■2022年5月20日:ファイアファイト偽装作戦
原題:FIREFIGHT (2008年イギリス) | |
著者:クリス・ライアン Chris Ryan/1961- イギリス生 |
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文庫初版:2009年5月25日 ハヤカワ文庫 | |
初版時価格: 900円 | |
巻数:単巻 | |
品番:NVラ7-13 | |
管理人読了日:2010年6月19日 | |
映画化:未 | |
映画題名:− | |
映画主演俳優・女優:− |
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日本語DVD化:− |
主人公ウィル・ジャクソンは、クリスマスに爆弾テロで妻子を失い、
それまで勤務していたSASを除隊して隠居していた。
何だか「反撃のレスキュー・ミッション」に近い出だしだが、
彼にMI5の長官が接触し、妻子を殺した犯人を知っているという。
SISではなくMI5の長官であるところが微妙だが、
(SISは英国の対外諜報機関で、MI5は国内の防諜機関)
任務は、寝返ったアフガン人のダブル・スパイの消息を訪ねるため、
その男の姉を捕らえる、というもの。
妻子の仇を討つため、ウィルは古巣のSASの隊員を募って、
アフガニスタンに向かうが、相手のテロリストはすこぶるつきに
優秀な男で、ウィルは苦戦を余儀なくされる。
スピーディな展開と事情に通じた危険地帯の描写のリアルさは
相変わらずの折り紙付きで、10年経ってから再読したのだが、
改めて手に汗握ってしまった。
グリーニー登場以前の冒険小説の金字塔といったら、
まずクリス・ライアンで間違いないだろう。
そんなわけで、本書のおもしろさには問題なく
お墨付きを与えられるので、ぜひ手に取ってみてほしい。
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