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■2017年8月3日:早速壊れたhp ProBook 645 G1

買って1か月もしないころ(6/3)、早速壊れた。

この日、出社してPCを起動し、Thunderbirdを開いて受信したメールをチェックしようとしたところ、
例のブルーバック・エラーが出来。

その後、PCが自分で0%まで診断し、終了したあと勝手に再起動に入った。

ところが、起動しない。
最初、たいしたことはないと考えていて、自分で電源ボタンを押して再起動を掛けたが、
何度やっても起動しなかった。
ウィンドゥズロゴの下の●はくるくる回っているのだが、しばらく続いた後、
画面が真っ暗になってしまう。
HDDにはアクセスしているが、そのまま30分放置しても何も進行しない。

おいおい、法人ノートだろw

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図1. WindowsのOSディスクで中途半端に起動した図


その時はまだWindowsが壊れただけで、インストールし直せばいいさ、と考えていた。

が、CDブートすらしなかった。
家に帰ってWindowsのディスクを入れ、ブート・オプションで光学ドライブを選んで
起動を試みるが、起動しない。
DVDを読みには行っているが、ウィンドゥズロゴが回った後、真っ暗になってしまう。

何回かはブートディスクに特有のインディゴブルーの画面まで行くが、そこまでだった。
1回はPCに問題があり、再起動する旨のブルーバック・エラーまで行った。
:)が表示されるヤツだ。

起動に時間が掛かっている、というだけの話ではない。
CDブートでこんなに時間が掛かるわけがない。
明らかにハード的に何か問題がある。

BIOSのMENUは正常に表示されるし、このマシンはBIOSにHDDの診断メニューがあるのだが、
それを実行してもエラーは見つからなかった。

何かが引っ掛かっているだけだと思うのだが、とにかくハード的に何かがおかしい。

Thunderbirdのせいだとは思えなかった。

しかし、思い当たることがあった。予兆はあったのだ。
もともと、このマシンはおかしかった。

妻がインターネット通販なんかで買うからよ、といった。
ふぅ、未開人はこれだから困る。
LAZADAで買ったのではないのだ。
販売元であるhpのサイトから買ったのだ。
タイなんかではまだまだECは眉唾だと考えられている。


対策を考えた。
買ったばかりなのでまだ保険はある。
メーカーに修理依頼するのは気が進まなかった。
タイなんぞ、間違いなく個人情報を抜き取られる。
ここでいう個人情報とは、例えばメールアドレスを知られて、
迷惑メールを送りつけられることなどだ。
スパイ活動をした覚えはないので、命を付け狙われることはないだろうが、
次回の旅行のチケット情報なんかもコピー保存しておいたので、そういうものが危ない。

重要な情報などは入れていなかったが、
怖いのは修理のため「ハードディスクをフォーマットしました」というやつだ。
この国は、予めそういうことはするなと告げておいても、
個人の意識が低いため、そのような事故が起こる。

HDDを取り出すことは、恐らくできないことはないだろうが、
保証対象外となってしまう。
また機種としては異なるので、確実にできるという自信もなかった。
2万バーツのノートだ。修理代をいくら取られるか分からない。


ここは、hpを信じて修理に出すしかないだろう。
タイのPCメーカーやそのサポートは、平日の9時-18時くらいしか対応していないため、
時間は結構かかる。
この辺は、日本や他の先進国とはまだまだ違うところだ。

さしあたって仕事には前のマシンを持って行くことにした。
痛いのは直近の一か月分くらいのデータにアクセスできないことだ。
ちょいと仕事で、この土・日のうちに送っておいて、と頼まれていた報告書があり、
報告書本体は事前にProBookで作ってあったので、これは本当に惜しまれた。
しかも壊れる前日のことだった。

それにしても、hpのPCを3台買って続けて3台とも故障(@A)である。
タイでは他に14"のAMD搭載ノートを売っていないから仕方がないとはいえ、
さすがにhpまずいだろう〜という感じである。

確かに電気製品には当たりはずれがあるし、ノートパソコンは持ち運ぶものだから
壊れて当たり前だが、やはり3回は多い。
アメリカ人のことだから、どこかいい加減なのかもしれない。
(航空自衛隊に入隊した同級生が、米軍はビスの一つくらい締め忘れていても
平気で飛んでいると言っていた)
少なくとも、タイで組み立てているということはあるまい。


実は、前のHP Pavilion 14-n201axは久しぶりに引っ張り出してみると、
バッテリーが死んでいた。これはまあ3年前に購入したものなので、ありだろう。

