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■2019年1月14日:腱鞘炎2(1はこちら

薬が切れると、日ごとに痛みが増すようになったため、
帰省
する直前の12/28に、本当はこの日から出発する予定だったのだが、
妻に頼み込んで休みをもらって、再び病院に行ってきた。
妻は烈火のごとく怒ったが、腱鞘炎なのだから仕方ないだろ、とお願いした。

消炎剤は、効かないどころではなく、確実に効いていて、
症状の悪化を食い止めていたわけだ。
とはいえ、もう一週間放っておいたら、間違いなく左手が全く使えなくなるだろうと思われた。

向かったのは患者の希望を聞いてくれないサミティベート病院ではなく、
過去何度も私のピンチを救ってくれた、バムルンラード病院

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タクシーで乗り付ける。この通りはSukhumvit 1というのだが、
通りはこの病院のためだけで渋滞しており、直前で降りた。
私の住むThong Loの奥の方からここまで、THB 95だった。
敢闘した運ちゃんのため、THB 5は駄賃にしてやった。
掛った時間は、25分くらいか?30分は掛からなかった。
年の瀬のこととて、誰でも体調不良を治しておきたい。
考えることは同じだ。
左写真のゲートを抜けても、まだ病棟に着かない。
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懐かしの病院にやってきた。最初、右の建物に入ると、
MRI病棟だということが分かったので、
左手の病棟に入る。
ここはスターバックスだの何だの
レストランだらけだった。
受付のきれいなお姉ちゃんに

パネー サンラヤカム、外科
はどこ?と聞くと、出て少し歩いて
右手だと教えてもらった。
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これがその病棟。
ここでも受付のさらにきれいな
お姉ちゃんに尋ねようとしたのだが、
まてよ、外科じゃねえな、接骨医

(パネー サンラヤカム クドゥー レッ コー、
サンラヤカムを除いても通じる)
だべと思い直して訊いてみると、
20Fだと教えてくれた。
1Fの受付の反対側に
ABPがある
エレベーター前に
案内板があるが、タイ語の嵐で
ちょっとこれは読めないね、
と考え撮影したときには、
日本語に変わっていた・・・
エレベーターは非常に混んでいる。
クリックして拡大 クリックして拡大 クリックして拡大 受付では、通訳はいるかと
聞かれたので、
ター ミー ディー クワー
(いれば越したことはない)
と答えた。
受付で15分くらいか?待たされた。
重症患者なら、このあたりで
死んでいるだろう。
20Fからの眺め。
日本風庭園?
壁沿いに無料の飲料。
いくつも持っていくばばあがいた。
受付後、このようなバンドを
貼られる。ビニル材質で、
片手では切れなかったので、
(腱鞘炎で力が入らない)
家に帰ってからハサミで切った。

医者との対戦では、受付で既に「コー ムー チェッ(手首が痛い)」
とは伝えてあったのだが、タイ語で腱鞘炎を直接表す言葉を知らなかったので、
自分で作っているタイ語辞書に書いてある英語で、
inflammation of a tendon,Tenosynovitisと示すと、通じたようだった。

しかし、言われたことはサミティベートと同じ。
MRI→手術だ。

MRIに2万バーツ。その後手術。
内心、それってMRIやろうがやるまいが手術なんだろ。
MRIの意味なくね?と思いつつ、
手術費用なんかどうせ高額で払えないから注射してくれと頼んだ。

医者が言うには、ODPの保険費用はTHB 4,000までだが、
IDPならTHB 100,000まで費用が出るので、
保険業者に相談してみては?
とのことだった。
こちらはODPとIDPの区別すらつかない。
サッカーの好きなこの国のこと、サッカーのポジションのことか?

後半から通訳のばばあが参戦したのだが、言うことは同じ。
手術は麻酔して1時間くらい。
そのあと入院1泊。
入院を個室ではなく4人部屋とかにすれば費用を抑えられるかも、とのこと。
そこで、手術費用というのはいくらなのか訊いてみた。

通訳「MRIと入院・手術費用で合わせてTHB 100,000に収まるかどうかということですね」
違う、手術費用はいくらかと訊いている。

かわいい女の子なら間違えても許せるが、
こんなバケモノじみたばばあの口から日本語が出てくると、かえって癪だ。


曰く、保険部門に調査させないとわからないから、直ぐには分からないとのこと。
別にすぐ知る必要はない。年明けに調べてもらえば十分だ。

彼らの言い分では、原因がわからないからMRIが必要だとのこと。
違う、原因は分かっている。
コンピューターの使用であって、カルシウムの手首への付着だ。
その付着の仕組みを考えれば、慢性であることは子供でも分かる。

