■2017年3月4日:TOTAL WAR ATTILA (TWA) (71) 最強の騎兵はどれだ!?
これまで2つの勢力でプレイしてきたが、今度は本作の主役である騎兵のうち、
最強の騎兵を保有する勢力を選んでみたいと考えた。
そこでまずは、各勢力(拡張パックで追加された勢力を除く)の中級〜最上級の騎兵をリストアップした。
当然だが軍団に一つだけしか装備できない(そして装備しないことは選べない)指揮ユニットの
騎兵は除外している。
正確には上記のhtm版かエクセル版のどちらかを参照いただきたいのだが、
どの勢力も、騎兵に関してはなんだかんだいって似たような性能のものを持っていることが分かる。
しかしその中でも、いくつか突出した能力を持つものがある。
私の考えでは、TWAの騎兵の能力で最も重要なものは、スピードと装甲(Armour)である。
スピードが遅ければそもそも騎兵の特色である機動力が削がれてしまうし、
装甲の厚さは生命力に直結する。何よりも生き残らなければ意味がない。
まず、基準になる騎兵は左のEquites Promoti(@A)だ。 ローマの中騎兵で、ゲーム中盤を支えるワーク・ホース。 攻防性能のバランスがとれている。投げ槍の性能は 投げ槍(ピルム)で有名なローマ軍のこと、ピカイチの ダメージを持っている。 |
実はグラフ化する際に、Healthを入れると、Healthが高いラクダ族が断然優位になってしまうので、
削ろうかと思ったのだが、ラクダ騎兵のタフさはそれはそれで立派な能力なので、
そのままにしておいた。ラクダ騎兵は最強の装甲強度(Very Heavy Melee Cavalry)を持ち、
飛び道具に対する防御も最高値だ。
この飛び道具だが、弓兵は回避するとか早めに始末するとかすれば影響ないのでは、
と思われるかもしれないが、城攻めの際には櫓などから自動で定期的に火矢の攻撃を受けるので、
総数の少ない騎兵にとってはかなりの脅威であり、楽観視できない。
しかしまたこのラクダ騎兵も、回避はすごく低いので、バランスの良い騎兵とは言えない。
どうやら装甲の厚い騎兵は回避も低めに抑えられているようである。
それとこいつらはモラルが低いので、元気なうちはいいが部隊定数が3/4くらいまで減少すると、
まったく動かなくなってしまう。
だから、表の中にはShock Cavalry(Melee Damageが極端に小さい、
大槍以外は持っていないので接近戦には向かない)は載せていないし、
装甲が60あってもスピードが45しかない騎兵や、Charge Damageがない騎兵も載せていない。
対騎兵攻撃力はなくても歩兵に対して使えばいいだけだが、
スピード45(歩兵のスピードが30前半)やCharge Damage 0なんてのは、騎兵の意味がない。
ラクダ騎兵を使用している際には、弓を放つ軽騎兵に追いすがっても、
中々追い付けない、ということがよくあった。
ちなみにArmour値50以上がHeavy Melee(格闘) Cavalry、それ以下がMedium Melee Cavalryとなるようだ。
(Very Heavyは60以上)
Armoured Camel Warriors これが噂のラクダ騎兵 |
Kushite Mounted Shotelai Lakhmids最強の騎兵 |
Sogdian Camel Raiders | Camel Clibanarii |
Noble Alani Cavalry スエビ・ヴァンダル族のみ装備可能 な騎兵 |
Elite Agathyrsi Cavalry | Nordic Horse Lords | Noble Germanic Horsemen ゲルマン民族のスタンダード騎兵 |
Taifali Cavalry ゲルマン民族の中騎兵。 |
Heroic Cavalry | Chnodomar's Entourage | Burugundian Mounted Axemen |
Nokkors | Scholae Palatinae 西ローマ帝国はこれが最上級の 騎兵となる。西ローマは騎兵の 性能で他国に劣る。 |
Excubitores Cavalry Guard | Tagmata Cavalry 東ローマ帝国最強の騎兵。 防御力はPromotiより低いが、 回避率がUPし補っている。 |
さてそれで、どの騎兵が良いのかというと、最初に書いたようにやはりどれも性能が似通っている。
そこで能力値の総計を見てみたい。(2本だけ持つ投げ槍はおまけみたいなものなので除外)
ここでも先に述べたArmoured Camel Warriorsを除くと、強烈な突進力を持つHun族のNokkorsは別として、
それ以外ではアラン人・ヴァンダル族のNoble Alani Cavalryが秀でている。
その途中のもう一つの騎兵は、アラン人の持つものの方がヴァンダル族のものより優れているので、
次回はアラン人でプレイしてみたいと考えたが、問題があった。
アランは弓兵を持たないのだ(弓騎兵はいる)。
これは全勢力中、アランのみである。さらに、彼らには矛兵もなく、
その役割を務めるのはなんと犬兵になるらしい。
これはちょっといただけなかった。
攻城兵器も大型のものはない。
そうすると、次の候補はヴァンダル族か東ゴート族だ。
彼らには装甲化はされていないものの弓兵や大型の投石器もあるし、
槍兵に防御隊形もある。
そこで、ヴァンダル族は嫌いだがアラン人の騎兵も使えるので、それということになる。
ゲームにおける騎兵の能力は、ファンタジーものの魔法使いに似ている。
攻撃力には大きなものがあるが、矛兵には弱いだの、装甲が薄いだのといった、
何らかのデメリットを持っている。
それで、各種の歩兵たちといった支援部隊の援護が不可欠であるし、
それらが水準以下の能力であれば、騎兵の強みも活かせない。
ところで、Total War AttilaのEncyclopaediaだが、ゲーム内メニューよりも、
Webで見た方が圧倒的に見やすいので、紹介しておく。
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