もう一つLenovo G4045-80E10027TAは、フォーマットが掛かっていた。
自分でした覚えはない。というか、起動時にエラーが表示されたので、
消えてしまった、というところだろう(その後OSを入れ直すことはできた)

過去のパソコンは買った時の外装箱に入れ、さらに大きな段ボールにしまっていた。

なんの根拠もないが、タイの場合、湿度が高いので湿気がPCに
悪影響を及ぼすのではないかと心配している。

人が住んでいない家が朽ちるのと一緒で、
日常的に使っていれば、風が入るのでそういう弊害は起きないだろう。


さて、PCは会社からhpに持って行ってもらうことにした。
会社に買ってもらったものではないが、仕事に使っているのだからいいだろう。

会社からは、6/5の夕方に持って行ってもらった。
特に、データを消されたくないので、フォーマットはしないように頼んだ。
もし必要なら、事前に連絡してくれと。
途中、担当者が何日か休んだこともあり、10日後の15日に、どうなったのか聞いてくれと頼んだ。
それによると、持って行った先の店(恐らくオフィス)の連中は、まだセンターに持って行っていないらしい。
しかし半日経ってもだからどうしたがないので煽ると、
午後から出掛ける用事があるとのことで、直接持ち込んだ店に立ち寄ってくれるとのこと。

16時ごろ出先より電話があった。
まず、私はWindowsのCDは預けていなかったのだが、
そのW10のプロダクトIDを写真を撮ってLINEで送れという。
セキュリティ上いやだったが仕方がないので従った。

何分かしてから、今度は
「原因不明なので、フォーマットしたいと言っている」
そらきた。言わんこっちゃない。
当然ダメだと告げる。
「まだ何も使ってないんですよね?データが入っているの?」
(この人物はいつも人の話を聞かない人間なのだ)
そうだ。フォーマットはしないでほしい。

そもそも、原因不明なのにフォーマットしたいという理由は?
起動できないのにどうやってフォーマットしようというのか。
「マニュアルでやってるんですよ」
してそのマニュアルとは。DOSか?
「・・・(答えられない)」
電話を代わってくれ。
「今、説明しているところなんですよ、後でかけ直しますね」
・・・一方的に電話を切られる。

一時間経っても連絡がないので、またこちらからかけ直した。
で、結局どうするのか。
「フォーマットできないとのことでhpの連中では先に進めないので、
会社のITに見てもらう」
あほうか。
そんなことをしたら、保証対象外になってしまうだろう。
何しろ、わが社のITなど勝手にネットワークパスワードを変更して、
こちらから聞かなければホウレンソウがないのだ。

私だって、その点を考慮しなくて良いのであれば、自分でHDDを外して調べている。

うちの担当者はまず、”保証対象外”という日本語が分からなかったらしい。
それで言葉に詰まっているので、とりあえず持って帰ってくるのだろう?
と聞くとそうだと言うので、ITではなく私のところに持ってきてくれと頼んだ。
またしても別の手が浮かんでいた。

17時を過ぎて、オフィスに戻ると担当者は帰社していたが、
私のノートは黙ってその辺の机の上に置いてあった。

上出来だ。ありがたすぎて涙が出てくる。
私も黙ってそれを自分の机に移した。


さて、まずはそのままHDDとOSのDVDで起動を試みた。
そして当然だめだった。

そこで次に思い付いたこと。
HDDでもCDでも両方ダメなのでそれはないと思うが、
W10のDVDが壊れたりしていないだろうか?

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HDDから起動しようとしても、このように主張するのだが、
そのまま止まってしまう。W10のOS DVDで起動しようとしてもダメだった。
そこで、家に帰ってメインマシンのW8のCDで起動を掛けたところ、
見事ここまで来た。
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そこで、W10のディスクでもう一度試みたが、そっちはやはりだめだった。
BIOSの設定でデフォルトに戻す行為を実施してから再度試みたが、
結果は同じ。
そのためそのW10のディスクをセカンドマシンに入れてみたところ、
不思議なことに右上の写真と同じ画面のところまで行けた。
つまり、OSのディスクは壊れていない。
というわけでA10-5750Mは古いAPUなのでW10への対応が弱いか?
普通に考えて逆ならあり得るだろうから、可能性は低いと思うのだが、
上記のW8のDVDでCドライブのフォーマットだけでもかけてみようと考えた。
(パーティションでデータはDドライブにしてある)ところが、上の写真以降、
一向に先に進まなかった。
そこでさらに別のマシン(3rdマシン)のW8.1のディスクを持ってきて同じことを
しようとしたのだが、同じところで固まったままだった。


