンチがデータとしては最も納得できるものとなった。
要するに、これがPhenom IIの限界。
3D MARK FS Direct X 11の結果からは、明確にGPUの性能差が見て取れる。
そしてPhenom II + R9 270XのCG/ISのスコア低下は異常。
Direct X 9/10はW7の方がW8よりも速いのかもしれない。


今回のテストでは予想外の結果が出て、大いに困惑させられた。
この結果から、CPUとGPUの組み合わせは元に戻した。

ただこれだけは言えるかもしれない。
ベンチ・マーク・テストに於いて、各パーツは単純に一定のポテンシャルを持つものではなく、
最新パーツの組み合わせが最も良いスコアが出る可能性が高い。

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