もし私がダーク・シュナイダーだったら、
この辺でダムドかベノンを放っている。
いいかげん、お医者さんごっこは終わりだ。

こちらの主張は、お注射なら保険の範囲内で出費なしで済む。
MRIが2万バーツするのに、手術費用がそれ以下で済むはずがなく、
何度治療することになろうと、実質費用タダで治せるお注射をしてもらうだけのことだ。
要するに、例え慢性でその度に注射が必要であろうと、覚悟の上だ。

通訳が、「では注射を希望される、ということですね」
さっきからそう言っている。
結局、医者も商売だ。

念のためサミティベートでもらっていた薬の袋を持参していたのだが、
「それは痛みを和らげる薬」
んなことは分かってるんだよ。
「痛いときだけ飲めばいい」
やかましいわ。

注射する前に医者に、狙いを違わず注射可能なように、
普通のレントゲンだけでもした方がいいのではないか?
と訊いてみたが、痛む場所は分かっているので、不要だとのこと。
あまつさえ、保険でカバーできるのか?と訊いてきた。
いやなヤローだ。レントゲンの1枚くらい、たかが知れている。
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別室でお注射に備える。
用意された諸々の薬剤が、
いやがうえにも恐怖心を煽る。
救いは、助手の看護婦が
美人だったことだ。
実はそれが今回の
主目的だったのだが、
注射しているところを
撮影してもいいか?
と医者に聞いたところ、
ソーシャルメディアに投稿したら
ダメだよ、と言って、
壁に貼ってある撮影禁止の
マークを示された。
ぐっ、こうなればお楽しみは
諦めよう。
写真は、帰りのタクシー車内にて。
注射したところが
明らかに腫れている。
注射後、呼び出されるまでにさらに何分も待たされた。
で、呼び出されてみると、12/30日にMRIを受けます、
費用はTHB 23,000です、と書かれた用紙に署名を求められた。
オレはMRIを受けるなんて言ってないぞ、
と受付嬢に告げると、「保険の担当と話してください」
と受話器を渡された。
日本語で「MRIを受けないのですか?」と訊かれた。
受けねぇとさっき言っただろ。だいたい30日はバンコクにおらん。
「手術費用は16〜17万なんですね。
MRIと手術日を決めていただかないと、見積もり書を発行できません」
オレは値段を訊いただけだ。見積書を求めた覚えはない。
それに、16〜17万の単位は何なんだ。
「バーツです」
げろげろ、\50万を超えるじゃないか。
ほれ見たことか。
こいつらは、術後に患者に払えない、と言われたらどうするつもりなのか。
さらに、最終的に見積書は寄越した。
まったく、無駄が好きなやつらだ。
ちなみにこの注射は、するときもした後も、ものすごく痛い。
私は痩せていて、針が刺さりにくいので余計だろう、と医者が言った。
ついでに考えれば、手がむくれている者は腱鞘炎になどならないのかもしれない。

前回注射したときの経験で言えば、1週間くらいずっと痛い。
まるで、これで治るのかよ!?という感じなのだが、
その後、うそみたいに痛みはなくなる。
それを信じて待つだけだ。
ただ、おそらく再発するだろうけど・・・

クリックして拡大 さらに何分か待たされて、会計へ。
会計では保険で処理しきれない分として、THB 59を支払った。
さらに薬も出た。

左写真は、10Fのスターバックスにて食事したのだが、
同階にあった「日本人のお客様専用ラウンジ」。
全く意味不明だ。
もはや頭がおかしいのではないかとしか考えられなかった。
さっさと帰ろう。
ところで、スターバックスは町中の店舗より少し高いようだった。

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帰りは、来た方向から反対側まで
病棟群を突っ切って、
Sukhumvit 1に出た。
この辺りもかなりのカオスだ。
肉をバイクで配達する兄ちゃん。 途中、薬局に寄ってサポーターを
買おうと思ったのだが、
変なのしかなかったので、
家の近所の薬局で買った。
この界隈は、インド人だか
アラブ人が多い地区だ。
Sukhumvit 1を抜けて大通りに
出たところ。向かい側は、
かのゴーゴーバーのある
Sukhumvit 4通りだ。
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スクンビット通りを、アソークに向かって
少し歩いてみることにした。
この辺は、夜になると出てくるのかも知れないが、
高額露天商が立ち並ぶ界隈だったのに、
その変わりように驚いた。
白人の香水の匂いでむせそうだった。


結局、今回も12時ちょっと前に着いて、家に帰りついたのは15時だった。

今回勉強したこと:
病院が変わっても言うことは一緒。
むしろ見解は、医者によるのかもしれない。

なおこの日のタイ・バーツのレートは、THB 1 = 約\3.39だった。

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