さあここまで来ると、やはりどこかがおかしいと判断せざるを得ない。

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そこで、hp thaiのサポートページに行ってみた。
PCのシリアルナンバーを入力する。
hpのマシンから接続しなくても、シリアルナンバーを入れれば
アクセス可能だ。保証が残り5か月?どういうことだ・・・
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めげずに選択可能なオプションを探す。電話対応は時間外。
で、チャットは受け付けているのか・・・?
必要事項を入力すると、チャット画面に進んだ。
英語とタイ語を選べるようで、とりあえず英語を選んだのだが、
私は英語などろくにできないのでみっともない会話は省くが、
どうされましたか?の質問に適当にぶちまけると、
経緯を順番に説明してください、と来たので面倒なので
いや今日はもう夜中だし、チャットが可能なのか確認しただけなんだ、
土曜とか日曜でも受け付けてるのかい?と聞くと、
いつでも相談可能とのお返事。希望が持てたところで断って落ちた。

さて、ここで打開策をまた一つ持てたことで、
日曜にでものんびりチャットで相手してもらえばいいや、と最初は考えたが、
もう少しよく考えると、本当にそんなことで解決するのか?
チャットで最終的にじゃあ修理だね、となったときに、引き取り修理などしてくれるのだろうか。
持ってこい、なんて話になったら振り出しに戻るだけだ。
というより、さらに時間が掛かる。

さらに英語では至難の技なのでタイ語でのチャットもできなくはないだろうが、
恐らく相手は文語で来るだろう。
タイ語の文語って・・・(口語より倍近く文章が長くなる)

そこで、そういえばうちの連中はhpのどこに持って行ったのだろう?
と思いつき聞いてみた。
連中は、Central RamIIのhpの店に持って行ったらしい。
ここは一回つぶれて、そのままになっているはずだ。
大方どこかその辺のショップに持ち込んだのだろう。
そんな適当なことを言っている時点で怪しいし、
自分ちで買ったわけではないPCを持ち込まれたショップが、面倒を見てくれるわけがないのだ。
であれば、私と同じような(今回は私には及ばないレベルの者だったが)
PCオタクがあちこちいじりまわして、あーでもないこーでもないと言うことになる。

Central RamaIIはデパートなので土日も営業しているのが強みだが、
ここに持って行ったところで、この方法でも結局振り出しに戻りそうな気がした。

帰宅する車の中で熟考した。
自己分解も視野に入れて、以前分解したときの様子を思い浮かべてみる。
あれをやるのはかったるい・・・

まてよ・・・
連中はマニュアルでHDDをフォーマットすると言った。
マニュアルとは何だ?バラすということではないのか?
しかし、帰ってきたマシンは明らかにバラされた形跡がなかった。
タイ人なんて無神経なのだから、角が凹んでいたりねじ山の一つくらい、
表面のコーティングが少し剥げていてもおかしくなさそうなものだ。
ダメ元でLumiaで本機の分解マニュアルみたいなものが転がっていないか、
探してみた。

すぐに見つかった。これ
しかも、驚くほど簡単に外せるらしい。
これを見てビックリした。

帰宅すると待ち切れず、早速試してみる。

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ものすごくあっさり開いた。ひとつも工具を使わずに・・・
これでは、自分で直せと言わんばかりではないか。

直ぐにHDDを取り外して、例のおもちゃRyzenデスクトップに接続。
一見あっさり認識。速攻でデータをコピー・・・、っとエラー続出。

原因が判明した。
HDDが壊れていた。

この時のHDDが余っており、ProBookに搭載のWDのものより薄かったが、
薄い分には装着できる。
早速組み込むと、あっさりW10が入った。
プロの連中より、アマチュアの私の方が、腕は上だったわけだ。
はっはっは。

組み込む際に、マシン内部に隙間が多すぎるような気がした。
これじゃあ、壊れるよな・・・という感じ。
古いHDDは500GBなので容量が少ないが、また壊れるかもしれないので、
新しく買うよりいいだろう。


しかしながら、リカバリにも苦労した。
第一の関門は、Thunderbirdだった。

本ソフトでは、私はWindows Liveのときと同じように、システム・ドライブとは別の、
Dドライブに保存フォルダを作っておいたので(こちらを参照)、
今回もThunderbirdインストール後、同名の保存フォルダにしてコピーしーの、
フォルダ消しーのしたのだが再生しないので調べたところ、
どうやらThunderbirdは、それだけではないらしかった。

