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■2020年12月13日:お注射はお好き?

まず、先週注射してもらった右手だが、あまり変わらなかった。
いや、注射する前よりは良くなったかもしれない。

それより、左手の腱鞘炎の方がさらに症状が重くなったような気がしていた。

もらった薬の効果が大きく、これを飲んでいるとほとんど痛みを感じないのだが、
先週書いたようにこの薬は気休め薬と考えていたので、
薬の分量は再診する日の分まであったのだが、
様子を見るために服用をやめていた。

すると案の定、痛みは戻ってきた。
左手の方は、むしろそのために余計以前より痛みが増したように感じるのかもしれなかった。

というわけで、耳の水疱も再発していたのだが、
そちらは痛くもなんともないので当座放置して、腱鞘炎のお注射をしてもらうつもりだった。

いや時間的には可能なのだが、さすがにお注射2本立てをする勇気はなかった。


再診の日(11/15)、11:30の予約なので、10分前くらいに病院に行く。
着くと、整形外科はほぼ満席。

なぜ毎回毎回行わなければならないのか不明な
身長・体重・血圧・体温測定を済ませると、
お掛けになってお待ちください、と言われるのだが、座る席がねぇよって感じ。

ところが、私自身はほぼ時間通り呼ばれる。
例によって使えない通訳は無視して、医師と直接タイ語で話す。

まずは近況報告だ。

「本日は晴天なり」
いやいや。

とりあえず、前回注射してもらった右手の人差し指について、
全然治っていないのだが、それをそのまま伝えると、
恐らく同じ場所にもう一発お注射をかまされると考え、
だいぶ良くなった、と言おうと考えていたのだが、
そうすると、後日いざそこがまたひどくなった場合に、言い訳に困る可能性がある。
そこで、ウソはつかないことにした。

医師はびっくりである。

薬のことも聞いておいた。
前回もらったJAPROLOXは、とってもイイんだけど、
これって単に症状を緩和するだけで、これだけでは治らないんですよね?

通訳は「はい、痛み止め、および消炎剤です」と言った。
答えになってないが、肯定したと受け止めておこう。

ついでに、今回も出しておきますか?
と訊かれ、多分タダなのでもらっておくことにした。


さて、それで右手の人差し指についてだが、医師は腑に落ちない様子で、

なぬ、そんなことはない、前回はほとんど指も曲げられなかったはずだ、と言い、
私の手を押したり引っ張りたりした。
先生、痛いってばw
私はここは医師の肩を持つところと、はいそうですね、とうなずく。

やはりそうだろう、と医師は得意顔だ。
もう少し経ったらさらに良くなるだろうと請け負う。

ついては左手の中指についても、直ちにお注射を実施すべきであり、
今回はそこを攻略すべきと考えている。

そこで私はすかさず、
いや、先生、実は指の方はどうでもよくてですね、
いやどうでもいいというか、なんというか実はそう大して痛まないんですよ。

それで、今回は手首の腱鞘炎の方のお注射をお願いしたくて伺ったんですよ。


ここで使えない通訳が割って入る。
「え、どういうことですか?」
ちっ、うるせえな、お前はよ・・・

面倒だが誤った処置をされると困るので、
毎回変わる通訳にかいつまんで説明した。
左手首の腱鞘炎も、ずいぶん前から患っていて、この先生にも注射してもらったことがある。

手術をしろと言われたこともあるが、
手術は高くて注射と比べたらまるで異なる値段だ。
そのうえ注射でも半年から1年は痛みは消える。
だから注射してもらいたいのだ。

医師は手術の話は私が言ったのではない、と言った。
私も相槌を打つ。
そうですよねー、先生。
手術なんて軽々しくのたまうのは、若いガキの先生でした。

ずいぶん前のことだから忘れちゃったよ、とばかり
私の手首を押す医師。
痛い、痛い、痛いって。
おぉ、ごめんね。。。

そして目の前のもはやモーゼに見えてきた医師は、
どこの注射なりと御意のままですよ、と言ってくれたので、
問題なく腱鞘炎の注射をしてもらえることになった。
前回右手のお注射は座ったまま行ったが、
今回、左手の腱鞘炎の注射は、かなり痛いので寝て受けたら楽なのではないか、
と勝手に一人ごちていたのだが、


医師「はい、では左手を出してください」

(私の内心)え”、そうなっちゃいます?

しかも、今回も助手は男だった。
ちっ、しょうがねぇな・・・

仕方なく、洗礼してもらう信者よろしく手を差し出した。
既に5回目の注射だ。あきらめの境地である。

「いってぇ〜」
思わずつぶやいてしまった。

骨のカルシウムが付着して出っ張ったところに注射を打つのだから、
痛くて当たり前だ。
患部への注射は、痛いものだ。

私の大げさな反応を見て、通訳が後ずさったのが受けた。

そして、今回は30秒も押していなかった。
む、薬剤が少ないのではないか?
大丈夫か?

なんだか注射しただけで楽になったような気になってくる。


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注射したところ。
マリーが見舞いに来てくれた。
もやは何も撮るものがないので、病院内の庭園を撮ってきた。
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次回、2週間後(11/29)の予約も取られた。
ただし、時間はまた伸びて11:45になっていた。
なんなんだ、この少しずつ伸びる時間は??

今回も、1時間かそこいらで帰宅できた。
診療費はTHB 3,211.3。負担なし。

今回の医師はいい人なので、名前を覚えておこうと考え、
予約票に氏名の記載があったので、写真を撮っておいた。


タイ・バーツのレートはまた上がって、THB 1 = 約 \3.47だった。

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