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作家別(五十音順、未分類有)

アイスラー
イヴァノヴィッチ
ウッド
カウチ
カエサル
クィネル
クランシー
グリーニー
サトクリフ
塩野七生
シルヴァ
ソー
ハンター
ヒギンズ
フォーサイス
フリン
ベントレー
ホルム
マキューエン
マクナブ
マクリーン
ヤング
ラーセン
ライアン
ラドラム
渡辺洋二
リン


新着順 緑字は未分類作家の作品

■2024年10月27日:弔いのダマスカス

■2024年9月22日:未知の剣

■2024年8月13日:トロイア戦争物語

■2024年7月20日:ああ、隼戦闘隊

■2024年3月20日:イラク・コネクション

■2024年2月18日:陸軍戦闘機隊の攻防

■2024年1月20日:暗殺者の回想

■2023年12月23日:ザ・フォックス

■2023年11月23日:闇の航路

■2023年10月21日:ナイト・エージェント

■2023年9月18日:シャドー81

■2023年8月20日:廃墟の東

■2023年7月22日:ターミナル・リスト

■2023年6月18日:報復のカルテット

■2023年5月20日:老いた殺し屋の祈り

■2023年4月22日:最後の国境線

■2023年3月21日:中島飛行機物語

■2023年2月18日:エグゾセを狙え

■2023年1月21日:囚われのスナイパー

■2022年12月24日:シリア・サンクション

■2022年11月20日:燃える川

■2022年10月22日:シンガポール脱出

■2022年9月18日:暗殺者のゲーム

■2022年8月21日:完全なる暗殺者

■2022年7月19日:老いた男

■2022年6月19日:パーキングエリア

■2022年5月20日:ファイアファイト偽装作戦

■2022年4月17日:エンド・オブ・オクトーバー

■22年3月20日:究極兵器コールド・フュージョン

■2022年2月12日:暗殺者の献身

■2022年1月16日:教皇のスパイ

■2021年12月17日:テロ資金根絶作戦

■2021年11月15日:大統領失踪

■2021年10月16日:暗殺者の悔恨

■2021年9月15日:過去からの密使

■2021年8月14日:キル・リスト

■2021年7月15日:悪魔の赤い手 殺し屋を殺せ2

■2021年6月19日:レッド・メタル作戦発動

■2021年5月16日:辺境のオオカミ

■2021年4月20日:銀の枝

■2021年3月18日:謀略空港

■2021年2月20日:狙撃手リーパー

■2021年1月15日:ゴーストリコン ワイルドランズ ダークウォーターズ

■2020年12月15日:緊急工作員

■2020年11月19日:狙撃手のゲーム

■2020年10月21日:ホース・ソルジャー

■2020年9月21日:赤の女

■2020年8月18日:ともしびをかかげて

■2020年7月19日:シバ 謀略の神殿

■2020年6月17日:血泥の戦場

■2020年5月11日:第九軍団のワシ

■2020年4月21日:暗殺者の追跡

■2020年3月15日:デリンジャー

■2020年1月20日:ラス・カナイの要塞

■2019年11月23日:勇者たちの島

■2019年9月16日:謀殺海域

■2019年7月23日:十字軍物語

■2019年6月24日:キル・ショット

■2019年5月19日:アメリカン・アサシン

■2019年4月24日:暗殺者の潜入

■2019年3月17日:英国のスパイ

■2019年2月20日:亡者のゲーム

■2019年1月18日:死線のサハラ

■2018年12月16日:内乱記

■2018年11月20日:ブラック・ウィドウ

■2018年10月21日:相剋のスナイパー

■2018年9月21日:Gマン 宿命の銃弾

■2018年8月20日:神火の戦場

■2018年7月21日:暗殺者の飛躍

