■2020年11月8日:指の関節炎
この歳になると、初恋の人のことを思い出す。
インターネットで初恋話の話題を探すと、女性視点のものが目立つ。
なぜか。読者の多数は男だからだ。
コンピューターの世界はやはり、機械・電気だから、男の方が多い。
だから、男に読ませる記事を書かなければならない。
そんな薄気味の悪い打算は超えて、自分のことを書いてみたいと思う。
私の初恋の女性は、気さくで背が高くて才色兼備の同級生で、
音楽の時間になると、ピアノ弾き担当に選ばれるタイプの女性だった。
運動もできた。
今思うと、多分、親からそういう教育をされていたのだ。
もちろん、まったく悪いことではない。
本人の意思もあるから身に付いたのだ。
そういうのを、いわゆる学級のマドンナ、というらしい。
なんだそりゃ。マドンナとはマリア、つまり聖母のことだ。
意味わかって言っているのか?
人間は、ないものねだりの生き物だ。
自分にはないものを備えたものへの羨望が、恋に発展する。
面白いことに、小学校の教諭は、そういうことをバラしてしまう教師だったので、
私が誰を好きなのかは、みんな知っていた。
当然のことに他の生徒が誰を好きなのかも、公然の秘密だった。
その女の子は、男子を名前で呼ぶ稀有な子だった。
そして、ここがポイントだと思うのだが、
私のようなダメ人間の話し相手もしてくれた。
男でも女でも、優れた人物は他者に分け隔てなく接する。
だから好かれるのだ。
当然モテただろう。
中学の頃、よその顔の悪い女がその子のことを指して、
「〇〇ってたらしだよね」と噂しているのを聞いたことがある。
女同士の世界は醜い。
本人は、全く気にしていない風だった。
その人に、18か19の頃に相武台前駅で会ったことがある。
しかも、彼女の方が先に気が付いて、声を掛けてくれたのだ。
私はコンピューターの専門学校に通って遊んでいて、
彼女は女子大に通っているとのことだった。
この時代、女子大でもコンピューターの授業が始まっていて、
全然分からないと言っていた。
うーむ、才女でも機械が相手ではそうなるか。
それはさておき、
後で聞いた話なのだが、私の妻は工場のマドンナ、と呼ばれていたらしい。
いやいや、全然ちげーし。
それは日本人の妄想だ。
そんなことを言ったら怒られそうなので、今日の話題に入りたい。
それで、指の関節炎だが、2週間が経過しても、それほど良くはなっていなかった。
最初の一週間は、ほぼ症状が変わらず、医者からもらった薬が、
これ効くのか?
と思えるほどだった。
それが、その週の休日あたりから若干楽になりだし、
再診に向かう日には、まあ、薬がなかったらもっと悪くなっていたかもね、
という感じだった。
病院に行った日(9/20)は14:00の予約だったのだが、
病院はどこもお約束の、どう見ても健康そうな人々で溢れていた。
14:20ごろ、呼びもしない通訳がやってきて、
医者は忙しくて急患も入っているので、対応が遅れているという。
私はなら帰るよと言おうと思っていたのだが、
そいつが「他の医師でもいいですか?」と言うので、
もちろん構わない、と答えた。
通された初老の禿げたおっさんの前で、通訳に聞かれた。
「今日はどうされましたか?」
あ?
前回の症状の記録はないのか?
「首が痛いんでしたっけ?」
お前の首にチョップを食らわしてやろうか。
というわけで、役に立たない通訳を飛ばしてざっくり症状の説明をし、
医師に両手の指をこねくり回されて、
どこが痛いの痛くないのされたのち、今回の診断。
「じん帯の炎症です」
はいはい。
「一番痛む右手の人差し指は、お注射をお勧めします」
げ、またかよ。
この瞬間、私は思い出した。
目の前の医者は、初めて腱鞘炎のお注射をかましたヤブだ。
筋肉痛の注射は痛いからいやだよ。
「最近は薬が新しくなっているので、痛くないですよ」
そうじゃねぇよ、お前の注射が痛いんだよ
「先生はそんなに痛むような注射ではないと言っています」
というより、注射するほどの症状とは思えないから、
注射したくなったらまた来るよ。
「あ、はい、それは全然かまいません。
それではお薬を出しておきますから、また痛くなったら来てください」
今回もらった薬、ARCOXIA。 リウマチの薬とは・・・ というより、ふと思ったのだが、市販薬なら薬局で買えば良い。 保険証は限度額があるので、それを超えるようなら、今度からそうしよう。 (ちなみに、街の薬局で買い求めたところ、5錠でTHB 225だった) 本当に、外国に住んでいると、 年に何回も注射・採血を受けなければならないので、うんざりする。 |
予約の時間が変な時間で、ちゃんと昼食を摂っていなかったので、 帰りにABPでおやつにVienna Bread THB 40 (会員カードを持っていると36バーツ) を買って帰る。これを焼いてジャムを付けて食べるとうまいのだ。 |
費用の方だが、THB 2,635で、保険が適用されて、支払いは不要だった。
またしても会社に感謝だ。
なおこの日のタイ・バーツのレートはTHB 1 = 約 \3.365だった。
この日は、ジャスト1時間で戻ってこれた。
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