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■2011年6月6日:AMD "Brazos"プラットフォームを搭載する1.5kg以下のノートを一挙比較

AMDのプラットフォーム更新毎にまとめるこのシリーズ、今回はちょっと遅くなってしまったが
Brazosの登場と相まって、にわかに活気付いてきたAMDプラットフォームを搭載する
Netbook/CULV達を紹介したい。パンティップ・プラザに取材した。

メーカー acer acer acer ASUS ASUS ASUS ASUS 富士通 lenovo lenovo lenovo MSI SONY SONY TOSHIBA
モデル Aspire One
522
C5CKK/C006
Aspire One
522
C58kk/8010
Aspire One
722
Eee PC
1015B
-012,013
EeePC
1215B
-034,050
EeePC
1215B
-026,041
EeePC
1215B
LIFEBOOK
PH50/C
IdeaPad
S205
1038J2J
ThinkPad
X120e
ThinkPad
X120e
Wind
Netbook
U270-011XTH
VAIO Y
VPCYB15AH
VAIO Y
VPCYB19KJ
NB550D
VISION HD
INTERNET
HD
INTERNET
HD
INTERNET
無印 無印 無印 無印 無印
APU  C-50 C-50 C-50 C-50 C-50 E-350 E-350 E-350 E-350 E-240 E-350 E-350 E-350 E-350 C-50
memory 1GB DDR3
-1333
2GB DDR3 1GB DDR3 2GB DDR3 2GB DDR3
-1333
4GB DDR3
-1333
2GB DDR3 2GB DDR3
-1066
2GB DDR3
-1333
2GB DDR3
-1333
4GB DDR3
-1333
2GB
DDR3
2GB DDR3
-1333
2GB DDR3
-1066
1GB DDR3
-1333
液晶 10.1
(1280x720)
10.1
(1280x720)
11.6
(1366x768)
10.1
(1024x600)
12.1
(1366x768)
12.1
(1366x768)
12.1
(1366x768)
11.6
(1366x768)
11.6
(1366x768)
11.6
(1366x768)
11.6
(1366x768)
12.1
(1366x768)
11.6
(1366x768)
11.6
(1366x768)
10.1
(1024x600)
画面 つるピカ つるピカ つるピカ つるピカ つるピカ つるピカ つるピカ つるピカ つるピカ つるピカ つるピカ
HDD 320GB
5400rpm
500GB 250GB 320GB 320GB 500GB 500GB 500GB
5400rpm
320GB
5400rpm
320GB
7200rpm
320GB
7200rpm
500GB 320GB
5400rpm
320GB
5400rpm
250GB
5400rpm
LAN 100M 100M 100? Gb? 100? Gb? 100? Gb? 100? Gb? 100? Gb? 100M 100M GbE GbE GbE GbE GbE 100M
WLAN b/g/n b/g/n b/g/n b/g/n b/g/n b/g/n b/g/n b/g/n b/g/n b/g/n b/g/n b/g/n b/g/n b/g/n b/g/n
Bluetooth  2.1+EDR 2.1+EDR 3.0 3.0 3.0 3.0+HS - - - 2.1+EDR 2.1+EDR 2.1+EDR 2.1+EDR
USB 2.0 3 3 3 3 3 2 2 3 3 2 2 2 3 3 3
USB 3.0 - - - - - 1 1 - - 1 1 1 - - -
HDMIport 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
OS Linux 7 Starter 7 DOS DOS DOS 7 Home 7 Home
x64
7 Home
x64
7 Home 7 Home
x64
DOS 7 Starter 7 Home
x64
7 Starter
Office 2010
Personal
option option 2010
Home and
Business
重量  1.3kg 1.3kg 1.25kg 1.45kg 1.45kg 1.4kg 1.5kg 1.3kg 1.5kg 1.5kg 1.4kg 1.46kg 1.46kg 1.18kg
バッテリ 6cell 6cell 6cell 6cell 6cell 6cell 3cell 6cell 6cell 6cell 6cell 6cell 6cell
駆動時間 6h 6h 7h 6.5h 7.3h 3.1h 4h 6h
日本円 未発売 43,480 64,260 38,090 65,500
THB
VAT7%ex
8,990 11,990 8,990 10,900 13,900 16,900
THB
VAT7%in 
9,520 12,733 9,619 11,663 14,873 12,900 18,083
その他
通貨
399USD 529USD 499AUD
円換算 25,247 33,768 25,510 30,930 39,443 32,100 42,559 34,211 47,956 43,051
保証  1y国際 1y国際 1y国際 1y国際 1y 1y 2y 1y国際 1y
外付光学Dのオマケ
メーカー
web
リンク リンク @A リンク リンク リンク リンク リンク リンク リンク リンク リンク リンク リンク リンク


APU一覧

コードネーム APU コア数 クロック 2次キャッシュ GPU TDP
Brazos (APU)
Bobcat (CPU)
Ontario C-30 1 1.2GHz 512KB Radeon HD 6250 9W
C-50 2 1.0GHz
Zacate E-240 1 1.5GHz Radeon HD 6310 18W
E-350 2 1.6GHz