■2018年6月10日:神の代理人

■2018年5月15日:暗闇の戦士たち

■2018年4月15日:殺し屋を殺せ

■2018年3月24日:アラスカ戦線

■2018年2月25日:蘇ったスパイ

■2018年1月2日:ラストライト

■2017年12月4日:裏切りの戦場

■2017年11月19日:ターゲット・アメリカ

■2017年10月22日:暗殺者の反撃

■2017年9月18日:ガリア戦記

■2017年8月20日:復讐の血族・報復の鉄路

■2017年7月19日:世界の七不思議

■2017年6月19日:逃亡のSAS特務員

■2017年5月22日:ドラキュラ伯爵

■2017年4月16日:ファイアウォール

■2017年3月19日:「ローマ人の物語」及びスペシャル・ガイドブック

■2017年2月20日:地獄島の要塞

■2017年1月1日:ワルシャワ大空戦

■2016年12月7日:戦場の支配者

■2016年11月15日:ナポレオン一八一二年

■2016年10月17日:スナイパー・エリート

■2016年9月11日:ロードス島攻防記

■2016年8月16日:黄昏の狙撃手

■2016年7月18日:真夜中の復讐者

■2016年6月12日:スターリングラード

■2016年5月11日:反撃のレスキュー・ミッション

■2016年4月9日:夜間戦闘機「月光」

■2016年3月21日:ヴァルハラ最終指令

■2016年2月14日:地獄からのメッセージ

■2016年1月4日:九死に一生ハンター稼業

■2015年12月8日:スナイパーの誇り

■2015年11月8日:千一夜物語

■2015年10月13日:パルムの僧院

■2015年9月9日:極秘偵察

■2015年8月12日:暗殺者の復讐

■2015年7月21日:レッドセル

■2015年6月28日:ローマ亡き後の地中海世界

■2015年6月14日:デッド・ゼロ

■2015年5月30日:虎の潜む嶺

■2015年5月16日:首都防衛三〇二空

■2015年4月23日:大空のサムライ

■2015年3月24日:暗殺者の鎮魂

■2015年3月10日:コブラ

■2015年2月14日:ブラック・リスト

■2015年1月18日:第三の銃弾

■2014年12月15日:ファイナル・ターゲット

■2014年11月18日:暗殺者の正義

■2014年10月23日:脱出連峰

■2014年9月18日:北極の白魔

■2014年8月22日:非情の日

またラドラムの作品を紹介することになるとは思わなかった。先日読み直したところ、なかなか面白かったのだ。なんだかんだ言って好きなのだろう。■2014年6月23日:最後の暗殺者

昨年亡くなったトム・クランシーの最後の作品。久しぶりの新シリーズと思いきや、残念極まりない限りである。■2014年6月7日:テロリストの回廊

新進気鋭作家の紹介第2作目。 最初の内、殺し屋の殺しの手法など稚拙な書き出しとなっており、 私の頭の中での分類は”つまらない”のインデックスであり、たまには読んでも面白くないものの紹介、という趣向も良いのではないかと考えていたのだが、 上巻も半ばまで進む頃には、そのアイディアは捨てざるを得ないと思い始めていた。■2014年5月22日:パーフェクト・ハンター

新進気鋭の作家。だがまだその素性の多くは明らかになっていない。HPもあるようなので、気なる方は一度見てみても良いだろう。■2014年5月3日:暗殺者グレイマン

塩野七海の本はコンスタンティノープルの陥落で知り、本書も興味があるならと図書館で働いていた母が、ハードカバーを借りてきてくれたのを最初に読んだ。そう、それも高校卒業後の行末を決められずプラカプラカしていたときに(笑■2014年4月18日:海の都の物語

またしてもジャック・ヒギンズの別名義の作品。本書は、「悪魔と手を組め」とプロットが非常に似ている。しかしながら舞台年代も、登場人物の動機も、全く異なる。■2014年3月26日:暴虐の大湿原