ImportExportToolsは既に持っていたので使ってみたが、よく分からなかった。

Thunderbirdは、Dドライブに保存フォルダを作ろうが何しようが、
個人フォルダ内の\Appdata\Roamingにデータを保存しているらしい(こちらを参照)。
そもそも、他のPCにつなげたHDDの個人フォルダ(Cドライブ)にアクセスするのは、
方法があるのかどうか知らないが、ほぼ不可能だ。
それでも元のPCに戻せばアクセスできるのでは?と考えつなげたところ、
これが正解だった。

それで、Thunderbirdを1回アンインスコしてから再インスコして、
上記の関連サイトをを参考に、プロファイルを丸ごとコピーしてみたが、
既に1回目にインストールしたときの状態が変な風に残っているのか、
うまくいかなかった。

メインの受信と送信済みフォルダ以外の、サブフォルダは何も復活しなかった。

それでも、懲りずに調べた。
あきらめたらお終いだ。

とにもかくにも、保存しておいたThunderbirdのファイルはそこそのサイズが
あるので、何かしらの意味はあると思われた。
1ギガを超えるファイルをただで捨てるのは勿体ない。

そもそも、ImportExportToolsの使い方をよく分かっていないのでは?
と考え、調べてみるとこんなのが見つかった。
ここでは事前にエクスポートする前提になっているが、
参考にして考えたところ、何とかサブフォルダを復活する方法が見つかった。

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まずインポートする際には、登録してあるメールアドレスの直上にいることが
前提。次にImportExportToolsで画像のメニューを選ぶ。
さらに出てきたメニューから、一番上の選択肢を選ぶ。
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そうすると、どこに保存してあるのさ?と聞かれるので、保存先を選択し、
サブフォルダの保存ファイルはMSFという拡張子のあるものと、
拡張子が何もないものがあるので、拡張子のないものを選ぶ。
するとなんと!ごみ箱の中にサブフォルダが復活し、マウスでクリックすると、
中身のメールも再生していたではないか!
やったぜ、ざまあみろ!
と喝采したいところだが、いくつかのサブフォルダは復活しなかった。
フォルダそのものは復活するのだが、中身のメールが再生しない。
最初は、HDDと一緒にあの世に行ったのかと考えたのだが、
しばらく続けていると、どうやらフォルダ名を日本語にしたものが
再生できないらしかった。
ははぁ、このツールを作ったのは欧米人だから、
ファイル名を日本語にしておくと、OSからは判別できないのだと推定した。
例えば、外人の名前でも後ろに”様”を付けたりなんかしておいたらダメだ。
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そこで、保存しておいたファイル名の日本語を片っ端からローマ字にした。 そして、もう一度インポートを試みる。
読み込めることが分かっていれば、写真のようにひとつずつではなく、
メニューバーの”種類”で分類して、一括してインポートすることも可能だ。
後は、インポートしたフォルダはゴミ箱にいるので、別の場所に移動した後、
最前インポートに失敗した空のフォルダがしばらく起動するたびに
ゴミ箱に復活するので、ダブったフォルダを黙々と消すのだった。
というか次の日になってから漢字フォルダも勝手に復活していたが、
いまさら、というやつだった。
何だかな〜という感じである。
やり方が分かってしまえば、Microsoft系のメールソフトより
軽くてインストールも早いので便利だ。

さらに、壊れたHDDから、壊れる前の期間に作成したファイルを抽出するのも骨が折れた。
日曜日が丸つぶれだった。

まだある。ProBookに最初にW10をインストールした際は平気だったのだが、
古いソフトなんかの日本語がまた文字化けしたのだ。
この方法を試したのだがダメだった。そもそも、コマンドプロントの窓の中が文字化けしていた。

そこで、一旦日本語の言語パックを削除してダウンロードしなおしたがまだダメだった。
おまけに、同一のMicrosoftアカウントを使用している他のPCも、
当然だがこの作業中日本語が使えなくなった。

しかしこれは何のことはない、システムロケールを日本にするだけだった。
前回ならなかったのは、多分自分で設定していたのだろう。
再起動に少し時間が掛かる。

願わくは、早くacerかlenovoあたりから次のRyzenノートの登場を待つのみだ。


壊れた方のWDの1GBのHDDだが、嫁さんのマシンが壊れて修理した際に、
丁度いいからとW8.1のDVDで一緒にフォーマット&論理化したところ、
壊れていなかった。そのままメイン・マシンにUSB3.0の仕掛けで繋げたが、異常なかった。
何だったんだろう・・・
とはいえ、フォーマットしなければ使えなかったと思うが。
もしかしたら不良セクタを飛ばしただけなのかもしれない。

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