PC Blog ■2021年11月22日： LAST PANTIP PLAZA

■2021年11月22日： LAST PANTIP PLAZA
　パンティップ・プラザの終焉

タイにおけるPCヲタクの聖地。
私自身来るのは１年ぶり以上だが、タイを離れる前に最後に訪れようと考えた。
思えば10年以上前は、月に何度も足を運んだりしたものだ。

来たのは10/23（土）で、10時開店で正午近くなると道が混みだすので、10時に家を出た。
道は空いていた。


来る途中、ニューペッブリー通り沿いにあった、「SINGHA COMPLEX」。 SINGHAとはビール屋であり、水を売る企業でもあるが、それが所有するビルということか。

Pantipに着いた。着くなり違和感を覚えた。ここはパンティップじゃない。なんだ、AECというのは（東南アジア産業連合）。		全然客がいない。コロナであろうとなかろうと、このこと自体がもう考えられない。	通りの向かい側

1F

入ってすぐ。正面には何もなく、左側に鍋屋っぽい飯屋がある。入り口で、検温と行動追跡アプリの登録を求められる。それをしないと、恐らく警備員に追跡されるものと思われる。

入って10歩ほど進んだところ。やはり何もない。

上りエスカレーター直前まで来た。	上階に開いている店はあるようだ。	なんなんだ、COOKING CLASS というのは・・・

MF

さらに何もない。	反対側の茶店が閉まっている。	1Fを見下ろして、何もなさに愕然とする・・・

2F

向こうにフィギュアショップの明かりが見えるが、もはや素通りである。

3F

	やっと、JIBが開いていた。
			3Fの奥の方には、まだ中古屋や修理屋も何件かあった。
マッシュルームも健在。	BaNANA IT。 4Fの店舗は閉まっていた。	JIBは2軒ある。

JIBにて msiのRYZEN搭載ノート	同じくRYZEN搭載HUAWEI。中国メーカーなので絶対買わない。	SDカードを買いに来たのだが、高いもの以外なかった。代わりに、アダプタとセットの Micro SDが売っていた。 kingstonはCanonのカメラと相性が悪いので、Samsungにした。（sandiskもあったが高かった）	Radeon 6600XTも売っていたが、 GIGABYTE製はなかった。

購入物。USBメモリはTHB 179と199。 16GBも売っていたが、THB 20しか違わないので買わなかった。 TYPE-Cケーブルは露店で買って、THB 250。マリーの頭が写ったので再撮影しようとしたところ、ケーブルの箱はもう食べられてしまってなかった。		あ、やっちゃった？やっちゃったか？ TYPE-C同士のつもりだったんだよね～

こちら、細道	この並び、プリンタショップ等	11時過ぎに開店したショップ。知っている店主だった（女性）。以前は違う場所だったが、越してきたのだろう。こういう状況で仕事できるというのは、家系が金持ちだということだ。商品も豊富で、GIGABYTEのRGBタイプの6600XTも売っていたが、買う気はないので撮影しなかった。

4F

4Fは店が何もなく、撮影していると、後ろから警備員が来て、「撮影禁止です。ここ（4F）は入場禁止です。速やかに下に降りてください」といって、実際に階下に降りるまでついてきた。かなりキモかった。 3FのJIBのお兄ちゃんは撮影していいよって言ってくれたのに？このビルの4Fは以前にもそういうことがあった。 5FのIT CITYも閉まっていて、エスカレーター前が封鎖されていた。

再び2F

トイレまで閉まっている。（別の階のトイレは開いていた）	表の隣の建物。あそこにも、恐らく警備員が休む椅子が置いてある。あの建物はなんだったっけな？

1F

1Fの奥まで行ってみる。事務所らしき建物が。昔、この辺はパーツショップがひしめくエリアだった。	冷凍食品？	近づくと、本当に冷蔵庫があった・・・

入り口の入って右側に、「ナーイ（Mr.）プラモン（漁民）」なる店が。釣り餌屋ではなく、裂きイカの類だ。		外に出て、もう一度向かい側を見る。 11:20くらいだった。	右を向く。真っすぐ行って右折するとCentral Worldだ。時計売り場に行こうとして、ありったけの精神力を動員して踏みとどまった。実際、かなり先まで行って、引き返してきたのだ。

何か忘れているような気がしていた。私はOneNoteにメモをしているので、それを見た。途端に、思い出してもう一度元”パンティップ・プラザ”に戻った。確か、3Fにキーボードを売っている店があった。

発見。これこれ、タイ語のキーボードステッカー。今回の目的はこれだったのだ。右のは@THB 20で10枚所望すると、店員が左の3Mともうひとつ蛍光色のステッカーがあってTHB 100だがどうだ、というのでうるせえ黙ってろと言ったのだが、 THB 50にするというので、安物はすぐ退色するかもしれないと思い直し、1枚買ってきた。		ようやく元”パンティップ”を出て、マクドナルドに来た。レジがカウンターになく、お釣りは店員がカウンターから回り込んできて、写真の端末で引き出した。	帰り道のタクシー。運転席とはビニールで完全にシールドされていた。張り紙には「お釣りは運転席から降りて回り込んでくるまでお待ちください。ご不便をお掛けして申し訳ありません」と書いてある。

さて、総括だが、現状でパンティップにはPCに関しては
3Fに開いているショップが10～20軒あるのみだ。
そのうち、PCパーツを扱う店は、10軒ない。
さらに、実際にそこでCPUやメモリやグラボを買ってもいいな、
と考えられる店は、今回数えた限りでは、3軒のみだった。

私個人に関して言えば、
仮にこのままタイに居住できたとしても、
パンティップ側に何らかの変化がないかぎり、
もう来ることはないだろう。
あるいは、チェックしに来ることはあるかもしれない。
ただ、他の用事と抱き合わせでなければ来ないだろう。

PCパーツに関しては、Central Rama2の方がよほど揃えやすい。
2,3の修理屋・中古屋を除いて、Centralを代表するデパート内におのおのPCショップが
できている現状、LAZADA等のECショップの台頭を考えれば、
パンティップの寿命はもう尽きているのかもしれない。

いや、正直なところ1年後にはパンティップはもうないかもしれない。

なおこの日のタイ・バーツのレートは、THB 1 = 約 \3.41だった。