ジャネット・イヴァノヴィッチの日本語に翻訳されているものの中では、最新作、というか最終刊にあたるのが本作品(「勝手に来やがれ」もあるがそれは番外編)。■2014年3月10日:あたしの手元は10000ボルト

長編小説が十八番と思いきや、意外と短編も面白いのがヒギンズとフォーサイスだ。 私がこの手の小説に入り込んだのは、この両者からだった。 中でもフォーサイスは、短編集の4部作という面白い試みをしている(というか、翻訳時に分割したようだ)。それが、本書を最終巻とするマクレディ・シリーズの4作、 「騙し屋」、「売国奴の持参金」、「戦争の犠牲者」、「カリブの失楽園」だ。■2014年2月26日:カリブの失楽園

スティーブン・ハンターの最新作の主人公はレイ・クルーズで、そのちょっと前の最近の作品ではその父ボブ・リー・スワガーが主人公だが、さらにその父、アール・リー・スワガーを主人公とするシリーズがある。■2014年2月14日:悪徳の都

マタレーズ暗殺集団はロバート・ラドラムのシリーズの内の一つ。ラドラムはシリーズもの化するのが得意で知られており、本書はあまり日本では売れていないようで、私も古本で手に入れた。■2014年1月16日:マタレーズ暗殺集団

歴史を読むのが好きだが、西洋には全く興味がない。そもそも日本は西洋文化にかぶれており、見よう見まねな事物が溢れかえっているからだ。だから、欧米の文化事績なんて、ちっとも面白くない。そんな私が最近ハマっているのが、モンゴルである。■2013年12月14日:チンギス・ハーンの一族

ヒギンズものの紹介が続いているが、大好きな作家なのでご容赦願いたい。■2013年11月11日:悪魔と手を組め

今回紹介する「鷲は飛び立った」は75年刊行の名作「鷲は舞い降りた」の続編である。物語の中では続編だが、両作品の刊行年は15年も離れている(何でも長編50作記念らしい)。本Blogでも、通算50作目の節目に採用した。私も先日久しぶりに再読したのだが、初めて本作を読んだのは16年前のことだった。歳は取りたくないものだ。■2013年10月14日:鷲は飛び立った

本書の他に特殊部隊兵士のかくも過酷な任務を著すものは無いだろう。本書は、出版社が早川書房からソフトバンク文庫に変わって、クリス・ライアンの最新作である。レッドライト・ランナー抹殺任務からしばらく間が空いており心配になっていたところだったので、ほっと一安心である。■2013年9月29日:孤高のSAS戦士

前回に引き続き、今回紹介するブラッド・ソーの「テロリスト<征服者>を撃て」も、紹介済みの傭兵部隊<ライオン>を追えと<亡霊国家ソヴィエト>を倒せの間に入る作品で、同一の主人公、アメリカのシークレット・サーヴィス隊員であるスコット・ハーヴァスを主人公にしたミステリ作品だ。何で順番通り紹介しなかったのか、と言われても情けないことに反論できないが、言い訳はさておき良作であることに変わりないので記事にしたい。■2013年9月13日:テロリスト<征服者>を撃て

本書はステファニー・プラム・シリーズの第4作である。本書には前回「お騒がせなクリスマス」の中で触れていて、その後で紹介するなど間が抜けているが、最近日本の実家からタイまで運んできた蔵書の底が尽き掛けて来ており、イヴァノヴィッチの作品にしても他に持ってきていないので、その点ご容赦願いたい。■2013年8月22日:サリーは謎解き名人

本書もまた充実した古本ラインアップを抱えるAmazonで掘り出してきた、ジャック・ヒギンズの初期の作品。ヒギンズの古い作品はどうしてこうもロマンに溢れているのだろう。■2013年7月27日:鋼の虎

A.J.クィネルのクリーシィ・シリーズとは異なる作品群で、クィネルとしては第4作目となる本書は海洋小説の傑作。80年代とはこういうものだ、と思わせてくれる内容に仕上がっている。■2013年7月10日:血の絆

