■2014年9月14日:GIGABYTE F2A88XM-D3H,A4-4000,Lian Li PC-V352 R Review (Pantip Plaza)
ケースで大失敗をした私は、ケースを買った翌日、再度パンティッププラザに向かった。
なおこの日(8/10)のタイ・バーツは1THB = 約3.177円。
まだまだ上がりそうだった(勘弁してくれよ)。
ゲーム大会をまだやっていた。 | 3FのBanana ITの吊り広告。A4-4020とA55マザーで 8,800THBは高いと思うのだが・・・ |
まずは一目散に中古屋を目指し、同じ店でAthlon X4 760Kを売却した。
2,000THBだった。例によって悪役にいくらで売るかと訊かれたので、 その値段を告げると、店員は相場を調べるから待てと言いつつ、爪楊枝で歯の掃除をし始めた。 不審に思って見ていると、奥にもう一人店員がいてカップ・ラーメンを食っていた。そいつが情報屋らしい。 で、そいつから情報を貰うと、悪役店員はおべっか笑いを浮かべてもっと値下げできないかと言う。 私は昨日買ったばかりだし領収書もあるのだから嫌なこった、と言った。 必要なら「他の店を当たる」というカードを切っても良かった。 しかし店員は2,000THBで手を打った。領収書がものを言ったらしい。 しかも私はちゃっかりCPUのステッカーは抜いておいた。
中古品の売買にだいぶ味を占めた自分を振り返ってちょっと空恐ろしくなった。
Radeon HD 6870を持ってきて売っても良いとすら考えた(でも止めておいた)。 まるで昔ソフマップの買取りコーナーでアルバイトをしていたころ時々遭遇した、 クレジット・カードで物を買って売りに来る金欠男になったような気分だった。 |
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4Fの中古屋から撤退する途中、ふと脇を見るとA4-4000が1,400THBで 売っていた。3FのJIB COMPUTERで一番安いAPUを寄越せ!と言うと、 A4-4020が1,490THBで、A4-4000も1,390THBでリストされているが 在庫が無いという。私は辞退すると4Fで見つけた店(写真の店)に戻った。 JIBの店員は「たったの100THBの違いだぜ」と言っていたが、 彼は分かっていない。私は現行最安のAPUの実力をチェックしたい のであって、価格にこだわったわけではない。何より店員の態度が 気に食わなかった。ああいう店員は携帯電話でも売っていれば良い。 |
購入したA4-4000。またもやメタリックのステッカーが付属しているが、 Athlonのものとは多少デザインが異なる。 っていうかAシリーズ全部共通なのかね・・・? |
4Fの中古街の奥から喧騒が聞こえて来た。喧嘩でもしているのかと 覗いてみると、人々がムエタイの試合に魅入っており、歓声を上げていた。 警備員まで参戦していた。中にマクベ大佐みたいな顔の男性がおり、 私は驚いてあんたは死んだはずだ、と声を掛けたが彼は不思議そうな顔を していた。何でそんな土色の顔をしているのか、具合が悪いのではないか? と訊くと彼は怒り出したので私は早々に立ち去った。 |
3Fに降りると、カップ・ヌードルを売るスタンドが。 客用と言うより、ビル内で働く従業員用だろう。 |
そういえばPC用のビスがそろそろ切れそうだったので探したのだが、どこにも売っていなかった。
以前日本でも売られているようなセットになったものを見かけたことがある店で訊いてみると、 「そんなものは見たことがありません」と言う。ビスが無かったらどうやってPC組むんだよ・・・ SATA電源を4pin電源に変換するケーブルも予備にもう1本買ってきた。 前回買った店が閉まっていた(潰れたっぽい)ので、別の店を探したが、今度は30THBだった。 ただ、気を付けて選ばないと、コネクタがショートしていたりするので注意が必要だ。 |
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さて帰宅してRadeon R9-270Xを外したPC-V352 Rを見てみると、 だいぶ風通しが良くなった。 |
A4-4000を装着して組み上げ、全ての配線を施して電源を入れたが、 うんともすんとも言わない。おかしいな・・・と思いPOWER SWITCHの ケーブルを外してドライバーの先でピンを突いたが、起動しない。 最小構成がどうのこうのという話ではない。何の挙動もないので、 明らかに配線か何か間違えている。 |
一通りチェックすると、ATX 12V電源がマザー側は8pinであり、電源の方は 6pinであることを発見した。昔は4pinだったり、無かったりした時代もあり、 確かこういうのはpin数が欠けていても正常に動作するような気がし、 挿す時も気にしなかったのだが・・・念のため、これを引っこ抜いて再度 電源を入れてみた。 |
・・・通電した。が、モニターには何も表示されない。 マニュアルには英語で「そのコネクタ(ATX 12V)はCPU用の電源であって、 そいつを挿してくれないと起動しないぜ」と書いてある。 |
ちっ、何だよ使えねえ電源だな、と思いつつ電源を引っこ抜いてしまおうと 箱の裏側を見ると・・・、あれ?ちゃんと8pinの電源付いているらしいよ? 電源をもう一度調べると、件のATX 12V電源は狭いケース内の2階に おわした。勘違いしてグラボ用の6pin電源を挿していたのだ。 |
