■2020年10月24日:指を曲げると痛いよ?
耳の治療をした次の日曜日、その日(9/6)から考えると、
ひと月くらい前から、手の指の関節の痛みがあった。
但し全部ではなく左手の親指、中指、薬指。
右手は親指と人差し指。
全部いっぺんに急に痛み始めたのではなく、
症状は順番に発生した。
しかも自覚があって、ひもを縛ったときとか、鞄のジッパーを閉めたときとか、
ちょっと固いボタンを押した時だとか、マリーと遊んでいて、
突進してきたマリーの巨体を受け止めたときとかだった。
痛みとしては突き指したときのような痛みで、
大したことはなかったので放っておいたのだが、
右手の人差し指を痛めるに及んで、
さすがにまずいだろうと思って病院に行ってきた。
風呂場で髪を洗うのにも指の痛みが伴う。
病院は、耳の時と同じところだ。
医師は男性で多分前にも掛ったことのある医師だが、
腱鞘炎のときのいやな奴ではなかった。
腱鞘炎の方は、痛みはあるが落ち着いていた。
この病院はいつもそうなのだが、通訳はいるかと訊かれるので、
いらないと答えても、診察室に呼ばれる頃には、通じない通訳が用意されている。
それで、症状を伝えた。
・指を曲げると痛みがある
・指の先端の関節
医師は最初に私の指を曲げたり伸ばしたりした。
全然痛みはない。
そして最近血液検査をしたかと訊いてきた。
私はつい先週、就労ビザの更新で血液検査を受けて、正常だと言われたことを伝えた。
次に医師は私の腕を持ち上げたり、頭を曲げたりした。
神経の病気ではないか調べたとのこと。
手のレントゲンも撮った。
骨に異常はないらしい。
我がアパートの屋上から見たサミティベート病院。
中央の茶色い柱で囲われた建物2棟だ。
通院したのと同日に撮影。
それで、やり方を教えるから指の運動をするようにと言いながら、
私の指を手の甲の方向に持ち上げて伸ばした。
私は訊いてみた。
「先生、結局のところ何なんです?
要するに運動不足ですか?」
医師は首を縦に振った。
通訳は、「使い過ぎです」といった。
「そういう作業はすべて止めてください。
それで直ればそれが原因です」
それから、薬のアレルギーはないかと訊かれたので、
以前にも膝だの踵だのを痛めて消炎剤をもらったりしたので、
強い薬だと腹を壊すことがある、と伝えた。
通訳は、「今日お渡しする薬はそんなに強い薬ではありません」と言った。
そして、2週間様子を見てからまた来てください、と言って、次回の予約票を渡された。
会計はすぐに済んだ。
しかし、「薬はないです」と言われたし、実際に処方箋も出なかった。
消炎剤でももらって、手っ取り早く直してもらおうと考えたのだが、
そうは問屋が卸さないらしかった。
費用はTHB 2,696。
この日のタイバーツのレートはTHB 1 = 約 \3.38だった。
会社がくれる保険証があるので出費はなかったが、医療費は高い。
そういえば、確かに手が疲れているような感触はあった。
思えばこのとき、なぜ薬をもらわないで帰ってきたのだろうか。
さらに費用が増えると自己負担する羽目になりそうだと心配したのだろうか。
それとも、再来週の予約票ももらったし、来週は耳の方で来ることにもなっているので、
そのとき聞いてみればいいか、と思ったのか。
とはいえ、1時間かそこいらで帰ってこれた。
次の日、会社の帰りに急いで再度病院に行ってきた。
整形外科の受付にて、昨日医師は薬を出すと言っていたのだが、
会計時には出てこなかった旨を告げた。
受付の男はコンピューター上のデータを見て、
「確かに薬は出ないことになっています」
「でも、先生はくれるって言ったんだよ」
「そうですか」
「でなければ薬のアレルギーがどうかなんて聞かないだろう?」
「そうですね」
「あのね、2週間後にも予約が入っていて、
私としては薬を飲まなかったら、治らないだろうと思うんだよ。
だからお薬をおくれよ」
「なるほど、確かに予約が入っていますね。
そういうことでしたら、少々お待ちください」
医師には直ぐに通された。
但し、違う男性医師だった。
またしても必要のない通訳までついている。
再度事情を話すと、今度の医師は、
確かに昨日、担当した医師は薬のアレルギーについて聞いている、
ということは書いてあったらしい。でも、それだけ。
はあ?
意味わかんなくね?
今回の医師は、明確に「関節炎」だと言ってくれた。
ともかく、薬を出してくれるとのこと。
但し、今回の薬は、治ったら直ぐに服用をやめるようにとのこと。
会計時、薬が出る患者と出ない患者は分類される。 そういえば前日は私の伝票は出ない方に分類されていた。 |
薬のチェック。 Miracid Arcoxia MyoNAL 変な薬はなさそうだ。 |
2日目の会計だが、
THB 4,000で、うちTHB 478が保険でカバーできないとのことで、
実費で払わされた。
ともあれ、この日は空いていて、30分かそこいらで帰ってこれた。
関連記事:
■2020年10月17日:耳の水疱
■2020年6月6日:今度は食中毒!?
■2020年5月28日:コロナ影響下の病院に潜入
■2020年3月22日:尿結石と射精障害
■2019年11月16日:PM2.5アレルギー
■2019年10月22日:腱鞘炎3
■2019年5月26日:今年の健康診断結果
■2019年1月14日:腱鞘炎2
■2018年12月23日:腱鞘炎
■2018年4月2日:妻のポリープ手術
■2018年3月11日:タイ人自殺願望者の心理
■2017年2月12日:タイの病院のずさんさ
■2016年3月7日:病院内の飲食店は利用しない方がいい
■2015年8月29日:タイの病院を探検
■2014年9月10日:妻が虫垂炎に罹る
■2014年6月16日:タイでの歯科急患はこちら
■2014年2月22日:タイで健康診断
■2012年8月21日:タイの病院
■2010年12月10日:海外療養費<歯科>の申請方法