フォーサイスの小説は大きく2分される。「ジャッカルの日」や、「オデッサ・ファイル」、「戦争の犬たち」等に代表されるアクションもの、そしてそれらよりは諜報色の濃い「第四の核」、「ネゴシエイター」や本書のような謀略もの。新しい部類の作品は時代のニーズかややアクションよりの傾向があるが、”謀略もの”作品群はおとなし目と言えばその通りだ。■2013年6月22日:イコン

クリス・ライアンの作品は処女作「襲撃待機」から始まる4作の「ジョーディ・シャープ」シリーズの他に、本作とその直前の作品「テロ資金根絶作戦」以外にシリーズものを持たない。著者は単発の作品の創作を得意とする。■2013年6月14日:抹殺部隊インクレメント

本書は史実に基づく物語である。今はインスタンブールと呼ばれるトルコ最大の都市は、その昔キリスト教徒の国の都市だった時代、コンスタンティノープルと呼ばれた。”プル”というのは、ギリシャ語で都市を表す”ポリス”という言葉の英語読みである。■2013年5月30日:コンスタンティノープルの陥落

上記作品紹介の年号を見て首を傾げた方もいるかと思うが、本書はロバート・ラドラムの遺作である。■2013年5月17日:メービウスの輪

本書はアメリカの”ワル”共を描いた作品だ。だが本作品に登場する”ワル”共は空豆タローのような”ワル”とは訳が違う。文字通り現代アメリカで問題になっている集団射殺事件の犯人のような連中が、我が物顔で街を闊歩する。何しろバキュンバキュンバキュンバキュンバキュン・・・ときたもんだ。■2013年5月6日:ダーティホワイトボーイズ

ヒギンズの小説としては中期の作品で、その中でも完成度の高い活劇として仕上がっている作品を紹介する。■2013年4月23日:テロリストに薔薇を

本ブログ初の試みで、映像ブログ連動企画を行う。日本でも昨年映画と同時?に発売された、「NAVY SEALS」である。著者は「影の傭兵部隊、出動」のディック・カウチとあって私も注目したこの作品、話の中身はディック・カウチ作とあって出来は良い。■2013年4月10日:ネイビーシールズ

「燃える男」の続編で、クリーシィ・シリーズ第4作目となる本作。第5作目となる「地獄からのメッセージ(新潮文庫)」もあるが、著者が逝去されてしまったため、最終作となってしまった。個人的には本書かひとつ前の「ブルー・リング」がクリーシィ・シリーズ中の傑作と考える。■2013年3月21日:ブラック・ホーン

ステファニー・プラム・シリーズ第9作目にあたる本作は、番外編である。ステファニー・プラム・シリーズといえば、登場人物が多彩なことで知られており、毎回新しいキャラクターが登場し、しかもレギュラー・メンバーとして以後も登場する。よくもまあこんなに増やせるものだと思う。■2013年3月2日:お騒がせなクリスマス

バリー・アイスラーの第4作目、日本では最新作。私はタイの紀伊國屋で420THBで購入した覚えがある(値札が付いている)。雨の牙の続編で、今回は私の住むバンコクを舞台にストーリーは展開する。■2013年2月20日:雨の掟

ブラッド・ソー第3作目の作品で、日本ではこれ以降翻訳されていないので、日本では最新作にあたる。といっても、2005年に刊行されたものなので、いささか古い感は否めない。■2013年2月4日:<亡霊国家ソヴィエト>を倒せ

メキシコに出張中も記事を更新する。もはや時差の感覚が無くなっている。アンディ・マクナブが小説のリリースを始める前に著したのがこの一冊。内容はSASの実態を述べたドキュメンタリーだが、小説調に仕上がっており、大変読みやすい。また同じく著者のイラクからの脱出行を記した「ブラヴォー・ツーゼロ」も評判が高い。■2013年1月25日:SAS戦闘員