無事BIOSが起動。CorsairのDDR3-1600は相変わらずDDR3-1333でとしか 認識されなかった。手動設定で1600にしてもダメだった。 A4-4000が対応しているのが1333までという噂もあるが、 どうでもいいのでそれ以上いじらなかった。BIOSのバージョンはF5であり、 A10-7850K/7700Kは更新しなくても使えるようだった。 |
電源ランプが点灯したところ。 | HDD LEDはレッドだ。 |
ではここで組んだマシンのスペックを紹介しよう。
3DMark06のスコア:5044
3DMark11のスコア:P690 3DMarkFSのスコア:429/2582/25123 (FS/CG/IS) |
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カテゴリ | メーカー | モ デ ル | 詳 細 | 価 格 |
CPU | AMD | A4-4000 Richland core Socket FM2 | 3.0G/L2=512Kx2/L3=0/65W | 1,400THB |
メモリ | Corsair | CMZ8GX3M2A1600C9R PC-12800(DDR3-1600(1333で駆動)) CL=9 8GB |
4GBx2 Dual Channel | 2,700THB |
マザーボード | GIGABYTE | GA-F2A88XM-D3H | AMD A88X FCH | 2,620THB |
ビデオカード | AMD | Radeon HD 7480D | Integrated | - |
サウンドカード | Realtek | ALC887 | 7.1ch (Integrated) | - |
HDD | Western Digital | WD Caviar Black WD5001AALS | SATAII 7200RPM 500GB/32MB | 2,000THB |
CDD | 東芝Samsung | CDDVDW SH-224DB (DVD±R/RW/RAM) | SATAI cache 1.5MB | 510THB |
FDD | NO FLOPPY | |||
LAN | Realtek | RTL8111F | GbE (Integrated) | - |
電源 | PLENTY | Super Black3 | 550W | 950THB |
ケース | Lian Li | PC-V352 R | MicroATX/Full Alumi/Red | 3,900THB |
Monitor | NANAO | FlexScan S2411W-BK | 24.1inch wide LCD | 133,142JPY |
OS | Microsoft | Windows 7 Home Premium x64 Edition 英語版 | 3,500THB |
OSはメインマシンをW8にした際に2ndにW7を入れて余った英語版を使った。
元WD BLACKに入っていたと思われ、ライセンス認証はすんなりいった。
次に性能を見ていこう。
こちらはWindows 7のWindows エクスペリエンス インデックス。
インストール時にタイ語を選択したため、総合評価値がタイ語になってしまっており、
さらに段替えされて縦書きになっているw
そして3D MARKの結果は上部を参照。
<3D MARK 06 SCOREの総合結果はこちら>
<3D MARK 11 SCOREの総合結果はこちら>
<3D MARK FS SCOREの総合結果はこちら>
3D MARKの結果はKabini (A6-5200)にボロ負けしている。
ノートに負けんなよ、と言いたいところだが値段を考えればそんなところだろう。
それにしても散々な結果だ。
A4-4000は2coreだから、クロックで勝っても総合的には4coreの勝ちなのだろう。
Athlon II等と比べるとだいぶマシになったとは言える。
普通にW7を動かす分には支障ないし、さすがにデスクトップ、体感操作感はノートPCとは次元が違う。
結局FX-4100では3D MARK FSは取らず終いだった。
完成したPC-V352 Rを惚れ惚れと見やって、やはりPCはCUBEだと感慨に浸った。
誰がなんと言おうと、機械は箱型で、角は鋭利であるべきだ。
それは工業技術の進化を示すものであり、機械的で、機能美を追求した姿であって、
白かったり、丸かったり、サンリオのイラストなど書いてあってはならないのだ。
この考えは女などに覆すことは出来ない。
今回は小型のケースにだいぶ苦労させられたが、
思い込みで良く見ずに買い物をしてはならないと、良い勉強になった。
ケースは今までのように最後に買うのではなく、最初に買った方が良いということだろう。
PC-V352 Rは見れば見るほど売りたくなくなり、いっそ妻はどうせノートなど持ち歩かないので、
これは彼女用のマシンにしてやって、彼女のFujitsu LIFEBOOK PH521を売り飛ばそうかと考えたが
(妻も賛成意見だった)、それではモニタを処分できないので仕方が無い。
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