■2025年5月31日:暗殺者の屈辱
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原題:BURNER (2023年アメリカ) |
著者:マーク・グリーニー Mark Greaney/- アメリカ生 |
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文庫初版:2023年12月25日 ハヤカワ文庫 | |
初版時価格: 1,100円(上下巻とも) | |
巻数:上下巻 | |
品番:NVク21-24,25 | |
管理人読了日:2024年10月29日 | |
映画化:未 | |
映画題名:− | |
映画主演俳優・女優: | |
日本語DVD化: |
グレイマンシリーズ第十二作目。
ロシアのある重要人物が、ロシアと西側の不正を暴くデータを持って西側に逃亡。
西側では関係するスイスの銀行家がそれを託される。
ジェントリーの報われない恋の相手であるゾーヤも登場。
他にもワシントン・ポストの記者キャサリン・キングや
ロシアの悪党ドレクスラといった過去出演歴のあるメンバーも登場し、
物語の脇を固める。
本作では大半が列車内の銃撃戦に費やされ、上巻を読み終わったら、
気になって下巻も続けて読まざるを得ないこと必至!
今回ジェントリーとゾーヤにとっては大きな転機を迎える。
(過去、そうならなかったことも多くあるので、
次作が発表するまで気が抜けないが・・・)
さらに、シリーズにとっては欠かせない憎まれ役、
CIAの幹部スーザン・ブルーアにも避けられない運命が訪れる。
書いてしまうといわゆる「ネタバレ」になってしまうので、
シリーズを”虫食い”している読者の方などには目の毒なのであまり書けないが、
本書ではウクライナ戦争にも触れられていて、
グリーニーが正直にむずがゆく感じていることが伝わってくる。
圧倒的なストーリー・テラー、グリーニーの最新作をとくとご賞味あれ。
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