「脱出空域」は「脱出山脈」で衝撃デビューを果たしたトマス・W・ヤングの第2作。第1作目は主人公で輸送機の航空士、マイケル・パースン空軍少佐と陸軍のエージェント、ソフィア・ゴールド1等軍曹が撃墜されたC-130ハーキュリーズから、捕虜を連れてアフガニスタンの険しい雪山をタリバンから逃れるストーリーだったが、今度はその二人が輸送機の中で長時間缶詰にされる過程を描く。■2013年1月15日:脱出空域

冬物の小説としてはこれで・・・数えてみると今までに結構紹介してきたことに驚いたが、5作目にあたる。 内容的にはフォーサイスの「イコン」をなぞらえている様な感もあり、ロシアで圧政を敷く大統領を倒して、今作の場合は「サッカー選手」という国民的英雄を起用してクーデターを起こそうというストーリーは時折あるし、それを実行するのが傭兵部隊でなくてはならない理由はよく分からないが、 (TV局が側面から脇を支えるのも)本書はそれなりに面白かった。■2012年12月23日:傭兵チーム、極寒の地へ

またかなり古い小説を紹介する。 著者ダグラス・ボイドは日本ではあまり知られていない作家である。 当時の訳者あとがきに「イギリスの冒険小説界にまた新星が現れた」とあるくらいなので、 新進気鋭の作家なのだろう。しかしながらかなり面白かったので、私にしても複数回読んだし、 内容もよく覚えている。■2012年12月15日:外人部隊

フレデリック・フォーサイス、の最新作ではないが準最新作はコレ。「神の拳」のマイク・マーチン少佐(本作では大佐)が主人公で、またぞろ大活躍してくれるので期待して読んでいくと、最後は残念な結果に・・・■2012年12月7日:アフガンの男

単発物系としては第3弾になるが、アメリカでは国民的作家とされているルイス・ラムーアの作品は、日本では訳本はあまり出版されていない。アメリカの小説は良くも悪くも評価が分かれるところだが、冒険小説としての本書の良さの一部だけでも、本レビューでお伝えできれば幸いである。■2012年11月19日:シベリアの孤狼

ディック・カウチの作品は日本では本作しか翻訳されていない・・・と思いきや、最近翻訳された共著が映画化されているらしい。そのことからも分かる通り、元SEAL出身の著者の腕は確かで、本書もなかなかリアルな戦争スリラーに仕上がっている。■2012年11月4日:影の傭兵部隊、出動

今回からはちょっと趣向を変えて単発物を数冊続けて紹介したい。本作「黒の襲撃者」の著者クレイ・ハーヴェイの作品は扶桑社より既に3冊刊行済みだが、それ以上はあるのかないのか?、翻訳されていない。■2012年10月20日:黒の襲撃者

ヒギンズの小説は私の蔵書(というほどのものではないが)の中で一番数が多いと思うのだが、その割にはあまり紹介していない。まあ勿体ぶっている部分もある反面、UPしている量ものらくらしているので、こんなペースなのだろう。■2012年10月5日:サンダーポイントの雷鳴

クリス・ライアンの処女作を紹介する。彼の作品は以前にも紹介したように自身の軍歴に基づいた緻密な軍事スリラーだが、ここで敢えて第一作を紹介したい。■2012年9月20日:襲撃待機

「荒鷲の要塞」は「ナヴァロンの要塞」と「ナヴァロンの嵐」で売ったマクリーンが放つ、本格諜報小説。一見硬派な戦争アクションと思われがちだが、実はコチコチのスパイもの。小説にしても映画にしても見ているうちにアクションというより駆け引きが主体になってくるので、ちょっと戸惑うだろう。■2012年9月8日:荒鷲の要塞