コードネームについて詳細はこちらにまとめてあるので、参照いただきたい。

Chipsetは全機種ともAMD A50M FCH (Fusion Controller Hub)である。
また同じく全機種とも光学ドライブは非内蔵だがカードリーダは装備している。


日本での販売価格は6/5時点でのconeco.netでの価格を参考にした。同サイトはAMD Eシリーズで検索することが出来るので大変便利だ。
価格.comでは未だにFusion APUが検索項目に出て来ず、最近彼のサイトは横着ぶりが目立つのであまり参考にしていない。

参照為替レート(6/5時点)
1THB = 約_ 2.652円
1USD = 約80.451円
1AUD = 約86.274円


惜しくも選に漏れた人達

DELL / Inspiron M102z (1.56kg) 重量オーバー
HP / Pavillion dm1-3000 (1.57kg) 重量オーバー
lenovo / ThinkPad Edge 11(2545RW4) (1.5kg) Fusionではない為
その他、個人的に1.6kg以上は買う気が無いので対象外とした。


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ASUS Eee PC 1015B-BLK013W。8,990THBで売っているところもあったが、
1215BにしろこれがVAT込みで値下げ済みの価格なのかどうかは未確認。
ASUS Eee PC 1215B-BLK026W。14,900THBで売っているところもあった。
ASUSのマシンは1015Bも1215Bも背部が膨らんでおり、実はかなり嵩張る。
1215Bのデザインは1215Tと全く同じだ。
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幻のMSI Wind Netbook U270-011XTH。これを見た瞬間、私の動きは固まった。1年半前にU230を買い逃した苦い記憶が走馬灯のように駆け巡る。
今回もまたある1店舗でしか販売されているのを見掛けなかった。U250も韓国で売られているとかそんな記事を目にしたことがあるが、
およそアジア圏ではお目に掛かれないのではないか?そんな絶望に駆られていた。とにかく前2機種についてはタイではてんで見掛けなかった。
謎が多い本機の仕様を追求したい衝動が湧きあがる。店員がカタログを見せてくれ、そこに載っていたのでどうやら他でも売っていそうだったのだが、
前述のようにこの国はCDでもPCでも衝動買いした者勝ちの世の中であり、値段も安いとあって値下げはしないそうだが、しばらく悩んでいると
「VAT 7%は要らないから」。実際には内税なのだが、この店員の一言で私の心は決まり、Windowsと共に本機を買ってきた。
聞けばVATはこの店で販売中の他の全モデル内税というわけではないそうだが、仮に余所の店で見つけたとして、
12,900THBにさらに7%乗っかってくる可能性もあるので、やはりここは心の声に従った方が良さそうだと判断した。
クレジット・カードの手数料1.65%を入れても全部で16,760THBであり、VAIO YBの税抜きの本体価格よりも安い。
勿体ぶる様で申し訳ないのだが、希少価値のマシンとあって、詳細はレビューとともにまた後日としたい。
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acer Aspire One 522 C58kk/8010。ケチな店らしく、
VAT込みの表示価格に少数点以下を切り上げて1THBにしていた。
acer/ASUSのマシンは豊富に見掛けられた。VAIO YBは高いとあって、
タイでのBrazosの主力はこの2社となっているようだ。
C5CKK/C006のレビューが大変好評なので興味のある方は
是非ご覧いただきたい。
写真左手の店がU270を購入した店。エスカレーターで3Fに上がって
直ぐの店で、実は右手に見えているネオンのデジカメ・ショップが
目印となっている。私が購入しても在庫は1台限りではない
ようだったが(少なくとも展示機としてもう1台はある)、
欲しい方は早めに駆け付けた方が良いだろう。


以上ざっとFusion/Brazosマシンを見てきたが、コスト・パフォーマンスで見れば(そしてそれがFusionの売りなのだが)、
MSI U270がダントツのパフォーマンスを有していることが分かる。焦ってVAIO YBを買って損したような気がするし、
モルディブでさんざん金を使ってきた直後にまた取材目的でPCを買うなど大馬鹿者だが、
VAIO YBは予備機にすれば良いと自分を慰めた。

こうして見てみると、圧倒的とまでいかなくとも日本よりもタイの方が選択肢のバリエーションが多いことが分かる。
そしてメーカー数は同じだが、価格は断然タイの方が安い。Fusion様々である。
Officeなど抱き合わせしてくれなくて結構だ。あんなものは別買いして使いまわした方がよほど効率が良いのである。

なんの特徴も無いIntelプラットフォーム・マシンに席巻された偏った市場でPCを選ばざるを得ない、
日本在住の方々は本当に可哀想だと思う。
AMDこそ世間一般では”不憫”の代名詞のように扱われているが、それこそIntelの思うつぼである。
本当に怖いのは操作された市場に世論が左右されており、真の自由が無いことだ。
NEC9801シリーズ全盛の頃、人々の多くはそれを買っていた。
当時購入する人々は何の抵抗も無かっただろうが、実態は”それしか売っていなかった”というだけのことである。

ではAMD搭載マシンの特徴とは何なのか?