トム・クランシーは長編というかシリーズ物を得意とする。その中でも、一番面白いのが本シリーズだろう。何しろ、主人公ロジャー・ゴーディアンはあるアメリカ企業の社長であって、 CIAの長官でも合衆国大統領でもなく、何処かの特殊部隊の戦士とか、そういう無難な設定でもない、絶妙な設定なのだ。同じくサラリー・マンとして企業戦士である我々も共感を覚える。■2012年8月27日:千年紀の墓標

今回は新進気鋭の作家を紹介しよう。マット・リンの本は既に同一の出版社から2作翻訳されており、本書は3作目である。著者は最新の世界情勢に基づいたミステリ小説を著すことを得意とする。■2012年8月17日:無法海域掃討作戦

東西冷戦のさなか、ローマ法王の暗殺を計画している旧ソビエトのアンドロポフ書記長を、これまた亡命したポーランドの元スパイが毒殺を目論む。この男、ヴァチカンが送り出した男だった。本書はA.J.クィネルのクリーシィ・シリーズとはまた違った魅力を楽しめる傑作。■2012年8月7日:ヴァチカンからの暗殺者

代作シリーズ第2弾は、サム・ルウェリンのナヴァロンの風雲である。あの巨匠マクリーンの「ナヴァロン」シリーズが復活する。■2012年7月22日:ナヴァロンの風雲

「ジェイスン・ボーン」シリーズを巨匠亡き後、続編をリリースしている作家がいる。エリック・ヴァン・ラストベーダーである。■2012年7月14日:ボーン・レガシー

・米国で著名人が狙撃・射殺される事件が3件相次ぐ・上記の一連の事件はベトナム戦争時の海兵隊トップ・スナイパー、カール・ヒッチコック (実在の狙撃手、カルロス・ハスコックがモデルで、ボブのモデルともなった)の犯行と目される・カール・ヒッチコックが自宅で自殺と推定される状況で発見される 以上の状況により、FBI特捜班主任ニック・メンフィスは「極大射程」で親友となった、海兵隊元スナイパー、ボブ・リー・スワガーに協力を求める。■2012年7月5日:蘇るスナイパー

1990年、イラク占領下のクウェートに、英陸軍特殊部隊SAS (Special Air Service)の少佐が潜入する。目的は、特殊な兵器−−大量破壊兵器かどうかは定かではないーーの捜索。そして少佐は一旦帰還したのち、「砂漠の〜」作戦の只中に、今度はイラクそのものに潜入する。その任務は、先の兵器の破壊である。■2012年6月21日:神の拳

迫真のストーリー。そんな形容がまさにピッタリの作品。ジャック・ヒギンズの初期の作品で、この頃のヒギンズは多くの名義を持っており、本作の場合は「ジェームズ・グラハム」。■2012年6月6日:サンタマリア特命隊

「ナヴァロンの要塞」で大活躍したマロリー、アンドレア、ミラーの3人が再び奮闘する。■2012年5月18日:ナヴァロンの嵐

本ブログでは一通り私のお気に入りの作家陣を紹介し終え、後は単品のみや新進気鋭の作家の作品を適宜交えつつ、大御所の作品の2番手を順に紹介しようと考えていた。 ところが、一人忘れていた。この一作は先に紹介せずにはいられない。■2012年5月2日:極北のハンター

旅行番組等のエンターテインメント分野で活躍する、一風変わったブラッド・ソーという人物がこの作品の著者。本作品と同一の人物を主人公に据えた作品が、既にハヤカワ文庫から3作刊行されている。後編の2作は少々間延びした感があるが、処女作である本作は間違いなく傑作だ。■2012年4月22日:傭兵部隊<ライオン>を追え

うう・・・これ読んだのって、今の会社に入社したばっかりのときだヨ!日付を記しておくと、そんなことが分かるんだな。 ステファニー・プラム・シリーズの作品は中盤(未だ完結はしていないが)位が一番面白いのだが、まあ入門編として第一話を紹介しておこう。■2012年4月10日:私が愛したリボルバー

アンディ・マクナブが「ブラボー・ツー・ゼロ」の題材となった時点のマクナブの隊員の内の一人であり、ただ一人捕虜とならず逃れることに成功したクリス・ライアン。その彼も後に小説家となり、邦訳済みの最新作となるのが本作だ。■2012年3月28日:レッドライト・ランナー抹殺任務

アンディ・マクナブは元英陸軍特殊部隊SAS (Special Air Service)所属の兵士であり、退役後に戦闘記録である「ブラヴォー・ツー・ゼロ」、「SAS戦闘員」等を執筆後、著した小説の日本語訳されたものの内、最新刊に当たるのが本書だ。■2012年3月12日:解放の日

フリーの殺し屋である日米混血の主人公”ジョン・レイン”が東京を舞台に活躍するこのシリーズ、著者はCIAのエージェントとして東京に数年間在住し、日本語もペラペラらしい。さらに、柔道は黒帯の腕前とのこと。もっとも、CIA〜の部分は驚くには当たらない。今どきは諜報機関も一丁前にwebサイトを持っているし、何処に居てもおかしくはない。■2012年3月3日:雨の牙

レインボー・シックスは「レッド・オクトーバーを追え」で有名なトム・クランシーの作品。何しろデビュー作が映画化された位なのだから、筆力のほどが知れる。同氏の作品で言えば「1千年紀の墓標」から始まる”Power Play”シリーズの方が面白いと思うのだが、知名度ではこちらの方が上だろう。■2012年2月24日:レインボー・シックス

ロバート・ラドラムは作品の映画化を見届けることが出来ずに世を去ってしまった。死後に発表された作品もある。 個人的には、その作品には面白いものとつまらないものと両方あるように感じているのだが、最初に触れたのはそのつまらない方で(たしか「シグマ最終指令」だったと思う)、その後しばらく忘れていたのだが、再帰したのが「暗殺者」。古本屋をブラついていて見つけたのだ。■2012年2月12日:暗殺者

スティーブン・ハンターはその著作が全て時系列的に繋がっているということで名を馳せている作家だ。しかも凄いところは、順番に発行されているわけではないところである。私も初めて読んだのは「狩りのとき」で、最初何だか良く分からなかったのだが、アール・リー・スワガー・シリーズや「ブラック・ライト」、そして本書を読むにつれて、次第に内容が分かってきた。「ダーティホワイトボーイズ」や「クルドの暗殺者」までストーリーが繋がっているのには驚かされる。だが最も秀逸なのは本書である。■2012年2月2日:極大射程

ジャック・ヒギンズは私の大好きな作家である。最初は友人に映画を「あれ面白いよ」と薦められて映画とともに原作も読んだような覚えがある。というかナヴァロンの要塞もそのパターンだったのだが、今頃彼は元気だろうか(オイオイ、ごめんねK君)。ところで本書には「完全版」もあるが後付けであり、何が違うのか今となっては私も覚えていない。■2012年1月18日:鷲は舞い降りた

言わずと知れたフォーサイスの名作が小説ブログ第3弾に登場。映画では第2弾で紹介した「燃える男」にも出演する、クリストファー・ウォーケンの若き日の姿が見られる。■2012年1月9日:戦争の犬たち

小説ブログ第二弾は、デンゼル・ワシントン主演の映画が沸かせた、「燃える男」である。本ブログは小説を紹介するものであり映画や俳優の寸評をだらだら書くつもりはないので先に断わっておく(第一話のアンソニー・クインは特別である)。■2011年12月27日:燃える男

小説ブログ記念すべき第一弾は、管理人が勝手にH/Nにしている、アンソニー・クイン主演の映画がスーパー・ブレイクしたこの一作。英国の巨匠・アリステア・マクリーンの作品である。■2011年12月21日:ナヴァロンの要塞

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