それは”挑戦”だ。

IntelのCPUは早くて当たり前である。
x86CPUを開発したメーカーのCPUが遅かったら困る。
その上で、AMDが何処までやれるか見極めるのが楽しみなのである。

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関連記事:

MSIからFusion搭載機が登場した。しかも本命E-350である。 MSIは過去にもAMDプラットフォームPCをU230/250と2機種リリースしているが、いずれも日本でもタイでも販売されておらず(U230は一度だけパンティップ・プラザで見掛けたが同時にそれが見納めだった)、今まで取材する機会に恵まれず、謎の多いマシンだった。 MSIといえば、マザー・ボード・メーカーとしてはかつては(今もそうなのかどうかは知らないが) Intelのティア1メーカーとして(他に2社あり、それはASUSとGIGA BYTE)勇名を馳せたメーカーだった。それが今では日本でも左前でタイに於いては新しいマザーはとんと見掛けられなくなってしまったが、その同社のノートが、たまたまかどうかは分からないが、何とはなしに訪れたパンティップ・プラザで見つけたので飛付いた。■2011年6月19日:MSI Wind Netbook U270 Review
AMDのプラットフォーム更新毎にまとめるこのシリーズ、今回はちょっと遅くなってしまったが Brazosの登場と相まって、にわかに活気付いてきたAMDプラットフォームを搭載する Netbook/CULV達を紹介したい。パンティップ・プラザに取材した。■2011年6月6日:AMD "Brazos"プラットフォームを搭載する1.5kg以下のノートを一挙比較
SONYというメーカーは”囲い込み”、−それもセンスのない−をやるので大嫌いなハズだったのだが、買ってしまった...AMDマシン。そう、AMDであるからしてSONYではないのだ。・・・とまあ、動機付けはどうでもいいとして、SONYから発売されているAMD Fusion APU E-350搭載機を紹介しよう。■2011年3月23日:VAIO Yシリーズ VPCYB15AH/S Review
先日、ついにプリンターの黒いインクが目詰まりしてまともに出なくなってしまったので、今年初めてのパンティップ・プラザに行き、プリンタそのものは全く同じ機種(Canon iX4000、6,450THB)を買って来たのだが、他にまたしてもめっけものをしてしまった。■2011年3月15日:VAIO Yシリーズ VPCYB15AH/Sを購入(パンティップ・プラザ)
AMDから満を持して登場した「Fusion APU」搭載マシンンを購入した(購入に関する話は前回の記事参照)。日本未発表モデル。Acerのサイトにも現時点では情報が無い。コードネームは以下の通り。プラットフォーム:Brazos APU:Ontario CPU:Bobcat コードネームについて詳細はこちらにまとめてあるので、参照いただきたい。 とうとうAMDプラットフォームでも10.1インチで1.2kgというクラスのマシンが登場した。光学ドライブ非内臓とはいえ、かつてはこのクラスといえば国内メーカーの独壇場だっただけに(最後まで残っていたのはソニーと富士通だけだったが)、両手を広げて歓迎したい。 メモリは標準で1GB(1ソケットのみ装備)なので、交換用に2GBのSO-DIMMを一緒に買ってきた。■2011年2月1日:acer Aspire One 522-C5Ckk Review
本ブログで記事にするのは初めてになるが、今回はAMDのAPUに関する情報を。以前からだいぶ話題にはなっていて、商品そのもののリリースも始まっていたのだが、私は記事というものは自分の目で確かめたか、或いは購入して自分で確認しない限りものにするつもりは無いので、遅ればせながら登場となった(情報を伝聞するだけのサイトは他に幾らでもある)。■2011年1月29日:acer Aspire One 522を購入(Central RamaII JIB Computer)
さんざん前振りした話題で、先週パンティップに取材に行き、Nileなどろくに見当たらなかったのだが、いい加減時間切れなので公開することにした。何は無くても、現場を見なければ始まらない。■2010年9月22日:AMD "Nile"プラットフォームを搭載する1.5kg以下のノートを一挙比較
AMDのVISION対応を謳うノートや、Congoプラットフォームを搭載するノートがここのところ続々リリースされている。日本で販売されていないもの、タイでは販売されていないもの、両国で仕様や価格が違うもの等、国によって特色が現れている。今回は、それら”AMD”マシンをまとめてご紹介する。■2010年1月30日:AMDプラットフォームを搭載する1.5kg以下のノートを一挙比較

<フレーム内に展開>
◎ノートPC
◎ノートPC Review

<別窓でオープン>
オレ達のAMD APUモデルナンバー・リスト 【 エクセル版
オレ達のAMD CPUモデルナンバー・リスト(DDR2対応以上)  エクセル版
AMD Note PC Platform解説
AMD Mobile CPU解説 DDR2以上



 

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